コラッジョ川西が主催プロ選手目指して全国の若手が切磋琢磨 「合同トライアウト合宿」が開催

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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合宿初日は15人が参加 Photo: Ikki YONEYAMA

 兵庫県川西市を拠点とする「コラッジョ川西サイクリングチーム」が8月6日から9日までの4日間、兵庫県加東市をベースに「合同トライアウト合宿」を実施した。プロ選手を目指す若い選手20人以上が全国各地から集まり、プロチーム関係者が見守る中で共にトレーニングに励んだ。

 トライアウト合宿は昨年に続いて2回目の開催。近年、国内でもロードレースのプロリーグが徐々に整備されつつあるが、プロチームへの加入に関しては、全国大会など限られたレースで結果を残すといった、限られたチャンスでのアピールが必要だ。一方で選手をスカウトするチーム側は、レースが多く多忙なため、全くの新人を発掘する機会はなかなか持てていないという。

合宿を主催したコラッジョ川西サイクリングチームの栂尾大知監督(右)と、視察に訪れたキナンサイクリングチームの石田哲也監督 Photo: Ikki YONEYAMA
合宿中の補給食はアスリチューンがサポートした Photo: Coraggio Kawanishi Cycling Team
暑いさなかのトレーニング。休憩ポイントでは冷たいシャワーのサポートも Photo: Ikki YONEYAMA

 そこでトライアウト合宿では、プロ志望の選手を一堂に集めて同じ場所で走り、実力や脚質を見極めた上で、合宿の趣旨に賛同するプロチームへレポートの提出と選手の推薦を行う。推薦された選手はプロチームの合宿などに参加し、実力などが認められればチーム加入となる。昨年の第1回では4人の選手がJプロツアーチームへの加入を勝ち取ったという。

 合宿初日には今年のツアー・オブ・ジャパンや全日本選手権を制した、キナンサイクリングチームの石田哲也監督が視察した。トレーニングを終えて「熱気を感じました」と満足な様子。「プロの世界は厳しいが、入ってみないと分からないこともあるので、ぜひチャレンジしてほしい」とエールを送った。

 日程後半ではマトリックスパワータグ、那須ブラーゼンの選手が合宿で共に走り、各参加者の走りを間近でチェックした。このほか宇都宮ブリッツェンも合宿の趣旨に賛同しているという。

マトリックスパワータグの選手らも参加 Photo: Coraggio Kawanishi Cycling Team
現役のプロチーム所属選手から直接のアドバイスも Photo: Coraggio Kawanishi Cycling Team
プロチームが視察する中プロを目指す若手が切磋琢磨し合った Photo: Ikki YONEYAMA

 合宿中のトレーニングはメニュー走などの基礎練習は行わず、グループでの移動回復走をはさみながら、交通量の少ない上り区間を利用した競走形式での走りを一日に何度も行った。参加者は20歳以下が中心で、近畿圏だけでなく、四国、九州、北海道からも集まり、同じ志を持つ同士が切磋琢磨し合った。

この日の優秀者にキナンサイクリングチームからスポンサーグッズのプレゼント Photo: Ikki YONEYAMA
「ワコーズ」の和光ケミカルによるメンテナンス講習会も開かれた Photo: Coraggio Kawanishi Cycling Team

 参加者からは「最初から最後まで全開で、走り方が根本的に違った」「同世代で目指しているところが同じ人たちと走れて、きつかったけど刺激になった」といった声が聞かれた。クラブチーム所属のプロを目指す若手選手が、横のつながりを持つ機会にもなったようだ。

 コラッジョ川西代表の栂尾大知監督は「学生時代のクラブ活動の先に何があるのか、道筋をつけたい。この合宿を使ってステップアップしてほしい」と趣旨を説明。今後は同様の合宿を全国各地で開きたいと考えているという。

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