体験クルーズを先着で募集瀬戸内サイクルシップの名称は「サイクルシップ・ラズリ」に チャーター予約の受付も開始
自転車をそのまま積み込め、瀬戸内海を航行するサイクルシップの名称が「サイクルシップ・ラズリ」に決定した。この船は10月28日の「サイクリングしまなみ2018」でデビュー予定となっており、その前日の体験クルーズも募集が開始された。また、10月29日以降の貸切予約も受付が始まっている。
ペルシャ語で青を意味するLazuki(ラズリ)。“サイクリストの聖地”と称されるしまなみ海道の海や島を結ぶサイクリングロード(ブルーライン)をイメージし、この名となった。船は輪行袋に自転車を収納することなく載せられるのが特徴で、75人の定員に加えて約50台の自転車を積載することができる。
船内にはサイクリストに向けた施設が充実。サイクルスタンドは保護シートが付き、自転車整備工具も貸し出され、しまなみ海道に設置された休憩スポット「サイクルオアシス」も旅客船で初めて認証された。全ての窓側客室にモバイルコンセントが2口ずつ設けられれ、船内は無料のWi-Fiが設置。スマートフォンの充電や、旅行先の情報収集、SNS投稿もスムーズに行うことができる。
瀬戸内海で貸切航海を
しまなみ海道の広島側の玄関口である尾道と、生口島の瀬戸田間を定期航路として11月以降に運行する予定となっているが、併せてチャーター(貸切)の予約も受け付けている。航行は岡山県から山口県まで、四国を挟んだ瀬戸内海の広い範囲で可能。申し込みは運航会社の瀬戸内クルージングから行う。
デビューに先立ち、体験クルーズが10月27日に開催される。ツアーは「日本遺産 尾道水道体験クルーズ」と「せとうちサンセット体験クルーズ」の2種。いずれも乗下船場所は尾道駅桟橋となる。価格は税込2000円で、販売期間は9月28日10時から、10月26日の午後5時まで。せとうちDMO運営サイト「せとうちエクスペリエンス」で販売される。定員はそれぞれ30人で、申し込みは先着順となる。