スポーツバイクをキホンから学べるチャンスその一歩をLivが応援 女性による女性のためのライドイベントで自転車ライフをスタート

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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リブの女性イベントはスタッフも全員女性なので1人で参加しても安心。悩みや相談も話しやすい Photo: Kyoko GOTO

 女性向けバイクブランド「Liv」(リブ)が5月13日、大阪府箕面市のジャイアントストア大阪で、女性限定のライドイベント「Livアンバサダーと行く初めてのロードバイクサイクリング」を開催した。あいにくの悪天候でライドはやむなく中止となったが、アンバサダーの中川ひろかさんの指導のもと、インドアでローラー台を使ったロードバイクの乗り方やギア操作のレクチャーを受けたり、自転車を漕いだあとの体をケアするヨガを体験。女性同士だからできる話題にも花が咲き、参加者たちはサイクリストへの第一歩を踏み出した。

インドアだからできるじっくりライド体験

 女性のためのサイクルブランドとして世界的バイクブランド「ジャイアント」が立ち上げたリブ。女性の脚力や体型にフィットするバイクや、女性らしいデザインやカラーリングを取り入れたアクセサリーを世に送り出し、女性サイクリストたちに新たな選択肢を提供してきた。

ジャイアントが手掛ける女性サイクリストのためのブランド「リブ」 Photo: Kyoko GOTO

 こうした製品の取扱いに加え、リブでは女性サイクリストを対象としたイベントを開催している。とくに力を入れているのがスポーツバイクを体験したことがないビギナーの女性向けのイベントで、各店では月に一度、リブのバイクを試乗できる「お試しライド」(有料)なども実施している。

ロードバイクの乗り方から乗車姿勢など基本的なことをローラーを使って学ぶ Photo: Kyoko GOTO

 今回はさらにスケールを拡大し、リブのアンバサダーであるMTBライダーの中川ひろかさんをガイド役とするライドイベントを企画した。ロードバイク未経験者やロードバイクを購入して3カ月未満の初心者を対象としたイベントで、およそ20kmのルートをランチやティータイムを交えてサイクリングする予定だったが、当日は雨天のため、実走からインドアイベントに変更。参加者はローラーを使用し、乗り方から乗車姿勢、ペダリングなどのコーチングのほか、変速やブレーキの操作についてレクチャーを受けた。

1人1台用意されたローラー。バイクはリブの最新モデル「ランマ」を用意 Photo: Kyoko GOTO
参加申し込み時に伝えた身長で各自に合うサイズのバイクが割り当てられていた Photo: Kyoko GOTO
給水用ボトルも参加者の名前入り。終了後はお土産に Photo: Kyoko GOTO
アンバサダーの中川ひろかさん。ジャパンシリーズチャンピオンを3度獲得したMTBライダー。現役選手として活躍する一方で、女性に向けてスポーツバイクの楽しみ方を伝える活動に積極的に取り組んでいる。ヨガインストラクター、日本MTB協会認定インストラクターなどの資格をもつ Photo: Kyoko GOTO

 「サイクリングの楽しさも体験してほしいけれど、ロードバイクに初めて乗る場合はいきなり動いている自転車に乗るより、しっかり乗る感覚をつかんだ方が良いので、こういうインドアでの乗車体験も大切です」という中川さん。その言葉を受け止めるように、初体験の参加者はバイクの乗り降りからハンドルの持ち方、ギア操作などについて入念に説明を受けていた。

ギアチェンジについてもスタッフがわかりやすく丁寧に指導 Photo: Kyoko GOTO
ビギナーには難しいバイクの乗り降りもしっかり説明 Photo: Kyoko GOTO

 およそ1時間ほどローラーでのライド講習を終えた後は、ヨガインストラクターでもある中川さんの指導を受けながら、使った筋肉をヨガで集中的にケアする。上半身は動いていないように見えても自転車は全身運動。体を伸ばすポーズや体幹を意識させるポーズを取り入れたメニューで、参加者は自転車で使う筋肉を体感していた。

自転車で使った筋肉をヨガでケア Photo: Kyoko GOTO
中川さんによると、体をケアし、上手に使うためにヨガはとても効果的だという Photo: Kyoko GOTO
「怖い顔になってるよ~。リラックスして~」という中川さんの呼びかけに、笑顔を見せる石川佐知子さん Photo: Kyoko GOTO

 サイクリストである旦那さんの影響でロードバイクを始めたという石川佐知子さんは、「自己流で3カ月くらい乗っていて、楽な乗り方を知りたいと思っていたので、中川さんに教えてもらった疲れない乗車姿勢や効率的なペダリングはとてもためになった。これからのサイクリングで実践したい」と語っていた。

お茶を飲みながら悩みを解消

スタッフが用意してくれたお茶とお菓子。運動後の体に程よい糖分補給 Photo: Kyoko GOTO

 プログラム終了後は束の間のティータイム。用意されていたのは、温かい紅茶とスタッフのお気に入りだという地元のカフェから調達したクッキー。運動で空いた小腹を満たしてくれるスイーツは、女性スタッフならではの嬉しい気配りだ。程よい疲労感と達成感をともにした参加者たちは、まるでサイクリングをした後のように和やかな雰囲気に包まれていた。

プログラムを終え、参加者もスタッフもすっかり和んだ雰囲気。女性同士だとどんな疑問点もお互いに話をしやすい Photo: Kyoko GOTO

 お茶を飲みながら、次第に話の流れは疑問点の質問や悩み相談へ。坂の楽な上り方、ライド中の補給食、購入後のメンテナンスなど、さまざまな質問に対する中川さんの回答に参加者は熱心に耳を傾けていた。この他にも、ライド中にお尻が痛くなるという悩みに対してスタッフがパッド入りのタイツを紹介したり、公共交通機関にバイクを載せる「輪行」について実際に手順を見せながら解説する場面もあった。

初めて見るレーシングタイツのパッド部分に興味津々の石角直子さん Photo: Kyoko GOTO
用途に応じたシューズ選びについてスタッフから説明を受ける Photo: Kyoko GOTO

 「家の近所にあるサイクリングロードで自転車に乗っている人をたくさん見ていたので、自分も乗ってみたいと思っていた」という石角(いしずみ)直子さんは、今回がロードバイク初体験。「買っても乗れなかったらと思うと不安で、確認してから乗りたいと思っていた。今回は知らないことをたくさん知れたので次へのステップになりました。次のお試しライドにはぜひ参加したい」と語っていた。

自転車を公共交通機関に持ち込むための「輪行」についてレクチャーを行うスタッフ。懸案の後輪の外し方を入念に説明 Photo: Kyoko GOTO
輪行状態にしたバイクをもって軽さに驚く石川佐知子さん。「電車と組み合わせたら自転車旅の世界が広がりますね」 Photo: Kyoko GOTO
「自己流で乗っていたので色々教われて良かった」と話す岩本良美さん。いつか地元にある琵琶湖を自転車で一周してみたいとのこと Photo: Kyoko GOTO

 “ママチャリ”での自転車通勤を始めたのがきっかけで自転車の楽しさにハマり、クロスバイクへと発展したという岩本良美さんは「自転車に乗るのはとても楽しいけれど、乗り方が自己流なのでちゃんと知りたいと思い参加した。あいにくの雨だったけれど、ローラー体験でじっくり学べたので楽しかった。今度はリブで企画されている2日間のビワイチ(琵琶湖一周)イベントに参加しようか考えています」と語っていた。

リブの女性スタッフが常駐

 スタッフの半数が女性だというジャイアントストア大阪。全国の各店舗にも必ず女性スタッフが常駐し、女性の来店に対応できる態勢を整えている。リブの女性スタッフといえば、どんな健脚な女性サイクリストたちが揃っているかと思いきや、意外にも「自転車が好き」という思いでリブのスタッフになったという“等身大”の女性たちが多いという。

ジャイアントストアでは、ビギナー女性を対象とした試乗イベントを月に一度開催 Photo: Kyoko GOTO
イベントで講師を務めるリブアンバサダーの中川ひろかさんと、リブの女性スタッフの皆さん(左から、前田弥加さん、松沼英恵さん、松川優子さん)。「気軽にリブへ遊びに来てください」 Photo: Kyoko GOTO

 スタッフの1人、松川優子さんは「自転車を始めようとする女性が何に戸惑い、疑問を感じているのかは私たちもよくわかります。どんな相談でもアドバイスいたしますので、まずは気軽にリブに遊びにきていただけたらと思います」と話している。

女性サイクリストに必要な全てが揃うリブ

 リブでは2009年の創業以来、バイクのラインアップも充実。街乗り用のクロスバイクからハイエンドのレース機材、トライアスロンバイクとジャイアントモデルに引けをとらない展開だ。

ジャイアント箕面店では2階部分の半分がリブスペースになっている。自転車各種を始め、乗るために必要なアイテムがここで一式揃う Photo: Kyoko GOTO

 バイク以外に、サイクリングに必要なウェアやギア、アクセサリーが全て揃うのもリブの強みだ。ヘルメットやサイクルウェア、各種サイクリングシューズ、グローブ、アイウェアなど自分が身に着けるものから、ボトル、ケージ、バーテープや携帯ポンプまで揃う。

甘すぎず、女性サイクリストのカッコよさが引き立つデザインのウェア Photo: Kyoko GOTO
女性用ヘルメットも充実。日本人の頭の形状に適したアジアンフィットモデル Photo: Kyoko GOTO

 クールな女性らしさが引き立つ紫とブラックを基調としたブランドカラーが印象的なリブだが、最近はミントグリーンや鮮やかなピンクなどのカラーも展開。“メカメカしさ”が強調されがちなバイクとのコーディネートだが、ビビッドな差し色を使うことでシックな中にも女性らしいセンスが楽しむことができる。

カラフルでシンプルなデザインのボトルケージ Photo: Kyoko GOTO
自分流にバイクのおしゃれを楽しめるカラフルなバーテープ Photo: Kyoko GOTO
携帯ポンプだって愛車に付ける大切なアクセサリー Photo: Kyoko GOTO

 これらのアイテムは、今回イベントを行った「ジャイアント/リブストア大阪」のように女性専用フロアを設ける「リブ フラッグシップ」のほか、店内にリブ専用スペースを常設し女性スタッフが対応する「リブ認定ディーラー」、また全国のジャイアント契約店で購入できる。なお、「リブフラッグシップ」と「リブ認定ディーラー」では定期的に女性向けサイクリングイベントを常時開催しているので、興味のある人は近隣で開催するイベントに参加してみてはいかがだろうか。

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