新製品情報2018ウィリエールが1台でディスクロードにもなる二刀流モデル 服部産業ら合同展示会で披露

by 大澤昌弘 / Masahiro OSAWA
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 イタリアのロードバイクブランド、Wilier(ウィリエール)とFONDRIEST(フォンドリエスト)の2019年モデルが、国内販売を担うサイクルクリエーション、服部産業らの合同展示会で披露された。ウィリエールは1台でキャリパーブレーキとディスクブレーキに対応する「Cento1 NDR」(チェント ウノ エヌディーアール)を、フォンドリエストもディスクロードの普及価格モデル「DARDO DB」を発表した。7月31日に東京都千代田区のイタリア文化会館で披露された注目のモデルを紹介する。

別売のスルーアクスルキットを利用することでディスクブレーキ仕様として使えるチェント ウノ エヌディーアール Photo: Masahiro OSAWA

二刀流のチェント ウノ エヌディーアール

 ウィリエールの2019年モデルで注目されるのは、リムブレーキ、ディスクブレーキの両方に対応したロードバイク「Cento1 NDR」(チェント ウノ エヌディーアール)だ。別売のスルーアクスルキットを利用することで、ディスクブレーキ(フラットマウント)仕様とすることができる。

チェント ウノ エヌディーアールのマットブルーモデル。ディスクブレーキ仕様をイメージした展示が行われていた Photo: Masahiro OSAWA
専用のスルーアクスルキットを使うことでディスクブレーキが利用できる Photo: Masahiro OSAWA

 「アクティフレックス」と呼ばれる振動吸収機構を備えた「Cento10 NDR」(チェント ディエチ エヌディーアール)も同様に、リムブレーキ、ディスクブレーキ両対応となっている。ディスクロードには、これまでのリムブレーキ対応のホイールが使えないため、新たなフレームの購入に二の足を踏んでいた人もいると思われるが、両対応モデルの登場はこうした不安を取り除く効果もあるだろう。ディスクロードの普及に弾みをつけそうなモデルが登場したと言えそうだ。

同様にディスクブレーキ仕様にできるチェント ディエチ エヌディーアール Photo: Masahiro OSAWA
シートステー上に振動吸収機能を持つアクティフレックス Photo: Masahiro OSAWA
ウィリエールのアンドレア・ガスタルデッロCEOは日本市場は世界で5番目の重要な市場だと認識しているとも話す Photo: Masahiro OSAWA

 リムブレーキ、ディスクブレーキ両対応モデルの登場は、ニーズを汲み取った結果であり、展示会場に姿を見せたウィリエールのアンドレア・ガスタルデッロCEOも「ユーザーにチョイスする機会を提供したかった」とコメント。気になるのは今後の見通しについてだが、同氏は「ステップ・バイ・ステップだろうが、今後5年でディスクロードが中心になるだろう。現状のディスクロードの難点は重量だが、今後はリムブレーキモデルと遜色のないものになると思う」と話した。

■チェント ウノ エヌディーアール
税抜価格:320,000円(フレームセット)、510,000円(DURA-ACE完成車/RS300)、395,000円(ULTEGRA完成車/RS300)、355,000円(105(R7000)完成車/RS100)、15,000円(スルーアクスルキット)
フレーム重量:約1200g
フォーク重量:約430g
カラー:マットブラック、マットブルー
サイズ:XS、S、M、L、XL
完成車重量:約8.0kg(ULTEGRA/RS300)

■チェント ディエチ エヌディーアール
税抜価格:500,000円(フレームセット+ステム+ハンドル)、700,000円(DURA-ACE完成車/RS300)、585,000円(ULTEGRA完成車/RS300)、15,000円(スルーアクスルキット)
フレーム重量:約1190g
フォーク重量:約390g
カラー:マットブラック
サイズ:XS、S、M、L
完成車重量:約7.6kg(DEURA-ACE/RS300)

剛性アップしたハイエンドモデルのチェント ディエチ プロ

 ウィリエールでもう1台注目したいのが、「Cento10 PRO」(チェント ディエチ プロ)。Cento 10 Air(チェント ディエチ エアー)を進化させたハイエンドモデルであり、製造法の見直しを進め、カーボンの積層を適正・均質化したことで、重量はそのままに、チェント ディエチ エアーに比べて剛性を8%アップさせたという。

 会場では、ツール・ド・フランス2018でディレクトエネルジーが使用したイエローモデルが展示されていた。

ディレクトエネルジーモデルとなるイエローのチェント ディエチ プロ Photo: Masahiro OSAWA

■チェント ディエチ プロ
税抜価格:500,000円(フレームセット+ステム+ハンドル)、700,000円(DURA-ACE完成車/RS300)、585,000円(ULTEGRA完成車/RS300)
フレーム重量:約990g
フォーク重量:約350g
カラー:レッド、マットブラック、イエロー
サイズ:XS、S、M、L、XL
完成車重量:約7.3kg(DEURA-ACE/RS300)

普及価格で勝負するフォンドリエストのダルドシリーズ

 同じくイタリアのバイクメーカーとなる「フォンドリエスト」からは、TF2 AERO(ティーエフ2 エアロ)の後継モデル、第2世代エアロロードとなる「DARDO」(ダルド)に加え、ディスクブレーキモデル「DARDO DB」(ダルド DB)が発表された。

第2世代エアロロードとして発表されたダルド DB Photo: Masahiro OSAWA

 ダルドは、ミドルハイスペックに位置づけられるエアロロード。フレーム剛性はディスクブレーキ仕様のダルド DBをベースにしており、ディスクブレーキの強力なストッピングパワーに対応すべく、ダルドもエンド部の剛性が高くなっているという。

フレームはダルド DBがベースになっており特にエンド部分の剛性が高くなっているという Photo: Masahiro OSAWA

 ダルドとダルド DBの何よりの売りが完成車での販売価格だ。これまで、ディスクロードはハイエンドモデルに多くあり、価格面でも手が出にくかったが、この2モデルは普及価格帯に落とし込まれ、ダルド DBの105完成車で37万8000円という値付け。ダルドも105完成車で29万8000円という価格設定とした。

■ダルド
税抜価格:238,000円(フレームセット)、368,000円(ULTEGRA完成車/RS100)、298,000円(105完成車/RS100)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:マットシャイニーブラック、ビビットレッド、ビビットグリーン

■ダルド DB
税抜価格:258,000円(フレームセット)、488,000円(ULTEGRA完成車/油圧/RS170)、378,000円(105完成車/VISION Team30)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:ホワイトブラック、マットブラックビビットレッド

独特のトップチューブに味を秘めたダーガ

 トップチューブの形状が特徴的な「DAGA」(ダーガ)も2019年モデル。振動吸収性と乗り心地のよさの向上を狙い、シートチューブとシートステーの集合部に配置した突起で振動吸収をする「TF4」の構造を発展させ、独特の形状になった。対応可能な最大タイヤ幅は28Cで、コンフォートロードとしての位置づけになるという。

トップチューブからシートステーにかけて独特なラインを持つダーガ Photo: Masahiro OSAWA

■ダーガ
税抜価格:188,000円(フレームセット)、298,000円(105完成車/油圧/R170)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:ブラック マット/シャイニー、マットブラックオレンジ

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