新製品情報ベルスポーツ「ルキナ」 産業用電源装置メーカーがつくる子乗せ電動アシスト自転車

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Bellsports「Lucina」Bellsports「Lucina」

 小径タイヤを用いたスポーティな外観と、子どもを乗せる際の安全性を両立した電動アシスト自転車「Lucina」(ルキナ)が、3月初旬に登場する。開発したのは、さいたま市の産業用電源装置メーカー、ベルニクス。ルキナは、同社が新事業として手がける自転車ブランド「Bellsports」(ベルスポーツ)の第1号だ。

 昨年12月に開催された、元気で活力ある企業を“発掘”する「イノベーションズアイ・アワード2012」(フジサンケイビジネスアイなど主催)に、同社はルキナでエントリー。280社の中から見事、「審査員特別賞」に輝いた。評価されたのは、高い技術力を生かしたモノづくりと、異分野に積極的に挑戦した企業姿勢だ。

 革新的な機能は、LED方向指示器やブレーキランプ。より安全な走行を実現する、電源装置メーカーならではの工夫だ。バッテリーには、走行中に下り坂などでペダルを回さない時に充電される「回生システム」が採用されている。

 前輪16インチ、後輪20インチとサイズ違いのシルエットが新鮮な印象を与えるホイールには、パンクしない特殊タイヤを搭載。一般的な自転車に比べて重量が重い電動アシスト自転車でのパンクの懸念を払しょくした。

 オプションとして、チャイルドシートを設置するリアキャリアに取り付け可能な「セーフティバー」を用意。万が一の転倒時に、後部の子供を衝撃から守る役割を果たす。

2013年夏頃に販売予定の自転車を持つ鈴木正太郎ベルニクス社長2013年夏頃に販売予定の自転車を持つ鈴木正太郎ベルニクス社長
転倒時の衝撃を受ける「セーフティバー」イメージ転倒時の衝撃を受ける「セーフティバー」イメージ

 「ママチャリらしくないママチャリを作りたかった」と話すのは、プロジェクトリーダーの舘野竜太さん(36)。ロードバイクを愛好しているものの、自転車づくりは初めてという。「企画から販路開拓まで、試行錯誤の連続」としながらも、エレクトロニクスと自転車を融合させた事業の展開に期待を寄せる。

 ルキナに続くベルスポーツのラインナップはカーボン製の小径車(2013年夏頃に発売予定)。一見、エレクトロニクスと関係がなさそうにも思えるが、同社はさいたま市と連携して「コミュニティサイクル」事業を計画しており、自転車事業のノウハウを役立てたい考えだ。コミュニティサイクルについて舘野さんは「非接触充電や無線通信技術などを生かし、管理側・借りる側のどちらにとっても簡単なシステム構築をめざす」と話している。

ベルニクスの本業は産業用電源装置を製造・販売。超小型電源「BSV-nano」シリーズの基盤は1円玉より小さいベルニクスの本業は産業用電源装置を製造・販売。超小型電源「BSV-nano」シリーズの基盤は1円玉より小さい
製品の構想を練り実験が繰り返されるベルニクス「テクニカルセンター」=さいたま市南区製品の構想を練り実験が繰り返されるベルニクス「テクニカルセンター」=さいたま市南区

Bellsports Lucina(ベルスポーツ ルキナ)
バッテリー: リチウムイオン電池
走行距離: パワーモード約42km、エコモード約55km
車体重量: 約23kg
価格: オープン価格
※LED方向指示器、セーフティバーは別売り
※3月初旬、発売予定。ウェブサイトにて予約受付中

「Bellsports」ウェブサイト

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