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池田祐樹の「世界のトレイルから」 Vol. 8静かな田舎町から繰り出すワイルドなトレイル フランス・オルナン

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 フランス・オルナンは、都市から離れた丘陵地帯の小さな町。風光明媚な自然に溶け込んだ、フランスの歴史を感じさせる田舎の街並みが趣深い。2012年10月、「マウンテンバイクマラソン世界選手権」参戦のために訪れた。

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「マウンテンバイクマラソン世界選手権」で訪れたフランス・オルナンの町並みを背景に「マウンテンバイクマラソン世界選手権」で訪れたフランス・オルナンの町並みを背景に

 このエリアには、静かな町のたたずまいからは想像も出来ないような質の高いトレイルがたくさん存在する。それも、世界選手権が開催されるほどのレベルのだ。

 現地では、本当を言うと、レースへ向けてのコンディションなどを考えずに、ひたすらトレイルを開拓して朝から晩までライドをしていたいくらいだった。

 厳しい登り、チャレンジングなロックセクション、スムーズなシングルトラック(ヒトひとり程度の幅の道)、突然開けるダイナミックな景色、そしてたまにつなぎで通過する田舎の建物…コース上で次々と変わる表情に、飽きることなくライドを楽しめる。

「MTBマラソン世界選手権」のコースを入念に試走「MTBマラソン世界選手権」のコースを入念に試走
風光明媚な自然の中を走るフランス・オルナンのトレイル風光明媚な自然の中を走るフランス・オルナンのトレイル

 特に、底が見えないような断崖絶壁の真横を通るシングルトラックには度胆を抜かれたが、ビビりながらもたまらない快感! 危険が伴うセクションは、全て自己責任が伴う。日本のコースとの違いを切に感じながらも、自然がむき出しのトレイルに心が躍った。もちろんここも、世界選手権のレースコースとなっていた。

町を見下ろす崖の上で記念撮影町を見下ろす崖の上で記念撮影

 私は長年アメリカに住んでいたこともあって、ヨーロッパのトレイル事情にはあまり詳しくなかった。レースで来ていなければ、こんな素晴らしいトレイルがある場所とは一生知らないままだっただろう。

 世界には、まだまだ知らないトレイルがたくさんあると改めて実感した。さて、次はどこへ乗りに行こうか?


文・写真 池田祐樹

池田祐樹池田祐樹(いけだ・ゆうき)
MTB競技で国内外の耐久や長距離レース(マラソン)に挑戦しているライダー、かつコーチ。2012年は、国内では希少なMTBマラソン「セルフディスカバリーアドベンチャー・大滝」を春・秋と制し、「キング・オブ・王滝」の称号を獲得。また、日本人初の米国自転車連盟認定コーチとして、小野寺健(TEAM SPECIALIZED)のパーソナルコーチとなっている。トピーク・エルゴンレーシングチーム所属。東京都在住。ブログ「Yuki’s Mountainbike Life

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