バイクインプレッション2018イタリアでハンドメイドされる質実剛健な走り コンドル「レジェーロ」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 イギリスとイタリアの両方のパッションを持つCondor(コンドル)。今回は同ブランドのエアロロードバイク「LEGGERO」(レジェーロ)のレビューをお届けする。職人の手によって製作された質実剛健な走りが光るレースバイクを試した。

コンドルのエアロロードバイク「レジェーロ」 Photo: Masami SATOU

 1948年からバイクブランドとして設立されたコンドル。ロンドン発のブランドとして、イギリスのプロチームなどに積極的なサポートを続けてきた。2018年に日本最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」に出場していたUCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチームのJLT・コンドルもフレームを採用し、日本のファンの前を走る機会もあった。

フレームはイタリアでハンドメイドされる Photo: Masami SATOU
空気抵抗を意識した偏平形状のシートステー Photo: Masami SATOU
一見するとモノコック形状だが、パイプが内部で接続されるラグ構造となる Photo: Masami SATOU

 イタリアのサイクリングシーンを愛するイギリス人創業者によって手掛けられたラインナップは、車体に冠したイタリア語のネーミングだけでなく、職人気質な作り込みが特徴。カーボンフレーム製作は全てイタリア国内の工房でハンドメイドという現代では稀有なこだわりぶりだ。レジェーロは一見するとカーボンモノコックフレームだが、各チューブがラグの構造で接続。その上からカーボン素材が重ねられてた形作られた。

乗って軽い玄人好みな性格

 武骨で、しっかりとしたチューブを用いたフレームは軽くはない。55cmサイズで1250gは現代のカーボンフレームと比較すると重量級ともいえるだろう。だが、レジェーロ(軽い)を意味する真骨頂は、密度がぎゅっと詰まったフレーム設計にある。他のイタリアンブランドと同様に、直進、コーナーを問わない安定した走りを強調した造りと、生み出されたパワーをロスなく伝えるトラクションが合わさり、高速走行中でも思い通りの動きができる。この動作が軽い。

密度と精度が高く、走って軽い乗り味が特徴 Photo: Masami SATOU

 質実剛健な造りで、ガチガチではないながらも高い剛性を持つレジェーロ。レースシーンで使用する場合、ある程度のパワーをかけられるライダーのほうが相性がよく、推進力を感じられるだろう。しかし、職人が手がけた業を体感したい大人なサイクリストもきっと満足できるはず。サイズ展開が豊富なので、多くの慎重にもフィットするだろう。玄人好みする、懐が広い1台だ。

コンドル「レジェーロ」
税抜価格:465,000円(フレームセット)
重量:1250g(55cmフレーム)、300g(フロントフォーク)
サイズ:46、49、52、55、58、61cm

松尾修作松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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30~50万円 バイクインプレッション フレームセット

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