通勤にも遠出にも使えるアイテム「遠くまでツーリングしてみたい」 電動クロスバイク「XU1」が膨らませる、モデル七野李冴さんの夢

by 大澤昌弘 / Masahiro OSAWA
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 パナソニックサイクルテックから登場した「XU1」は、電動アシスト機能を持ったクロスバイクだ。T字ハンドルに50Cの太いタイヤを備え、従来のクロスバイクとは見た目からして大きく異なる。バッテリーもダウンチューブと一体化しており、電動シティサイクルとも違うスタイリッシュさを持つ。XU1は流行に敏感な若者の目にどう映るのか。20代モデルの七野李冴さんがXU1で都内を散策した。

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50Cの太いタイヤが印象的な電動アシストクロスバイク「XU1」。モデルの七野李冴さんに乗車してもらった Photo: Yosuke SUGA

■XU1
税抜価格:225,000円
サイズ:440mm
タイヤサイズ:700×50C
変速:外装9段
カラー:シャインパールホワイト/マットロイヤルブルー

XU1は“かっこかわいい”

代官山のカフェ「itCOFFEE」から七野さんの1日が始まる Photo: Yosuke SUGA

 8月某日の早朝。七野さんの1日は東京都渋谷区代官山町にあるカフェ「itCOFFEE」で始まった。この日、XU1と初対面した七野さん。XU1を見て、開口一番、「かっこいい」と言い放った。正面からXU1を見たときの印象が「どっしりとしていてかっこいい」(七野さん)というのだ。

 しかし、印象は「かわいい」へすぐに変わったとも話す。横から見ると受けた印象が大きく違ったからだという。パールホワイトの爽やかなベースカラー、ダウンチューブに配したターコイズブルーの差し色といったカラーリングに好感を持つとともに、太めのタイヤが全体のイメージに丸みを与え、「愛嬌があってかわいい」(七野さん)と言う。

 七野さんが続ける。「最近流行りのネイルも色味が沈んだマットな感じ。XU1のフレームカラーも艶消しで、今どきな感じがしてすごくかわいい」(七野さん)と、いたく気に入ってくれたようだ。

XU1を目にして「かっこいい」から「かわいい」に変わったという Photo: Yosuke SUGA

 かっこよくもあり、かわいくもある。「かっこかわいい」というのが七野さんがXU1に抱いた印象だ。代官山という、おしゃれの代名詞のような街中で、車体のデザインは乗りたいと思わせる大きな要素になるはず。

 ドーナツを口にしてお腹を満たし、アイスコーヒーで喉をうるおした七野さん。準備は万端。XU1に乗っての都内散策をスタートさせた。

XU1に乗って、いざ散策へ Photo: Yosuke SUGA

街の風景に馴染むXU1

 XU1で代官山の街中を走ってもらって最初に思ったのが、その存在感。XU1は流行の先端を行く代官山の街に馴染んでいた。そう感じさせたのはタイヤの太さかもしれない。クロスバイクには、これまで細身のタイヤという組み合わせが一般的だったが、XU1は50Cの太いタイヤを履く。

正面からのルックスはしっかりとした印象があるXU1 Photo: Yosuke SUGA
後ろから見てもタイヤの太さに存在感がある Photo: Yosuke SUGA

 前から見ても、後ろから見ても、クロスバイクでありながら、今までのクロスバイクとは印象が違うXU1。かつてない組み合わせの自転車が走る姿は、傍から見てもいいものだ。

おしゃれな街中を颯爽と駆け抜けていく Photo: Yosuke SUGA

 タイヤの太さは乗り心地も影響する。普段もクロスバイクに乗っているという七野さんは「見た目の安心感が普段と違うし、路面の段差から受ける突き上げも少なくて乗りやすい」と話す。安心・安全・快適に乗れるのもXU1の魅力であり、街中を楽し気に疾走する七野さんの姿も印象的だった。

激坂でも景色を楽しむ余裕あり

 XU1にはまだまだ魅力がある。電動アシストならではの良さを知ったのは、その後のこと。代官山付近の坂だった。激坂と表現したくなる坂が代官山付近にはいくつもある。この日、いくつか通過した坂も、まさに激坂だった。勾配は14%か16%か、それ以上ありそうだ。自転車で漕いで上るのは難しそうな場所である。

激坂を余裕の表情で通り過ぎる七野さん Photo: Yosuke SUGA

 この坂は、七野さんも自身も経験済みで「クロスバイクを押しながら上ったことがあるんです。もう、めちゃめちゃ辛かった!」とかつての経験を興奮気味に話してくれた。

激坂だろうとたち漕ぎは不要。電動アシスト機能で何事もないかのようにラクラクこなせる Photo: Yosuke SUGA

 そんな七野さんがXU1に乗ると、余裕たっぷり。笑顔を見せながら、颯爽と上っていく。アシスト機能で激坂をスイスイと上り、途中、空を見上げたりして景色を楽しむ余裕もあったという七野さん。電動アシストも自然なもので、七野さんは「(やさしい動きの)ロボットに乗っているような感じ」と話す。

 七野さんによれば、「自分がXU1の動きに合わせるのではなく、XU1のほうが自分に合わせてくれる感じ」だという。ペダルを軽く踏み込むと、XU1はじんわりとアシストが利き、ペダルにかける体重が大きくなるにしたがってアシストパワーも大きくなっていくとのことだ。
 
 上り坂があるならば、坂を下ることだってある。急坂でブレーキをかけると即座にストップできないことがあるが、そうした場面でもXU1は油圧ブレーキを備えているので安心だ。女性の力でも、簡単にブレーキレバーを引くことができ、十分な制動力が得られる。

油圧ディスクにより高い制動力も備える Photo: Yosuke SUGA
女性の力でも十分な制動力が得られる Photo: Yosuke SUGA

XU1は何を変えてくれるのか

 代官山周辺から駒沢オリンピック公園へ到着すると、そこはオアシスのように感じられた。街路樹がつくった木陰のもとを駆け抜ける姿もまた気持ちよさそうだ。時間はまだ午前10時過ぎ。カフェでお腹を満たして、公園の木陰で涼む。これから一日が始まろうとしている時間に、これだけの体験ができるのは、気ままに足を延ばせるXU1のおかげ。XU1に乗車して、七野さんが最も気に入ったのも、この気軽さだ。

木陰を駆け抜けていく姿は涼しげで気持ちよさそうだ Photo: Yosuke SUGA

 早朝に訪れたカフェは、バスで行くような場所。停留所でバスを待っていても、ちゃんと時刻どおりにやってくるだろうか、とちょっとした不安を覚えてしまうが、XU1ならそうした心配などない。気の向いたときに、いつでも行けてしまう。クロスバイクでは、キツイ坂を乗り越えねばならず、自転車に乗ることを億劫に感じることもあった七野さんだが、XU1なら、それも気にせずに済む。

 この気軽さは、七野さんの毎日を大きく変えてくれそうだ。七野さんは「趣味のパン屋巡りができそう。遠くまでツーリングもしてみたい。途中フェリーに乗って、東京から千葉まで行ってみたい」と、今までにないオフの過ごし方に期待を膨らませていた。日々の生活でも「今までは坂が多くて大変だった通勤でも使えそう。電車で向かっていたオーディション会場にも簡単に行けそう」と嬉しそうに語ってくれた。

 電動アシスト機能を備え、街中に馴染むデザインを持ったXU1は、日々の生活を大きく変え、楽しいものにしてくれるアイテムになりそうだ。

XU1は日々の行動を広げるアイテムになりそうだ Photo: Yosuke SUGA

■乗車時の注意

※安全な服装を着用してご乗車ください。
※ペダルはつま先で踏んでください。

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