『Cyclist』緊急アンケート「マイヨ・ナイスガイ」はサガンに決定 「ツール・ド・フランス2018男前選手権」で総合優勝

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 『Cyclist』が実施した「読者が決める“イケメン&ナイスガイ”人気選手アンケート」の結果発表第2弾。「マイヨ・イケメン」の座に輝いたマルセル・キッテル(ドイツ、チーム カチューシャ・アルペシン)に続き、ハートがイケメンな「ナイスガイ」部門ではペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)が65票を獲得し、優勝を飾った。キッテルとサガンの2強争いとなったイケメン部門と異なり、ナイスガイ部門では票が割れて混迷の展開に。しかし最後にはサガンらしい‟兄貴スプリント”を見せ、トップに躍り出た。イケメン部門2位に加えナイスガイ部門優勝を獲得し、実質サガンが「総合優勝」を決める格好となった。

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「イケメン&ナイスガイ」で総合優勝を果たしたペテル・サガン Photo : Yuzuru SUNADA

ファンが見ている選手の横顔

 「イケメンでナイスガイ」に選ばれたサガン。アンケートからは、「スーパースターなのに“いいヤツ”感が消えてない」「あんなにハンサムで強いのに、人なつこく傲慢さがない」「楽しそうにバイクを操っている姿はロードレースの申し子」など、強さとユーモアを兼ね備えた人柄に、多くのファンが魅了されている様子が浮かび上がった。

「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」でファンに得意のウィリーを披露したペテル・サガン Photo: Naoi HIRASAWA

 他にも「ツアー・ダウンアンダーで大会の撤収作業を手伝っていた姿に感動。レース以外もプロフェッショナル」「前回のツール・ド・フランスでの失格騒動で紳士的な態度に好感度アップ」といった彼の選手としての姿をリスペクトする意見も多かった。

家族を大切にする姿が印象的なクリストファー・フルーム Photo : Yuzuru SUNADA

 そして2位は、「王者にして紳士」「誠実・類稀なる精神力」という“神”評価を得たフルーム。「チームメイトがミスをしても責めずに自分の走りをしそう」「ジロ最終日、チームメイトと肩を組んだ場面で中央をチームメイトに譲ったところに仲間へのリスペクトを感じた」「しっかり仲間を信じて走っている」「インタビュー時、自分のことよりまず仲間のサポートに感謝する言葉から入る」など、エースとしての存在感を評価する回答が多かった。

頼もしいアシスト勢と彼らに感謝するクリストファー・フルームに、リーダーシップを感じるという声も Photo : Yuzuru SUNADA

 また、前回のツールで落車し、やむなくランニングを強いられた場面でも「何があってもあきらめない」「壊れた自転車を投げずに優しく置いていた姿に優しさを感じた」といった好意的な受け止めが見られた。

そして3位につけたのは「Mr.フェアプレー」といえばこの人、リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)だ。前回のツールでフルームがメカトラに見舞われた際、先頭に出てレースを制止した姿が印象的だったという意見が多く、「常に紳士的で、チームの垣根なく正しい行動をする」「ライバルでも必要なときは助ける、好青年のスポーツマンを絵に描いた様な選手」と評された。

仲間思いな一面やフェアな戦いを望むスポーツマンシップが好印象のリッチー・ポート Photo : Yuzuru SUNADA
フルームに対する献身的なアシストが印象的なミカル・クウィアトコウスキー Photo : Yuzuru SUNADA

 続いて4位はミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チーム スカイ)。フルームへの献身的なアシストで評価の高い選手だが、「エースクラスの実力を持ちながら、あらゆる場面で献身的にアシストする姿は漢。平坦では位置取りのために働き、登坂では他チームがぼろぼろになるハイペースで引き続ける。ちぎれたと思ったら下りで戻ってくる不死身っぷりも素晴らしい」「レースで存在感を示す姿がかっこいい」との評価を得た。

5位に新城「ナイスガイでありタフガイ」

 そして5位、ここでついに日本人選手、新城幸也が登場。ファンの期待も叶わず、残念ながらツール・ド・フランスの出走メンバーには入らなかったが、「負傷し、リタイヤしてもあきらめず復活する姿はナイスガイであり、タフガイ」「ファンサービスのみならず、レース中のサポートとしての情熱も素晴らしい」「エースのアシストとして、耐えて耐えて、いつも完走を目指す姿は日本人の誇り」といったコメントが寄せられた。

我らが日本代表、新城幸也。いつも笑顔を絶やさないナイスガイ、そしてタフガイ Photo : Yuzuru SUNADA

 サガンのサポートで活躍を見せるダニエル・オスは6位にランクイン。女性からの支持が高く、「サガンと兄弟みたいに仲良しなのも見ててほっこりする」「どのチームのエースだって、彼にアシストしてもらえるなら絶対に信用できると思う」という意見も。方や男性からは「下手クソのくせに『俺はベースギターを弾くんだぜ』と豪語していておもしろい」「溢れ出る“いいヤツ”感がある」と“ポスト・サガン”級の存在感を放っている。

ユーモア溢れる人柄に「ポスト・サガン」の呼び声も高いダニエル・オス Photo : Yuzuru SUNADA

 「イケメン」部門で7位につけたゲラント・トーマスが「ナイスガイ」部門でも7位にランクイン。マイヨジョーヌを着ても控えめなスマイルや、自身の強さを置いてアシストに徹するプロ精神、常にユーモアを忘れない余裕多くのファンの心を捕らえていた。

 8位はトム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ)。“様々な出来事”を経て総合優勝した昨年のジロ・デ・イタリアが印象的だったようで、「2018年の落ち着いた戦いぶりと振る舞いのギャップが好印象。最後の最後でフルームに絶望的な戦いを挑んだこともポイント高い」「将来の期待を込めてデュムランに一票。少々口は悪いかもしれないが、かつてのチームメイトと今も変わらず親しく接したり、エースでありながら仲間のアシストをしたり、落車したライバルを待ったりと素質は十分あると思う」などと、温かく見守るような回答が多かった。

将来性が期待され、トム・デュムランが7位にランクイン Photo : Yuzuru SUNADA

 そして、こちらでもアレハンドロ・バルベルデが9位にランクイン。「おっさんなのに、チームにエースがたくさんいてもめげずに頑張ってる」「若い世代に負けない強さとかっこよさ」「彼のインタビューは勝っても負けても常にライバルへのリスペクトが感じられる」といった評価を得ていた。

周囲に気を配る優しさで人気のトニー・マルティン Photo : Yuzuru SUNADA

 惜しくもトップ10入りとはならなかったが、11位となったトニー・ マルティン(ドイツ、エティクス・クイックステップ)には、「圧倒的な独走力を持っていながら、積極的にチームのために補給物資を運んでいる姿がかっこいい」「他チームの選手とも仲良さそうで、優しいがゆえに愛されているんだと思う」「レース中にモトバイクに余ったボトルを上げるシーンが好き」など、周囲を気遣う優しさが評価されていた。

「マイヨ・ナイスガイ」トップ10

1. ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)65票
2. クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)55票
3. リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)34票
4. ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チーム スカイ)32票
5. 新城幸也(バーレーン・メリダ)22票
6. ダニエル・オス(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)20票
7. ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ)15票
8. トム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ)15票
9. アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスターチーム)14票
10. アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・スーダル)12票
10. マルセル・キッテル(ドイツ、チーム カチューシャ・アルペシン)12票

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