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御神火ライド2018

57分台の歴代トップタイムも約1万人が濃霧の富士スバルラインを快走 「第15回 Mt.富士ヒルクライム」

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 国内最大級の規模を誇るヒルクライムイベント「富士の国やまなし 第15回 Mt.富士ヒルクライム」が6月10日、山梨県の富士吉田市にある富士スバルラインを舞台に開催され、エントリーした9877人が快走した。主催者選抜クラスでは田中裕士さん(グランペール)が57分10秒のタイムで優勝し、歴代最速記録を更新した。

約1万人の参加者が富士山5合目を目指しスタートを切る Photo: Shusaku MATSUO

早朝7時に選抜クラスがスタート

勢いよく飛び出していく主催者選抜クラスの選手 Photo: Shusaku MATSUO

 富士ヒルクライムは山梨県側の富士山を駆け上るイベント。コースは富士ルバルラインの料金所手前から、5合目までの24km、標高差1255mとなる。平均斜度は5.2%ほどとなっており、急坂も少なく毎年約98%と高い完走率のため、ビギナーからタイムに挑戦する上級者まで幅広い層が参加できるイベントとして人気を博している。

 メイン会場となった富士北麓公園では辺りがまだ明るくなったばかりの早朝から、大勢の参加者が出走を待つ長い行列を作った。深い霧に包まれ冷え込んだ当日、山頂では10℃を切る気温となっており、参加者たちは冬の装いを下山用のバッグに入れ、事前にフィニッシュ地点へ荷揚げするトラックへと積み込み準備を進めていた。

早朝からバイクを並べ、スタートを待つ参加者たち Photo: Shusaku MATSUO
途切れることなく富士スバルラインを上る参加者たち Photo: Shusaku MATSUOto: Shusaku MATSUO

 平昌五輪のスピードスケート女子チームパシュート金メダリストで過去大会に出場した経験を持つ菊池彩花さんや、芸人のアントキの猪木さんらが応援するなか、朝7時に主催者選抜クラスがスタートを切った。出走はウェーブ方式となっており、各カテゴリーごとに5分間隔で絶え間なく出発していく。

1合目付近では大きな声援でサポートする応援団も Photo: Shusaku MATSUO
20km地点では山岳スプリット賞が設けられ、1kmの区間タイムで争われた Photo: Shusaku MATSUO
急坂を駆け上る参加者 Photo: Shusaku MATSUO

 晴天であれば走行中に雄大な富士山の姿を見ることができるが、深い霧に隠れてしまったうえ、さらに天気は悪化。次第に小雨が降り始め、フィニッシュ地点へ近づくごとに気温も下がっていったが、参加者は厳しい天候にめげずにゴールを目指した。途中、勾配が急な1kmの区間のみを計測対象にした「山岳スプリット賞」も設けられ、短いヒルクライムの最速タイムを目指し、腰を上げる参加者の姿も見られた。

下山後はゴール後振る舞われた吉田うどんで体を温めた Photo: Shusaku MATSUO

 今大会、最も速いタイムでゴールした田中さんは歴代で初めて57分台でフィニッシュし、過去のタイムを塗り替えて大会レコードタイムを残した。下山後、メイン会場へと戻った参加者たちには地元の名物「吉田うどん」が振る舞われ、冷えた体を温めていた。初めてのヒルクライム大会への参加だったという野間祐一さんは「上っている間は大変でしたが、ようやく上り切った達成感はとても大きいですね」と振り返っていた。

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