産経新聞コラム【マーライオンの目】よりシェア自転車が消えた マナー違反の深刻化でシンガポールの〝老舗〟が廃業

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 日本でも普及中のシェア自転車が、シンガポールで曲がり角を迎えている。昨年1月に第1号としてサービスを開始した地場の「オーバイク」が6月25日、事業中止を発表したからだ。

 同社は7万台を配置。スマホの決済と位置機能を利用した、どこでも乗り捨てられるスタイルが受け、利用者10万人を超えた。だが、路上放置や投棄など、利用者のマナー違反が深刻化した。当局はシェア自転車の事業者責任の明確化へ、免許手数料と保証金として1台あたり計60シンガポールドル(約4800円)を今月7日までに各業者に支払うよう命じた。他4社は応じたがオーバイクは資金不足で事業継続をあきらめたという。当局は同社に対し4日までに路上などの1万4000台を撤去するよう命じたが自転車は今もそのままだ。

 もっとも、利用者にとり最大の問題は、49Sドルのデポジットの返金だ。撤退発表翌日に、アプリ画面から返金ボタンが消えてしまった。経営者は、返金努力はするが、罰金の滞納もあり「清算人次第だ」という。

 1年前の当コラムで、オーバイクの利用体験を書いた。その後も数回使ったが無料期間だったので、デポジットは丸ごと残ったままだ。地元びいきなどせず、家内の言うことを聞いて、デポジット金額の少ない、中国資本の他社を利用すればよかった。(シンガポール支局・吉村英輝)

産経ニュースより)

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