神職はサイクリスト熊本・浮島神社で「自転車御守」 赤い水玉と虹色の2種類
熊本県嘉島町にある浮島神社(井王敏靖宮司)で、サイクリングの安全を祈願する「自転車御守」の授与が2013年1月1日から始まる。初穂料700円。
実は、神職の井王雅淑さん(51)がサイクリスト。フェイスブックの自転車友達から「自転車のお守りはありませんか」と何度も問い合わせを受けたことから、製作に至ったという。


お守りのデザインは、井王さんのフェイスブック友達であるデザイン会社社長が描いたものをベースに、自転車仲間でリファイン。京都の業者に依頼し、雨に濡れても大丈夫なコーティングを施した錦袋を製作した。浮島神社で「御霊(みたま)入れ」という神事をすることで、お守りとして完成する。
外観はホイールを連想させる円形で、ツール・ド・フランスの山岳リーダージャージ「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」に描かれる赤い水玉模様と、世界チャンピオンジャージ「アルカンシェル」に描かれる虹色のライン入りの2デザイン。安全祈願に加えて、レースでの活躍にもご利益がある?!
お守りなので原則として神社での頒布となるが、参拝が困難な方や遠方の方には発送にも対応するという。
浮島神社は、約6000坪の湧水池に突き出た半島のような部分に鎮座。対岸からは浮かんでいるように見えるので「浮島さん」の愛称で親しまれている。池では1日13万t、25mプールで約300杯分の水が毎日噴出し、環境省の「平成の水 百選」などに選ばれている。
■浮島熊野坐神社(うきしまくまのますじんじゃ)
御鎮座: 長保3年(西暦1001年)
御祭神: 夫婦の神様「いざなぎ・いざなみのミコト」
所在地: 〒861―3103 熊本県上益城郡嘉島町井寺2827 TEL・FAX 096-237-1437
ウェブサイト: http://www.ukishimajinja.com