女子ジュニア川口うららは23位世界選手権男子ジュニアロードはイヴェネプールが圧勝 小野寺慶が51位完走

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 オーストラリア・インスブルックで9月27日、UCI(国際自転車競技連盟)ロードレース世界選手権の男子ジュニア個人ロードレースが開催されレムコ・イヴェネプール(ベルギー)が独走で勝利を飾り、個人タイムトライアル(TT)に次いで世界チャンピオンとなった。日本勢は小野寺慶がトップから17分28秒遅れで51位完走。女子ジュニアロードは川口うららが23位に入った。

個人TTに次いで圧勝したレムコ・イヴェネプール(ベルギー) Photo : Yuzuru SUNADA

 レースでもっとも注目されたのは優勝候補筆頭のイヴェネプールの走りだった。折り返しに差し掛かった上り口で集団落車が発生。イヴェネプールも巻き込まれ、先頭から2分近い差をつけられるも、強力なペーシングで上りとテクニカルな下り区間で差を詰める。ベルギーチームの働きもあり、先頭まで追いついたイヴェネプールは自ら展開を厳しいものとするアタックを仕掛け、ライバルを翻弄した。

積極的に先頭に出るレムコ・イヴェネプール Photo : Yuzuru SUNADA

 残り40kmを切った上りでイヴェネプールのアタックに対応できたのはマリウス・マイアホーファー(ドイツ)とカレル・ヴァツェク(チェコ)のみ。しかし反応した2人も前に出ることはできず、イヴェネプールがペースを作り、男子ジュニア個人TTで見せつけた独走力を遺憾なく発揮した。下り区間でヴァツェクが筋肉の痙攣により脱落。粘ったマイアホーファーだったが、上りでイヴェネプールに追従できず遅れを喫した。

来季はクイックステップへ

 ラスト20kmを切り、下りに差し掛かると競技歴2年未満とは思えないスピードと安定感でクリア。後続に1分以上の差をつけたイヴェネプールはフィニッシュ手前から勝利を確信し、喜びを噛み締めながら観客の前を走り抜けた。最後はフィニッシュラインでバイクを持ち上げる“ジルベールスタイル”でレースを締めくくった。

銀メダルを死守したマリウス・マイアホーファー(ドイツ) Photo : Yuzuru SUNADA
3位争いのマッチスプリントはアレッサンドロ・ファンチェッル(イタリア)に軍配が上がった Photo : Yuzuru SUNADA
51位で完走した小野寺慶 Photo : Yuzuru SUNADA

 2位にはマイアホーファーがポジションを守りきってフィニッシュ。熾烈を極めた3位争いはマッチスプリントとなり、アレッサンドロ・ファンチェッル(イタリア)が僅差で先行、アレキサンドレ・バルマー(スイス)は表彰台を逃した。

 イヴェネプールは来季、クイックステップ・フロアーズと契約したホープ。浅い競技歴ながら、卓越したテクニックと圧倒的なフィジカルでロード、個人TTを制した。ゴール後の会見でイヴェネプールは将来の目標を問われ「長い道のりにはなるが、3大グランツールで勝ちたい」と意気込んだ。

表彰台の3人。左から2位のマリウス・マイアホーファー(ドイツ)、優勝したレムコ・イヴェネプール(ベルギー)、3位に入ったアレッサンドロ・ファンチェッル(イタリア) Photo : Yuzuru SUNADA

 日本からは日野泰静、馬越裕之、福田圭晃、香山飛龍、小野寺の5人が臨んだが、落車が多発する展開が続き、完走を果たしたのは小野寺のみだった。

 同日開催された女子ジュニアロードレースでは川口が快走。終盤まで先頭集団に残り、23位でフィニッシュしている。同カテゴリーに出場した中冨尚子はトップから15分46秒遅れの87位で完走を果たした。

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UCIロード世界選手権2018 ジュニア・U23 ロードレース 女子ロードレース

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