日本代表を続々輩出リオ五輪に照準「千葉からメダリストを」 トライアスロンコーチ・山根英紀さん

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稲毛インターナショナルトライアスロンクラブのヘッドコーチ、山根英紀さん=千葉市稲毛区の同クラブ(鈴木美帆撮影)稲毛インターナショナルトライアスロンクラブのヘッドコーチ、山根英紀さん=千葉市稲毛区の同クラブ(鈴木美帆撮影)

 トライアスロンのメダリストを千葉で育てようという人がいる。稲毛インターナショナルトライアスロンクラブ(千葉市稲毛区)のヘッドコーチ、山根英紀さん(44)だ。昨年のロンドン五輪では、日本代表のコーチを務め同クラブからは2選手が出場した。メダルには届かなかったが、2016年のブラジル・リオデジャネイロ五輪に向けた挑戦が始まっている。(産経新聞千葉総局 鈴木美帆)

 トライアスロンは、水泳1.5キロ、自転車40キロ、長距離走10キロで戦う。苛酷な競技というイメージが先行するが、健康に良い有酸素運動の組み合わせでもある。「誰でもできる生涯スポーツ。もっと気軽にチャレンジしてほしい」と山根さんは言う。その言葉通り、同クラブでは約120人の会員がトレーニングしている。最高齢は80歳という。

 一方で、同クラブから上田藍選手(29)と細田雄一選手(28)がロンドン五輪に日本代表として出場。上田選手は39位、細田選手は43位だったが、「将来、日本からメダリストが出る可能性は高い」とみている。

 レースは、各選手の得意分野、天候などで展開が大きく変わる。駆け引きがあり、戦略も不可欠。こうしたことが、日本人向きだという。平成元年から4年間、国際トライアスロン連合(ITU)世界選手権日本代表として国際舞台で戦った経験からの実感だ。

選手のフォームをチェックする山根英紀さん=千葉市稲毛区の稲毛インターナショナルトライアスロンクラブ(鈴木美帆撮影)選手のフォームをチェックする山根英紀さん=千葉市稲毛区の稲毛インターナショナルトライアスロンクラブ(鈴木美帆撮影)

 今はコーチとして「メダリストになるという選手たちの思いを、達成に向け後押ししていくのが楽しい」が、取り組む課題はそれだけではない。将来を担うジュニア層の拡大と育成にも力を入れる。

 国際大会では、20代半ばで他競技から転向してきた選手が活躍することが多いが、重要なのは「走れるスイマー」であること。そのため、競泳をする生徒・児童を見て「走る能力が高そうな子をスカウトしている」。

 山根さん自身、少年時代から野球と水泳に打ち込んできた。投手として鍛えた足腰には自信があり、大学で入部した自転車部の先輩でトライアスロンの第一人者である中山俊行さんの背中を追いかけ、競技を始めた。部活としてトライアスロンを取り入れている学校は少ないこともあり、山根さんは「選手が育ってくれれば」と、環境整備に力を注ぐつもりだ。

 同クラブからは上田、細田両選手を含む日本代表が輩出しており、千葉で競技の知名度は確実に上昇。選手層も厚くなってきた。「リオデジャネイロ五輪では、選手らにメダルを取ってほしい」と力を込める。

 〈やまね・ひでき〉 明治大学在籍中にトライアスロンを始め、ITU世界選手権日本代表を経て平成6年、稲毛インターナショナルトライアスロンクラブ開設。シドニー五輪から4大会連続で代表選手が同クラブから出場した。NPO法人京葉インターナショナルスポーツ倶楽部理事長も務める。

MSN産経ニュースより)

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