注目製品もピックアップシンプルデザインで生まれ変わった「エディ・メルクス」のニューモデルを披露 フカヤ展示会

by 大澤昌弘 / Masahiro OSAWA
  • 一覧

 自転車関連製品の製造、輸入、卸を手掛けるフカヤが8月8日、取り扱いブランドを集めた販売店向け展示会を東京都墨田区で開催した。ベルギーの自転車ブランド「エディ・メルクス」が新デザインをまとったニューモデルを披露した。アクセサリも含めて注目の商品を紹介する。

東京都墨田区で行われたフカヤの展示会 Photo: Masahiro OSAWA

ラバレド68

 「エディ・メルクス」で注目されるのはデザインだ。同じベルギーの自転車ブランド「リドレー」の傘下に入って初のデザインチェンジが行われ、その新モデルが展示された。ダウンチューブのブランドロゴが変わり、丸みを帯びた書体が用いられ、「eddy」(エディ)の名前も記されている。かつて使われていたロゴを現代風にアレンジしたことのことだ。

エディ・メルクスの新デザインロゴ Photo: Masahiro OSAWA
エディ・メルクスの現行デザインロゴ Photo: Masahiro OSAWA

 新デザインを用いて、発表された注目のモデルが「lavaredo68」(ラバレド68)だ。ラバレド68は、エディ・メルクスのカーボンロードにおけるエントリーモデルの位置づけ。ロングライド用途も含むサランシュ64の後継モデルとなるが、ラバレド68は、ヘッドチューブを短くして、より深い前傾姿勢を可能にするなど、かつてのロングライドを考慮した要素が取り払われ、完全なるレーシングバイクとして生まれ変わったという。

ラバレド68のディスクブレーキ仕様 Photo: Masahiro OSAWA
ラバレド68のリブブレーキ仕様 Photo: Masahiro OSAWA

 ディスク仕様はホワイト/ブラック、リムブレーキ仕様はレッド/ホワイトでの展開。シンプルな配色も印象的だが、何よりも面白いのは、各モデルの名称が、メルクス氏自身の功績と結びついていること。ラバレド68ではその考えがフレームデザインにも反映されている。

 ラバレド68ディスク仕様のトップチューブとダウンチューブには、白と黒で市松模様が描かれているが、これはメルクス氏が所属していたチーム、プジョーのチームデザインを意味する。リムブレーキ仕様にもレッドベースのフレームに白のラインが引かれており、これも所属していたファエマを反映したものだ。

ホワイトとブラックで作り上げたフレームデザインはメルクス氏が所属していたプジョーのチームカラーをもとにしている Photo: Masahiro OSAWA
こちらもメルクス氏が所属していたファエマのチームカラーを参考にしたフレームとなっている Photo: Masahiro OSAWA

 メルクス氏にとって、プジョーはプロとして初のチーム、ファエマは2番目のチーム。ラバレド68はエントリーモデルとなるが、そのデザインがプロになりたての頃のチームデザインを採用したというのは、無関係ではなさそうに思える。いずれもストーリーがありそうで、心惹かれるものがある。

■ラバレド68 ディスクブレーキ仕様
税抜価格:220,000円(フレームセット)
サイズ:XS、S、M
カラー:ホワイト/ブラック

■ラバレド68 リムブレーキ仕様
税抜価格:220,000円(フレームセット)、325,000円(完成車/ULTEGARA MIX)
サイズ:XS、S、M
カラー:レッド/ホワイト

新デザインで登場するサンレモ76

 「Sanremo76」(サンレモ76)と、グラベルバイク「wallers73」(ワレルス73)も新デザインで登場する。

 サンレモ76はロングライドモデルの「mourenx69」(ムーラン69)に比べ、ヘッドチューブ長を短くして、前傾姿勢をとりやすくし、剛性を高めるために、シートステー、チェーンステー、シートチューブからなる三角の面積を小さくしている。エディ・メルクスのアンバサダーを務める元プロロードレーサーの三船雅彦氏がレース用途で乗車しているモデルになるという。
 
会場には、ディスクブレーキ仕様として、新デザインを採用した新色のダークブルー/ホワイトが展示されていた。新色はリムブレーキ仕様にも展開される予定だ。

新デザインとなったセカンドグレードのサンレモ76 Photo: Masahiro OSAWA
40mmまでのタイヤ幅に対応するワレルス 73 Photo: Masahiro OSAWA

 グラベルロードのワレルス73は、オフロードでの利用を想定した一台ではあるが、シクロクロスバイクと比べるとBBハイトを低く設計してあり、ロード寄りの走りを想定している。一台でオンロード、オフロードの両方が可能なことから「1 Bike for All」と表現されている。

■サンレモ76(ディスクブレーキ仕様)
税抜価格:480,000円(完成車/ULTEGRA)、298,000円(フレームセット)
サイズ:XS、S、M
カラー:ダークブルー/ホワイト

■サンレモ76(リムブレーキ仕様)
税抜価格:410,000円(完成車/ULTEGRA)、398,000円(完成車/ULTEGRA、継続モデル)
サイズ:XS、S、M
カラー:ダークブルー/ホワイト

■ワレルス73(ディスクブレーキ仕様)
税抜価格:275,000円(フレームセット)
サイズ:XS、S、M
カラー:アントラチーテグレー/ブラック

フカヤのオリジナルブランドも

 フカヤのオリジナルブランドとして、クロモリロードフレーム「GHISALLO」(ギザロ)の最新モデル「ギザロ306」ほか、「DAVOS」(ダボス)のe-BIKE仕様「ダボス E-600」が展示されていた。

 ギザロ306は、長年販売され続けているギザロ305のラグレスモデルといえるフレーム。ラグレスとなったことでフレームセットの価格は63000円となり、よりリーズナブルになった。

ラグレス化して価格を抑えたギザロ306 Photo: Masahiro OSAWA
「ダボス」はスイスにある景勝地ダボスに由来する。そのe-Bikeモデルとして「ダボス E-600」が登場 Photo: Masahiro OSAWA

 ダボス E-600はクロモリフレームを使ったe-BIKE。ドライブユニットにシマノ製の電動アシストコンポーネントの「SHIMANO STePS DU-E8080」を搭載する。e-BIKEが徐々に増えつつある中で、クロモリフレームの乗り心地をe-BIKEで体感したいという、特定ユーザーのニーズをいち早く実現したモデルとなる。今月から来月にかけての発売を予定。

■ギザロ306
税抜価格:63,000円(フレームセット、12月発売予定)
サイズ:XS、S、M、L
カラー:シルバー、ダークネイビー

■ダボス E-600
税抜価格:430,000円(SHIMANO STePS完成車)
サイズ:480mm
カラー:マッハシルバー

ライダーシリーズに普及価格モデル

ライダーシリーズのサイクルコンピュータからミドルグレードの「ライダー 410」が登場。ディスプレイサイズは2.3インチと大きすぎず小さすぎない適度なサイズ Photo: Masahiro OSAWA

 台湾のGPSデバイスメーカーの「Bryton」(ブライトン)からは、GPS搭載のサイクルコンピューター「Rider」(ライダー)シリーズの新製品で、ミドルグレードモデルとして「Rider 410」(ライダー 410)が展示された。

 ライダー 410は2.3インチのディスプレイを備えたサイクルコンピュータ。GPS信号だけでなく、みちびき(QZSS)やグロナス(GLONASS)などの衛星測位システムに対応しており、高精度な位置情報を活用できる。GPS以外の衛星システムの対応はシリーズ初となる。通信方式もANT+に加え、Bluetoothに対応、最大稼働は35時間。本体のみの販売価格は1万4300円で、価格面でも競争力のあるモデルとなりそうだ。

ミノウラからトレンドつかんだ便利グッズ

 ミノウラからはディスクブレーキ、グラベルロードといった近年話題のキーワードに対応したお役立ちグッズが展示されていた。工具ケース付きのスルーアクスル対応リムの振れ取り台や、オフロード走行専用に開発されたアルミ製のボトルケージ「DAVOVS グラベルケージ」などがあった。

スルーアクスル対応の振れ取り台。左脇のの黒いボックスは工具入れとしての利用を想定。振れ取り台に収めることができる  Photo: Masahiro OSAWA
悪路の振動に耐える保持力を持ったアルミ製のボトルケージ「DAVOS グラベルケージ」 Photo: Masahiro OSAWA

セラ・イタリアからオフロード専用サドル

セレイタリアからはオフロードでの使用を想定したX-LRシリーズ(写真左上、右上、右下)が展示。左下に2つに割れた座面がサスペンションの役割を果たす「SP-01 ブースト」も展示 Photo: Masahiro OSAWA

 イタリアの老舗サドルメーカー「SELLE ITALIA」(セラ・イタリア)からは、「X-LR」シリーズや「SP-01 ブースト」が新製品として展示。X-LRシリーズはオフロードに特化したサドルで、バンパーやショックアブソーバーを採用して耐久性を向上させたほか、先端部分は柔らかく、座面部分は固くし、密度の異なるパッドを採用している。快適性に配慮しつつも、オフロード走行時のサドル上での腰の上げ下げをスムーズに行えるかも考慮している。

 SP-01は2つの割れた座面が印象的なサドル。サスペンションの役割を果たしながらも、骨盤の動きをサポートして、安定的なペダリングを可能にするという。

紹介ブランドのショップナビ店舗

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

2019年モデル 深谷産業

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

  • タイム
    アルプデュエズ01 ディスク

    ディスクブレーキで伝統の走りを進化

  • リブ
    AVAIL ADVANCED

    走る好奇心を止めない リブの新型‟無敵”ロードバイク

  • インプレッション一覧へ

    連載