【Teamユキヤ通信】クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ 第6ステージ超級山岳ステージを新城幸也は大集団ゴール 最終日は「逃げに乗りたい」
バーレーン・メリダの新城幸也は6月9日、フランス南東部を舞台に開催中のUCIワールドツアー、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネの第6ステージを、先頭から31分40秒差の127位でゴールした。個人総合102位で、最終日へと駒を進めている。
第6ステージは前半から中盤にカテゴリー超級の山岳を2つ越え、すぐ後に2級山岳、フィニッシュはカテゴリー1級山岳山頂という設定。クイーンステージと言える110kmのレースだ。
バーレーン・メリダのチームのエース、ヴィンチェンツォ・ニバリは「今は自分の調子があまり良くない」とインタビューでも語っていた通り、最終局面で遅れだし、トップから11分58秒遅れてのゴール。新城らは後方の50人近い大きな集団の中でフィニッシュした。
先月のレースで負ったけがからの復帰戦となった新城は、超級カテゴリー山岳のステージを無事ゴールし、安どの表情を見せながら次のようにレースを振り返った。
「スタートから20kmぐらいは昨年のドーフィネでも走った道だった。大人数の逃げが行ってしまったことで、集団もゆっくりすることなく、集団タイムトラアルの状態だった。最初のHCカテゴリーは集団でクリアできたのだが、2つ目の超級カテゴリー山岳でメイン集団から遅れて、50km弱、集団の中でゴールを目指した。調子が良くなっているとはいえ、まだまだ超級山岳の連続はきつい」
大会は残すところあと1日。最終日も最後の山頂フィニッシュを含め、4つの1級山岳を上る、136kmの厳しいコースが待ち受ける。
「明日のコースは今日の下りを上ったりと、同じようなコースレイアウト。メイン集団にいるだけではすぐに千切れてしまうだけなら、最初の上り口までに逃げに乗りたい」と新城は意気込みを語っている。