石川県志賀町で開催パワーとテクニックが試されるコース 全日本個人タイムトライアル選手権プレビュー

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 個人タイムトライアル(TT)の日本一を決める「第22回全日本個人タイムトライアルロードレース選手権」が6月17日、石川県志賀町で開催される。前日にコースを試走する選手の声や、コースプロフィール、注目の選手をプレビューする。

前日にコースを試走する佐野淳哉(マトリックスパワータグ) Photo: Noriko SASAKI

前年王者不在の男子エリート

 設定されたコースは1周13.1kmの公道を使用するもの。前半部は見通しが良い田園風景の平地を進み、中盤以降にはアップダウンやコーナーが繰り返され、テクニックとパワーが必要とされる。大会前日の16日は参加する多くの選手が試走し、入念にコースの状況を確認する姿が見られた。

ディフェンディングチャンピオンが不在の今年、昨年2位だった佐野淳哉(マトリックスパワータグ)が優勝候補に挙げられる(=2017年6月撮影) Photo: Shusaku MATSUO

 コースの印象について小石祐馬(チームUKYO)は「思ったよりもアップダウンや立ち上がりで速度が乗りにくいコース。体重が軽い選手にも勝機はある」と分析。また、コース前半部は元々湖だったことから風が吹きやすいため、バトンホイールとディープリムホイールの両方をテストし、機材選択を慎重に行ったことを明かした。

 注目される男子エリートカテゴリーには32人がエントリーしている。優勝候補の筆頭は佐野淳哉(マトリックスパワータグ)だろう。昨年の大会では2位となったが、実力は折り紙付き。直前に開催されたツール・ド・熊野では持ち前のパワーを活かし、ステージ優勝を挙げ、コンディションの良さを示した。昨年優勝した西薗良太が引退した今大会、活躍が期待される一人だ。

「パワー系のライダー以外にもチャンスがある」と分析した小石祐馬(チームUKYO) Photo: Shusaku MATSUO

 また、2位だった佐野から僅差で敗れた小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)もエントリー。U23(23歳未満)1年目ながら、エリートカテゴリーにエントリーした松田祥位(EQADS)の走りにも注目が集まる。

 男子エリートはコースを3周する計39.3kmで争われる。

女子は與那嶺の4連覇なるか

 女子エリートカテゴリーには13人がエントリー。ディフェンディングチャンピオンで、4連覇がかかる與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)のタイムにほかの選手がどれだけ差を詰められるか、という展開が予想される。「直前に世界選手権のTTを見据えたトレーニングを積みました。コンディションは悪くありません」とリラックスした表情を見せた。コースに対しては「とてもヘビー」と話し、2周する計26.2kmは脚力が露わになると予想した。

女子エリート4連覇を目指す與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) Photo: Noriko SASAKI
新たに設定されたU23女子で優勝を目指す梶原悠未(筑波大学) Photo: Noriko SASAKI

 昨年の女子エリートで2位になった梶原悠未(筑波大学)は急きょ、今年から新設されたU23女子カテゴリーでの出走となった。女子エリートにエントリーしていたが、連盟からの要請で変更することになったという。試走を終えた梶原は「女子エリートで優勝を目指していたので残念ですが、年齢に沿ったU23女子初代チャンピオンを目指します」と意気込んだ。

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

タイムトライアル 全日本ロード2018

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載