サガンやガビリアら強力スプリンターが名乗りボーラ・ハンスグローエ、クイックステップフロアーズ、ワンティがツール出場選手を発表

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 第105回ツール・ド・フランス(7月7日開幕)の出場選手発表が続くなか、ボーラ・ハンスグローエ、クイックステップフロアーズ、ワンティ・グループゴベールが出場8選手を6月26日に公開。ぺテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)やフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)ら有力スプリンターが名を連ねた。 ※チーム事情や体調不良、負傷などの理由により、開幕までにメンバー変更が行われる場合もある

サガンがマイヨヴェール奪還へ ボーラ・ハンスグローエ

 ボーラ・ハンスグローエはチームの顔であるサガンとラファル・マイカ(ポーランド)がスプリントと総合のエースを担う。昨年のツールではサガンが失格、マイカは落車でリタイアしており雪辱を果たしたいところ。サガンは悲願のパリ~ルーベ制覇をはじめ、平坦ステージや上り基調のスプリントで上位フィニッシュを連発。ツールではサガンの代名詞ともいえるポイント賞ジャージ、マイヨヴェール奪還に向けて状態は万全だ。

マイヨヴェール奪還を目指すぺテル・サガン =ツール・ド・スイス第2ステージ、2018年6月10日 Photo: Yuzuru SUNADA

 マイカは今季未勝利でステージレースでも表彰台入りがなく、直前のツアー・オブ・スロベニア(6月13日~17日)でも総合6位で絶好調とは言えない状況だ。しかしブエルタ・ア・エスパーニャ2015で総合3位、ジロ・デ・イタリア2016同5位などの実績を誇るエースとして、照準を絞ったツールで結果を残したいところだ。

 アシストは平地も上りもバランスよく配置。パヴェが組み込まれた今年のツールにおいて、今季加入のダニエル・オス(イタリア)はサガンの勝利やマイカの総合など狙いに応じて使い分けられるアシストとして大きな存在になりそうだ。

■ボーラ・ハンスグローエ ツール・ド・フランス2018出場選手
マチェイ・ボドナル(ポーランド)
マルクス・ブルグハート(ドイツ)
ラファル・マイカ(ポーランド)
グレゴール・ミュールベルガー(オーストリア)
ダニエル・オス(イタリア)
パウェル・ポリャンスキー(ポーランド)
ルーカス・ペストルベルガー(オーストリア)
ペテル・サガン(スロバキア)

ガビリアがツール初参戦 クイックステップフロアーズ

 最注目はプロトン屈指のスプリンターにのし上がったフェルナンド・ガビリア(コロンビア)。昨年は自身初めてのグランツールとなったジロでステージ4勝を挙げた。今季はここまで7勝、ツール前哨戦のツール・ド・スイスでは2位が3回と勝ち切れなかったが、初参戦のツールで爆発させたいところだ。

フェルナンド・ガビリア =ツアー・オブカリフォルニア第1ステージ、2018年5月17日 Photo: Yuzuru SUNADA

 ジュリアン・アラフィリップ(フランス)、フィリップ・ジルベール(ベルギー)、イヴ・ランパールト(ベルギー)、ニキ・テルプストラ(オランダ)とクラシックにめっぽう強いアタッカー陣も充実。自らの勝利を狙える選手たちがガビリアのアシストとしても機能する点がメンバー構成の特徴であり勝利量産が夢ではない戦力を揃えている。

 チームの期待を受け総合エースを任される25歳のボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)はリエージュ~バストーニュ~リエージュ優勝というビッグタイトルを手にした一方で、ステージレースの総合ではあまりいい結果を残せていない。ジロでは個人タイムトライアルの強さと登坂力で2度の新人賞を手にしてきた実力を、3年ぶりのツールでも見せつけたい。

■クイックステップフロアーズ ツール・ド・フランス2018出場選手
ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
ティム・デクレルク(ベルギー)
フェルナンド・ガビリア(コロンビア)
フィリップ・ジルベール(ベルギー)
ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)
イヴ・ランパールト(ベルギー)
マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン)
ニキ・テルプストラ(オランダ)

自国の期待を受けるマルタンが総合エース ワンティ・グループゴベール

 4チームが出場するUCIプロコンチネンタルチームのうち、最初にメンバーを発表したのはワンティ・グループゴベール。フランスの期待を受ける25歳のギヨーム・マルタン(フランス)が総合エースを務める。昨年初出場したツールで総合23位。上位を争うことはできなかったが、その経験を生かしてさらなる上位を狙えるか。

フランスの期待を受けるギヨーム・マルタン =ツール・ド・フランス第8ステージ、2017年7月8日 Photo : Yuzuru SUNADA

 トップスプリンターと渡り合える実力をもつティモシー・ドュポン(ベルギー)、シュコダ・ツール・ド・ルクセンブルク(UCI2.HC、5月30日~6月3日)でステージ2勝し総合優勝するなど好調のアンドレア・パスカロンの存在も押さえておきたい。

■ワンティ・グループゴベール ツール・ド・フランス2018出場選手
トーマス・デガン(ベルギー)
ティモシー・ドュポン(ベルギー)
ギヨーム・マルタン(フランス)
マルコ・ミナール(オランダ)
ヨアン・オフレド(フランス)
アンドレア・パスカロン(イタリア)
ディオン・スミス(ニュージーランド)
ギヨーム・ヴァンケイルスブルック(ベルギー)

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