獲得標高4500mの難コースで会心のスプリント【動画付き】マシューズがGPモントリオールで優勝 ケベック・ワールドツアー2連戦を連勝

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 カナダ・ケベック州のモントリオールで9月9日、UCIワールドツアーのワンデーレース「グランプリ・シクリスト・ド・モントリオール」が開催され、マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ)が集団のゴールスプリントを制して優勝した。

上りスプリントでマシューズ(中央)がコルブレッリ(右)に競り勝って優勝 © YSP

 2日前の「グランプリ・シクリスト・ド・ケベック」に続く、ケベック州でのワールドツアー2連戦の2戦目。モントリオール大学周辺に設定された12.2kmの周回コースを16周する195.2kmのレースは、総獲得標高が4528mにも達するハードなもの。コース前半に平均勾配8%の上りが1.8km、中盤には最大11%勾配の上り、さらにゴール前も500m余りの4%上り勾配となっている。

 レースは序盤の攻防から、ユーゴ・ウル(アスタナ プロチーム)らカナダ人選手4人を含む、5人の逃げグループが形成された。メイン集団は逃げから最大で5分以上の差を付けられたが、BMCレーシングチーム、チーム サンウェブ、ロット・スーダルらがペースをコントロールし、残り3周にはタイム差は2分まで縮まっていた。

ウルを先頭に走る逃げグループ © YSP
モントリオール大学周辺のアップダウンコース © YSP

 メイン集団では上りで2015年大会の覇者、ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)がアタック。活性化した集団から次々と選手が飛び出し、マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・メリダ)とヤン・ポランツェ(スロベニア、UAEチーム・エミレーツ)が先頭の逃げグループに合流した。

レース後半に積極的な走りを見せた、スロベニアチャンピオンのモホリッチ © YSP

 しかし活性化したメイン集団は、残り2周で逃げを吸収。その後はモホリッチ、ウェレンスらルーラーがたびたび攻撃を見せて逃げを作るが、いずれも逃げ切りはかなわなかった。ゴールスプリントを見据えた最終盤に集団先頭に出たのは、ソニー・コルブレッリ(イタリア)を擁するバーレーン・メリダ。残り500m直前の180度ターンでは、コルブレッリは集団2番手と絶好の位置に付けた。

 最後のゴールへの緩やかな上り、残り200mからスプリントが始まると、コルブレッリが先頭へ。しかし5番手から加速したマシューズが先頭のコルブレッリの背後に付けると、そこから再度加速してゴールライン直前にコルブレッリを抜き去った。会心のスプリントを見せたマシューズは、2日前のGPケベックに続き、ケベック2連戦を連勝。2014年のサイモン・ゲランス以来の快挙となった。

上位3人。(左から)2位のコルブレッリ、優勝のマシューズ、3位のヴァンアーヴェルマート © YSP

グランプリ・シクリスト・ド・モントリオール結果
1 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) 5時間19分27秒
2 ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ) +0秒
3 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)
4 オリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール ラモンディアール)
5 ティモ・ローセン(オランダ、ロットNL・ユンボ)
6 ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチーム・エミレーツ)
7 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチーム・エミレーツ)
8 ミケル・ヴァルグレン(デンマーク、アスタナ プロチーム)
9 パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
10 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チーム ディメンションデータ)

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