昨年、自転車利用の中学生死傷者数416人中高生にも〝免許制度〟 さいたま市高校生が啓発活動、自転車マナーアップ強化月間

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 守ろう自転車マナー―。さいたま市浦和区のJR浦和駅周辺で5月10日、県内の高校生らがマナー向上に向けて啓発活動を展開した。5月は県やさいたま市を含めた「9都県市一斉自転車マナーアップ強化月間」。同市は今年度から県警と連携し、中高生の自転車運転に〝免許〟制度の導入に取り組むなど力を入れている。

通行人に自転車マナー向上の啓発チラシを配る高校生‖さいたま市浦和区(川上響撮影)

 5月10日、浦和駅前では浦和麗明と浦和実業学園の両校の生徒24人が、チラシを配るなどして自転車保険への加入や、自転車の左側通行を呼びかけた。県は条例で4月1日から自転車保険への加入を義務化した。生徒らはテントウムシを引き合いに「ライトは早めに〝テントウ〟」と刻まれたキーホルダーなど啓発グッズも配布した。

 参加した浦和麗明高3年で生徒会長の木津千尋さん(17)は「坂道でブレーキをかけず、その勢いのまま交差点に飛び出している人がいるが、危険だ」と悪質なマナーの事例を指摘した。今月7日まで行われていた「さいたま市自転車のまちづくり推進条例」(仮称)のパブリックコメントでも「自転車に乗る中高生のスピード出し過ぎをどうにかしてほしい」との意見が寄せられたという。

 県警によると、昨年、県内の交通事故で自転車を利用していた中学生の死傷者数は416人で、全国ワースト2位。さいたま市で昨年4月、自転車の中学生がトラックと衝突する重傷事故があったが、自転車側に一時停止の標識があったという。同市教育委員会は中高生の交通事故報告の中でも「一時不停止が最も多い」としている。

 このため、さいたま市は中高生の自転車マナーの悪さを改善し、重大事故の減少につなげようと、小4を対象に実施していた〝免許〟制度を今年度から中高生にも広げた。マナー講習を受ければ免許が取得できる仕組みで、同市教委は「免許を手にすることで交通ルールやマナーを常に意識してほしい」と期待している。

産経新聞・埼玉版より)

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