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きょうの自転車イタリア語・TAPPA 3COME SI CHIAMA? ―お名前は?

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TAPPA 3

イタリア・大聖堂のある風景イタリア・大聖堂のある風景

 テーマは「質問」。イタリア人は質問が大好き。相手が話の途中でも、おかまいなしです。

 というのも、イタリア人にとっては質問が礼儀の一つなのです。質問をすることで、相手への関心を示しています。もしイタリア人と一緒にいる時に質問されなかったら、無視されていると思っていてください。

 質問されたら答え、それから質問を投げかけてくださいね。そうでないと、イタリア人が無視されていると勘違いします。

 そう考えると、イタリアでぶりっ子や草食男子ではいられません。イタリアでは、作戦を変更しましょう。ちゃんとコミュニケーションをとらないと、イケメンや美人が逃げていってしまいます(笑)。


使い方

名前を知りたい時
Scusi, Lei come si chiama? すみません、お名前は?
国籍を知りたい時
Scusi, Lei di che nazionalità è? すみません、国籍は?
出身を知りたい時
Scusi, Lei di dov’è? すみません、どこの出身ですか
仕事を知りたい時
Scusi, Lei che lavoro fa? すみません、お仕事は?


文法ポイント

 質問を作る時は、主語の後に必ず疑問詞を使います。

■疑問詞
どの Come
何 Cosa/che
どこ Dove
なぜ Perché
どこの di dove

 また、主語Leiとtuの違いを覚えておいてください。相手に敬意を示す際にはLei(あなたさま)、フレンドリーな雰囲気ではtu(君)を使います。

 Leiはかなりフォーマルな呼び方で、明らかに敬語が必要な時にしか使いません。Tuは、友達どうしやフレンドリーな雰囲気を壊したくない時に使います。ロードレーサーやそのチームの監督といった場合、みんなtuを使います。ファンの方はまずLeiを使ってみましょう。少し距離が縮まったら、tuを使って話しかけたいですね。

 疑問詞を配置したら、主語に合わせて動詞を変化させます。「使い方」の質問を例にすると、次のようになります。

LEIとTUの質問の違い ※発音はTUのみ。LEIは前出「使い方」を参照
LEI TU  
Lei, come si chiama? Tu, come ti chiami?
Lei, di che nazionalità è? Tu, di che nazionalità sei?
Lei, di dov’è? Tu, di dove sei?
Lei, che lavoro fa? Tu, che lavoro fai?

動詞変化

■Chiamarsi(~と呼ぶ)【規則動詞】
Io mi chiamo
Tu ti chiami
Lui/lei si chiama

■Fare(する)【不規則動詞】
Io faccio
Tu fai
Lui/lei fa


困った時の質問 ―Come, scusi?

 相手の言っていることが分からない場合、「Come, scusi?」を使いましょう。相手が、言ったことをもう一度繰り返します。

 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」。質問を積極的にすることで、素敵なイタリア人生が送れますよ!

つれづれイタリア~ノ!

「自転車のイタリア語」
 
 ティレーノ・アドリアティコ、ミラノ・サンレモ、ジロ・デ・イタリアなど、日本国内でもイタリアで行なわれるレースを観ることができます。解説はもちろん日本語ですが、時々耳を澄ましてください。国際放送からレースの生の音が聞こえてきます。そこには、サポートカーの監督たちや選手たちの声も。
 
 イタリア人でない多くの選手たちも、イタリア語を話しています。オメガファルマ・クイックステップ サイクリングチーム (ベルギー)のトム・ボーネンも監督とイタリア語で話しています。
 
 2012年のレース中、テレビからこんなやり取りが聞こえてきました。場面は上り坂の途中、体重82kgのスプリンターからしますと地獄そのものですが…
 
監督 「Via, Tom! Vai!」 トム!行け!トム!
ボーネン 「Non ho più gambe!」 足が残ってないの!
 
立派なイタリア語で密かに嬉しかったのを覚えています。
Bravo Tom!

レース中に話し合うベルギーのトム・ボーネン(左)とフィリップ・ジルベールレース中に話し合うベルギーのトム・ボーネン(左)とフィリップ・ジルベール

マルコ・ファヴァロMarco FAVARO(マルコ・ファヴァロ)
イタリア語講師。イタリア外務省のサポートの下、イタリアの言語や文化を世界に普及するダンテ・アリギエーリ協会で、自転車にまつわるイタリア語講座「In Bici」(インビーチ)を担当する。サイクルジャージブランド「カペルミュール」のモデルや、Jスポーツへ「ジロ・デ・イタリア」の情報提供なども行なう。東京都在住。ブログ「チクリスタ・イン・ジャッポーネ

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