市街地のアップダウンコースでの戦い【動画付き】マシューズがGPケベックで優勝 上りスプリントを制し今季ワールドツアー3勝目

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 カナダのフランス語圏・ケベック州で9月7日、UCI(国際自転車競技連合)ワールドツアーのワンデーレース「グランプリ・シクリスト・ド・ケベック」が開催され、マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ)が上りのゴールスプリントを制して優勝した。マシューズは今季ワールドツアー3勝目。

マイケル・マシューズが上りでのスプリントを制して優勝 Photo: YSP

 今年で9回目の開催となる同大会は、ケベック・シティ中心部に設けられた12.6kmの周回コースを16周する、201.6kmで争われた。周回コースの前半は緩やかなアップダウンと平坦だが、後半には数百mと短いながらも勾配10%程度の坂が断続的に現れ、ゴールラインまでの1kmは4%の上り勾配となる。過去2年はペテル・サガン(スロバキア)が制しており、ルーラーや“上れるスプリンター”向けのコースだ。

ニック・ドゥーガル(南アフリカ、ディメンションデータ)ら5人の逃げ Photo: YSP

 レースはスタート直後に、地元カナダ人選手を3人含む5人の逃げが形成。メイン集団はこの逃げを容認し、最初の1周で6分以上のタイム差を与えた。2連覇中のサガンが今年は不参加のため、昨年2位のグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)擁するBMCレーシングチームがメイン集団をコントロール。タイム差はレース後半に入ると徐々に縮まっていった。

メイン集団はBMCレーシングチームがコントロール Photo: YSP

 残り3周で、逃げと集団の差はついに1分以内に。上り区間で先頭が分かれる一方で、メイン集団ではピーター・ケニャック(イギリス、ボーラ・ハンスグローエ)が単騎追走に出た。残り2周でケニャックは先頭の2人に追い付き、さらにこれを突き放して、単独先頭で残り1周へと突入した。

ケベック・シティ中心部の美しい町並みを集団が駆け抜ける Photo: YSP

 ケニャックは最終回後半の上りに入っても粘り続けたが、ラスト500mを切ったところでついにメイン集団へと飲み込まれた。同時に始まったゴールスプリントでは、マシューズにヴァンアーヴェルマートが競り合うが、終始周りを見ながらタイミングを合わせたマシューズが圧倒。ゴールラインを前に勝利を確信して、ガッツポーズでフィニッシュした。

 カナダでは2日後の9月9日、もう一つのUCIワールドツアー「グランプリ・シクリスト・ド・モントリオール」が開催される。

上位3人。(左から)3位のヴァンアーヴェルマート、優勝のマシューズ、3位のストゥイヴェン Photo: YSP

グランプリ・シクリスト・ド・ケベック結果
1 マイケル・マシューズ(オーストラリア、チーム サンウェブ) 5時間4分17秒
2 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム) +0秒
3 ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)
4 ティモ・ローセン(オランダ、ロットNL・ユンボ)
5 パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
6 ゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)
7 アルテュール・ヴィショ(フランス、グルパマ・エフデジ)
8 ネイサン・ハース(オーストラリア、カチューシャ・アルペシン)
9 ミケル・ヴァルグレン(デンマーク、アスタナ プロチーム)
10 アントニー・ルー(フランス、グルパマ・エフデジ)

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