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つれづれ ツール・ド・おフランス<番外編>Cyclist読者が選ぶ「イケてるジャージ」 ベストデザインはチーム スカイの「シャチジャージ」に決定

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 『Cyclist』が読者を対象に実施したツール・ド・フランス出走チーム「イケてるジャージ」のアンケート結果がまとまった(回答数=478件)。ベストドレッサーに輝いたのは背中のシャチの絵が話題となったチーム スカイ。デザインに賛否があったものの、「スカイオーシャンレスキュー」のPRを支持する声が多く、最多の94票を獲得した。チームジャージのファッションチェックといえばこの人、「つれづれイタリア~ノ」でおなじみのファヴァロ・マルコさん。読者からの意見に対し、“コール&レスポンス”さながらのマルコ節が炸裂します。

背中にシャチの絵が大きく描かれたチームスカイのスペシャルジャージが堂々の1位を獲得。プラスチックパッケージの使用を制限するキャンペーン「スカイオーシャンレスキュー」をPR ©Team sky

◇         ◇

 一般的にスポーツにおけるチームジャージは変化しないものですが、自転車競技は面白いもので、スポンサーロゴが減ったり増えたり、そして大会によって使って良い色といけない色があるため、ジャージの配色を変えざるを得ない場合が発生します。ツール・ド・フランスはまさにこのパターンで、4つあるチャンピオンジャージ(個人総合、山岳賞、ポイント賞、新人賞)の色を使用してはいけません。今回、Cyclistが提案したこの刺激的な企画にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。皆様のコメントを読みながら、このスポーツは素晴らしいファンの方々に支えられていると強く感じました。

 今回のアンケートを通して、ある重要なことが分かった気がします。どんな「イケてない」チームジャージでも、代表選手が強ければ美しく輝いて見えてしまうということです。成績の良い選手ほど力強いオーラを放ち、ジャージがそれにつられてきれいに見えるのですね。銀幕の名女優、グレータ・ガルボを思い出します。その美しさゆえに、ダサい服装をしなければ近寄り難い存在となります。自転車の上で輝くヒーローにも少しダサいジャージが似合うのかもしれません。

 さて、皆様からいただいたコメントに私の分析も交えながら、間もなくスタートする世界最大の自転車の祭典、ツール・ド・フランスのジャージを見てみましょう。

マルコチェック「デザインはダサいで賞!」

1位 チーム スカイ(イギリス)94票

・シャチがいい感じ!
・メッセージに共感した
・シャチが強そうなのと、スカイらしい黒が戻ってきたから
・最初はエェッ?と思ったが、見慣れるとカッコよく思える……
・色使いは少なく決して派手ではないけど、シンプルさが逆に目立たせている
・配列を組んでの走行が絶対的にかっこいい!他のチームには真似できないでしょう!
・カッコイイだけでなく自然にダメージのない素材を使用しているのがすごい
・スカイトレインの空撮が楽しみ過ぎる
・世界一かっこいい!!!!信念をもってる!
・トップ集団の中で背中のシャチが泳ぐ姿を見たい
・常に洗練したデザインで、チームの雰囲気とマッチしている。

 さすがクリストファー・フルーム(イギリス)をキャプテンとするこのチーム。ジロ・ディタリアに個人総合優勝という逆転劇を演出しただけでなく、不死鳥の如くツール・ド・フランスに一度排除されたにもかかわらず、すぐに復活した奇跡の男です。憧れないわけにはいきません。

ツール・ド・フランスのために用意したスペシャルジャージを纏う出走メンバー (チーム スカイの公式HPから引用)

 今年もチーム スカイはツールのためだけに作ったスペシャルジャージを使用。今年は深刻化を増す海のプラスチック汚染がテーマ。実に素晴らしい取り組みで称えるべき運動ですが、さて、デザイン的にどうか…。ファンの皆さんに申し訳ないですが、私はダントツの「ダサいで賞!」を与えます。

 理由は2つ。1つは、フロント部分の黒の面積が重苦しいイメージを与え、さらにお腹がたるんでいるようなデザインになっています。もう1つはシャチの大きなイラストは面白いし、子どもたちがきっと喜びますが、大の大人が着ると、ちょっと痛い気がします! ジャージが黒ベースに白いイラストと文字だったら、逆に大人っぽさが出ていたと思います。どれぐらい売れるか、疑問です。でも取り組みとしては申し分ありません!

イケメンチームは何を着てもキマる!

2位 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)77票

・緑のグラデーションと色の選び方が秀逸
・黒に緑の差し色、ダニエルオスが全力で引いているときのかっこよさ
・自分が着たい
・昨シーズンよりも黒の面積が減って爽やかになった
・イケメン揃いなチームの選手たちがかっこよく着こなしているのが決め手!
・色使いが一番おしゃれ。他チームの選手の闘争心をそぐ効果もありそう
・サガンのファンだから
・サイバーチックなデザイン、カラーも統一していて好感が持てる。その中でもグラデーションを取り入れているのは流石ヨーロッパ
・シャワーシーンの写真やみんなでお料理してみた動画等を気軽にネットにアップしてくれる最高のチーム
・洗練されたデザインの商品を販売しているだけあってジャージも美しい

ボーラ・ハンスグローエ。「緑のグラデーデョンと配色が秀逸」という意見多数 Photo: Yuzuru SUNADA

 さすが、ペテル・サガン(スロバキア)という不動の人気を確立した世界チャンピオンを保持するチーム、ボーラ・ハンスグローエ。このジャージもなかなか個性的で、『エヴァンゲリオン』の国、日本で人気があるだろうと思いました! それにしてもやはりサガンパワーはすごすぎ! あの色気たっぷりのセミヌードシャワーシーンは、きっと女子の心をゲットしたのでしょうね(一部の男子の心も)! やはり強い選手は何を着ても似合います。

お目が高い!ブルージャージの“引き算の美”

3位 クイックステップフロアーズ(ベルギー)62票

・ブルーの面積が増えよりクラシックでシックなジャージになった!白いジッパーもスポンサーロゴもすべての要素が完璧に調和したスタイリッシュなジャージ
・シンプルな配色だからクイックステップのヴィヴィッドピンクのスラッシュやリドルの黄色いロゴもよく映えてかっこいい(マルコさんの意見と完全一致、笑)
・ロゴがゴテゴテしたり複数カラーが混ざることなく、シンプルで美しい
・男気チームに似合う
・青と白の組み合わせが超絶カッコイイ!
・ロイヤルブルーが美しく、夏のフランスの風景に映える。今年から追加になった「The wolf pack」のロゴも可愛い
・集団の中に青いジャージを見つけると何かが起こる気がする
・全体的にまとまりがあり、スプリンターチームのイメージである疾走感もほどよく表現できている
・狼の群れのごとくステージ勝利だけを狙っていくスタイルが格好いい

「鮮やかな青が好き」「男気チームに似合う」などの評価を得たクイックステップフロアーズ Photo : Yuzuru SUNADA

 皆様、さすがお目が高い!「つれづれイタリア~ノ」で「ベストドレッサーで賞」に輝いたこのチームのジャージはシンプル、かっこいい、そしてどこか懐かしい。「シンプル・イズ・ベスト」がモットーでもこの“引き算の美”を引き出したところに、計算尽くされた熟練の技が隠れています。トム・ボーネンに代わり、イタリアのエリア・ヴィヴィアーニ選手が素晴らしい功績を残しています。

地味にファン多し、フランスのチョコミント

4位 アージェードゥーゼール ラモンディアル(フランス)35票

・最初は茶色ってダサイと思っていたが、今ではいないと寂しい色に
・色合いが素晴らしい
・マルコさんに酷評されがちなAG2Rですが、私は一番好きです
・スカした感じが実にフランス
・フランスらしいお洒落な色使いが好き
・毎年チョコミントみたいで美味しそう
・キツ過ぎず緩過ぎずなカラーで上品さを感じる
・難しい配色でこのセンス。さすがフランス

優しい色使いに「フランスらしいお洒落な色使いが好き」という意見が多かったアージェードゥーゼール ラモンディアル Photo : Yuzuru SUNADA

 「最初は茶色ってダサイと思っていたが、今ではいないと寂しい色に」。実はこのコメントはこのチームの全てを見事に表現しています。茶色と水色の絶妙なバランスは癖になるカラーリングです。着たい・着たくないを別として、トーンが独特で落ち着きます。地味に心に浸透します。アースカラーのパワーですね。

黒基調の2チームが5、6位に

5位 BMCレーシングチーム(アメリカ)32票

・首元の青色がかっこいい
・脳裏に残る
・基本的なコンセプトはずっと変わらないのに飽きない
・黒と赤のバランスがいい
・腕にタグホイヤー入ってかっこよさが増した

 癖が強いチームジャージですが、獲得票を見ると人気はまあまあ。チーム成績が振るわなかった影響があると思いますが、このチームジャージのごちゃごちゃ感は今も消えません。私的には「脳裏に残る」ダサさです。

黒赤基調のジャージに「カッコいい」との声多数のBMCレーシングチーム Photo : Yuzuru SUNADA
ツール仕様になった「ミッチェルトン・スコット」のチームジャージ。「Let's go」の文字が新鮮 ©Mitchelton–Scott

6位 ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)29票

・レプリカで着るとしたらこれ
・黄色と黒の配色がバランス良く、シンプルながらカッコいい
・締まって見えて強そうに見える。ごちゃごちゃしてなくて割とシンプルなところも好き
・奇抜さはないが、見ていて安心感がある

 シンプルに「黒と黄色で行こう!」とデザイナーが考えたのでしょうか。無難中の無難な選択です! このチームはサイモン・イエーツ(イギリス)とエステバン・チャベス(コロンビア)の活躍で、ジロ・ディタリアで一時的に個人総合優勝の夢を見たものの、途中で沈没! 本当に残念。ツール・ド・フランス期間中、新しいスポンサーの登場でジャージのデザインと名前を変えることを決めたミチェルトン・スコット。「レッツゴー・スコット」になるようです。もっと早く公表していれば、点数はきっと上がっていたでしょう。元気が出るネーミングです。

人気を左右するのはデザインより成績?

7位 モビスター チーム(スペイン)22票

・空色で爽やか、かつ可愛い
・ジャージのカラーが変わって少し爽やかな感じになってカッコイイ
・ロゴがかわいい

 意外な低評価ですが、チームの成績があまりよろしくないのでなかなか人気がでません。ナイロ・キンタナ(コロンビア)のツールでの活躍でおそらく評価が変わるだろうと思います。ジャージ自体はかっこいいですが、この結果はたしかに妥当。

大きくイメチェンした“モビスターブルー”が「爽やか」と好評 Photo : Yuzuru SUNADA
「ゴージャス」「ロゴだらけのジャージとは一線を画している」など一つ上のランク感を感じさせるバーレーン・メリダ Photo : Yuzuru SUNADA

8位 バーレーン・メリダ(バーレーン)21票

・個性的な色使いが癖になる
・色の組み合わせがゴージャスだしデザインが好き
・カラーの組み合わせや、文字の配置などが最も美しい
・スポンサーロゴだらけでゴチャっとしたジャージとは一線を画している
・新城幸也のファンだから
・朱色と紺の組み合わせが絶妙。ヘルメットがゴールドなのもポイント高い
・バイク含めた全体の統一感がかっこいい

 新城幸也とヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア)の人気に支えられているこのチームジャージですが、良いスタートを切ったものの、ケガやグランツールの準備で存在はそれほど輝いていません。残念ながら新城選手はツールに出られませんが、他のレースで頑張ってもらいたいものです。ジャージ自体はかっこよく、他のアパレルにも広げるべきだと思います。

クラシックさとニューデザインが拮抗

9位 ロット・スーダル(ベルギー)20票

・シンプルかつ上品で、奇をてらわないけどしっかり目立っている
・シンプルな色使いとレトロ感のあるデザインはかっこよさとかわいさの両方を兼ね備えている
・クラシカルなのに、モダンなセンス

 レトロ感満載のこのジャージですが、やはりクラシックテイストがミソのようです。大した特徴がないですが、なぜか落ち着きます。持っても着ても損しません。

クラシカルさとモダンなセンスがうまくミックスされているロット・スーダル Photo : Yuzuru SUNADA
ピンクとグリーンの組み合わせに支持を得たチーム EFエデュケーションファースト・ドラパック Photo: Vuelta a Andalucia

10位 チーム EFエデュケーションファースト・ドラパック(アメリカ)19票

・存在感があって社名ロゴのあしらいが斬新でクール
・とにかくピンクが目立って、見つけやすい
・ピンク×ホワイト基調にグリーンのアクセントが印象的
・未来を感じるデザイン。自分では似合わないであろう派手さが最高

 今ひとつ方向性がわからないこのチームですが、とにかくジャージが派手。ただし、キャプテンのリゴベルト・ウラン(コロンビア)が頑張ってもらわないと、なかなか認知されません。インパクトはありますし、事故防止のため車にアピールしたい方にはオススメです。

11位 トレック・セガフレード(アメリカ)18票

・フォーマルな雰囲気が残っている
・トレック乗りだから
・シンプルで強そうでかっこいいから

 おやおや? 前触れもなくチームジャージのデザインを変えたトレック!真っ白と赤のアクセントに変身。今年のツールでは白は大流行り? 新しいジャージもストライプを採用し、シックでありながらレトロなテイストを演出しています。ファビアン・カンチェッラーラが去ってから、その後継者が見つけるまでまだ目立った成績はありませんので、人気度も中途半端ですが、個人的に赤いジャージも白いジャージも好きなアイテムです。

トレック・セガフレードもツール・ド・フランス仕様のスペシャルジャージを用意 ©TREK
ツール・ド・フランスの規定により、イエローを封印した「チーム ロットNL・ユンボ」のチームジャージ ©Team LottoNL-Jumbo

12位 チーム ロットNL・ユンボ(オランダ)14票

・ボールがかわいい
・自分も着られそう
・ビアンキのチェレステとロットNLの黄色がマッチしてる
・おしゃれさに一目で気に入った

 いつも個性的なジャージを見せてくれるチーム ロットNL・ユンボ。ツール・ド・フランスの規定では個人総合トップを意味する黄色の使用を全面的に抑えなければならないという規定があるため、デザインを変えました。ただし、せっかくビアンキの美しいミントグリーン(チェレステカラー)の自転車を使っているのに、黒と黄色の組み合わせはいつもミスマッチ。チームスポンサーと自転車を提供しているビアンキと永遠に妥協点は見つからないでしょうか。

空撮を意識したデザインで票獲得

14位 チーム カチューシャ・アルペシン(スイス)13票

・リニューアルして水色が良いアクセントに。最近靴下の色も水色になってより爽やかな印象
・キッテルが着てればなんでもかっこいい
・空撮に優しい「K」の文字
・白と赤のバランスが良く爽やかに感じる
・キッテルが移籍し、トニー・マルティンとコンビでマイヨ・ヴェールを量産してくれそうだから

 落車の影響で昨年のツールで無念のリタイヤを喫したドイツを代表するスプリンター、マルセル・キッテル。彼が強くても、このチームの色彩感覚は独特。水色にケチャップソースカラー…。半年以上たっても、違和感が収まりません。なんとも言えない不思議なジャージです。

「キッテルが着てればなんでもかっこいい」という“キッテル票”が少なくなかったチーム カチューシャ・アルペシン Photo : Yuzuru SUNADA
「空撮の時に見える背中の“S”の文字が可愛い」という声が多かったチーム・サンウェブ<br />Photo : Yuzuru SUNADA

15位 チーム サンウェブ(ドイツ)11票

・背中のSが可愛い。空撮でも目を引く
・マルコ氏からの評判は散々ですが、着る人を選ばないシンプルで良いジャージだと思う

 理由はよくわかりませんが、いつも謎めいているデザインのジャージです。白地に黒い線には、悪意しか感じることができません。確かに空撮から見ると識別しやすいですが、成績でこのジャージの魅力を見せてもらいたいです。

16位 アスタナ プロチーム(カザフスタン)9票

・きれいな青色でビブショーツの黒に変わるグラデーションが美しい!
・前は上下水色で股間が気になってたけど、パンツが黒になって、真っ直ぐ見られるようになった。

 でた!フィリピン原産の巨大な蛾、ヘラクレスサン幼虫カラーのアスタナ。グラデーションを選んだチームは多いものの、薄い色が黒に変わると、なんだか不吉な感じがします。2年前やアルベルト・コンタドール時代のトータル水色の方が、まだよかったです。強い選手がいるものの、今ひとつ羽ばたけずにいます。

ビブの評価をめぐって読者とマルコさん評が割れたアスタナプロチーム Photo : Yuzuru SUNADA
フランスのチームらしいトリコロールが人気のグルパマ・エフデジ Photo : Yuzuru SUNADA

16位 グルパマ・エフデジ(フランス)9票

・フランスのチームらしさの彩りがありながら、カッコいいデザインのため
・グルパマがスポンサーについて洗練されたデザインになったと思う。
・クローバーがいい

 やはり、デザインが大胆に変更された影響でしょうか、今ひとつバランスが取れていないこのチームのジャージ。フランスらしさがあるものの、低予算で作られたロボットアニメのカラーリングを連想させます。まだ純白なエフデジ時代の方がよかったです。キャプテンのティボー・ピノーが移籍するのでは?という噂もありますが、このチームの行方は気になります。

17位 チーム ディメンションデータ(南アフリカ)5票

・ホワイトベースにグリーンの差し色が爽やかさを醸し出してカッコ良い!
・白と緑の絶妙な割合

 シンプルというか、手抜き感すら感じさせるほどシンプルすぎるデザインのディメンションデータ。キャプテンのマーク・カヴェンディッシュが復帰しますので、今度は落車に注意してもらいたいものです。

ホワイトとグリーンでシンプルにまとめた「チームディメンションデータ」 Photo : Yuzuru SUNADA
黒基調にアクセントの黄色が映える「ディレクトエネルジー」 Photo : Yuzuru SUNADA

18位 ディレクトエネルジー(フランス)14票

・デザイン、色合いが良い
・黒基調にイエローの差し色が映える

 日本での知名度は低いものの、このジャージのデザインはとてもおしゃれです。黒と黄色の組み合わせは珍しくありませんが、円形のデザインが絶妙な位置にあり、アクセントとなって意外と目を引きます。成績の面でも我々の目を引いてもらいたいものです。

19位 ワンティ・グループゴベール(ベルギー)4票

・トレンドの青基調、差し色のオレンジがオシャレ
・バイクのcube liteningにマッチしていて、人が混在するロードレースで目立つ

「今年はかなりレベルアップ」とマルコさん評が高いワンティ・グループゴベール Photo : Yuzuru SUNADA

 ワンティ・グループゴベール、面白いチームです。プロコンチネンタル臭さのあったチームジャージですが、今年はかなりレベルアップ! スポンサーとデザインの配置が洗礼され、普段の練習で使っても全く違和感がありません。ただ、やはり日本では知名度が低いため、低い点数になってしまいました。

ファンのコメントなし、でもエールを贈ります!

20位 UAEチーム・エミレーツ(UAE)1票

残念ながら1票と低迷した「UAEチーム・エミレーツ」 Photo: Yuzuru SUNADA

 たった一票しか受けていないUAEチーム・エミレーツ!かわいそう! ま、ジロ・ディタリアを見ていたらわかる気がします。ジャージもやる気なし。活躍が期待されていた元チャンピオン、ファビオ・アール(イタリア)も不発! 私もお情けの一票をあげにくいぐらいです。

20位 コフィディス ソリュシオンクレディ(フランス)1票

「誰から見ても陽気になれる」というマルコさん評に対し、獲得は1票だった「コフィディス ソリュシオンクレディ」 Photo : Yuzuru SUNADA

 安心安全安定のコフィディス。このデザインはずっと変わっていませんので、かなり好きです。フランスらしさというより、どこかスペインらしさを強調するデザインだと思います。胸元の太陽のようなマークは誰が見ても陽気になれます。ずっと存在してほしいチームの一つです。

22位 チーム フォルトゥネオサムシック(フランス)0票

 出た!0点!!!お見事!フランス語で「幸運」(フォルトゥネオ)という名を持つプロコンチネンタルチームですが、ツールに招待されたチームの中で一番幸運が必要となるかもしれません。

0票に加え、バイクサポートもなくなってしまった「チーム フォルトゥネオサムシック」。むしろ応援したくなる… Photo : Yuzuru SUNADA

 ちょうど先週、自転車を提供していたLOOKが突然契約を破棄したからです!(後日、BHのサポートが決まりました)。不安要素ばかりを背負いながらツールに挑みます。チーム自体が無名でチャンピオン級選手も不在。ジャージのデザインも「サンウェブ+ディメンションデータ」を千切りにして和えた感じ。ステージ優勝をしない限り、全く目立つ様子はありません。健闘を祈ります。

読者が決める!ツール・ド・フランス「チームジャージ」ランキング

1.チーム スカイ(イギリス)94票
2.ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)77票
3.クイックステップフロアーズ(ベルギー)62票
4.アージェードゥーゼール ラモンディアル(フランス)35票
5.BMCレーシングチーム(アメリカ)32票
6.ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)29票
7.モビスター チーム(スペイン)22票
8.バーレーン・メリダ(バーレーン)21票
9.ロット・スーダル(ベルギー)20票
10.チーム EFエデュケーションファースト・ドラパック(アメリカ)19票
11.トレック・セガフレード(アメリカ)18票
12.チーム ロットNL・ユンボ(オランダ)14票
12.ディレクトエネルジー(フランス)14票
14.チーム カチューシャ・アルペシン(スイス)13票
15.チーム サンウェブ(ドイツ)11票
16.アスタナ プロチーム(カザフスタン)9票
16.エフデジ(フランス)9票
18.チーム ディメンションデータ(南アフリカ)5票
19.ワンティ・グループゴベール(ベルギー)4票
20.UAEチーム・エミレーツ(UAE)1票
20.コフィディス ソリュシオンクレディ(フランス)1票
22.フォルトゥネオ・サムシック(フランス)0票

マルコ・ファヴァロMarco FAVARO(マルコ・ファヴァロ)

東京都在住のサイクリスト。イタリア外務省のサポートの下、イタリアの言語や文化を世界に普及するダンテ・アリギエーリ協会や一般社団法人国際自転車交流協会の理事を務め、サイクルウエアブランド「カペルミュール」のモデルや、欧州プロチームの来日時は通訳も行う。日本国内でのサイクリングイベントも企画している。ウェブサイト「チクリスタインジャッポーネ

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