Cyclist編集部・松尾記者の現地リポート選手やスタッフのスタートを見送るヴィラージュ 大会関係者の社交場としても機能

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 ツール・ド・フランスのスタート地点には、フランス語で“村”を意味するVirage(ヴィラージュ)が設けられています。スポンサー企業がラウンジを展開しているほか、無料のフードも満載。限られた人しか入れないスペースのヴィラージュ内部をご紹介します。

ルルドの大聖堂前に設置されたヴィラージュ Photo: Shusaku MATSUO

ICタグで入退場を厳重に管理

 ヴィラージュが設置されているのは必ずスタート地点。メインステージからもほど近い場所にあることが多く、7月27日に開催された第19ステージではルルドの大聖堂前で展開されていました。ここに訪れることができるのは選手やスタッフといったチーム関係者、メディア関係者、大会のオフィシャルスポンサー関係者、地元で招待された人のみ。主催者はパスの発行数も絞り込んでいると言われており、仕事で大会に接するか、相当運がいい人しか入り込むことは難しそうです。

入退場のセキュリティーは厳しく、ICチップ入りのタグかリストバンドで管理している Photo: Shusaku MATSUO

 セキュリティーは年々厳しさを増しており、ゲートには入退場の際、関係者の場合はタグを、招待客の場合はリストバンドのICチェックが必要です。いよいよゲートを抜けると、レーススタートを前にリラックスした表情でくつろぐ関係者の姿を多く見かけます。各大会オフィシャルスポンサーがラウンジを設けており、コーヒーを飲んで談笑したり、レースの展望が語られていました。ビジネスの話が進むこともあるといい、社交場としても機能しているようですね。

スポンサー企業がラウンジを構える Photo: Shusaku MATSUO
レースディレクターのクリスティアン・プリュドム氏が登壇し、テレビ撮影が行われていた Photo: Shusaku MATSUO

 インタビューの場を設けているメディアも多くあり、この日は大会総合ディレクターのクリスチャン・プリュドムさんが登壇するテレビ番組の撮影が行われておりました。このほか、コメンテーターやスタッフとして活躍している往年の名選手もふらっと歩いており、トル・フースホフトやフランク・シュレクらの姿もありました。

一番人気のバーベキューチキンは列が途切れない Photo: Shusaku MATSUO

 ヴィラージュで一番人気のスポットは断トツでフードコーナー。全て無料で提供されており、スポンサー関係の食品や、地元のワインなどが振る舞われています。なかでも、人の列が絶えないのはバーベキューチキン。しっかりとした味と香ばしい風味が特徴で、朝から皆でかぶりついて食べています。ほかにもサンドイッチや生ハムと豊富な品揃え。皆、レースが始まる前にしっかりとエネルギーをチャージし、各仕事へと向かいます。

豊富なサンドイッチに思わずどれを選ぶか迷う Photo: Shusaku MATSUO
ワインや地酒も好評 Photo: Shusaku MATSUO

 入場するにはなかなかハードルが高いヴィラージュですが、必ず楽しめるスポットです。レース開始の約3時間前にオープンするので、もし運よくインビテーションをゲットできたなら余裕をもって訪れてみてください。

松尾修作
松尾修作

サイクリスト編集部員。10代からスイスのUCIコンチネンタルチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーにも参戦し、現在は社会人チーム「Roppongi Express」で趣味のレースを楽しむ。JBCFのカテゴリーはE1。数多くのバイクやパーツを試してきた経験を生かし、インプレッション記事を主に担当している。

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