チームは総合ポイント賞を獲得與那嶺恵理がツール・ド・ヨークシャー第2ステージで逃げ 「楽しめました!」

  • 一覧

 ウィグル・ハイファイブ所属の與那嶺恵理が5月4日、イギリスで開催された2日間のステージレース「ツール・ド・ヨークシャー・ウィメンズレース」の第2ステージに出場し、レース後半に有力選手の逃げに乗る走りを見せながら、区間47位、総合47位で完走した。

レース後半、5人の逃げグループで先行する與那嶺恵理 Photo: Miwa IIJIMA

 UCI1クラスにランク付けられているこの大会は、11のワールドツアーチームが出場。128kmで行われた第2ステージ、與那嶺のチームの作戦は、前日にステージ優勝したクリスティン・ウィルド(オランダ)がポイント賞を狙いながら、最終盤の上りでエリサ・ロンゴボルギーニ(イタリア)が勝負するというもの。與那嶺は終盤までエースの側でアシストする仕事が任された。

 與那嶺はレース後半、世界チャンピオンを含む5人の逃げに入り先行。しかし上り区間でのシャッフルでは15人の先頭にあと一歩で残れず、後方集団でのゴールとなった。

 本人のレポートは以下の通り。

今日も逃げに乗ってあと一歩、楽しめました!

 昨日はクリスティンが優勝し、しっかり賞金を稼ぐことができました。税金は各国の税法に則り、差し引かれて銀行口座へ着金します。その後申告納税となります。本当に適切なビザは大切です。

 今日はエースのエリサを最終局面までフォローし安全に送り出すこと。

 そして変わらず、今朝もヨークシャーの朝はとても早い…。6時起床、7時に出発という、中学生に戻った気分でレースに向かいました。

 今日は厳しい上りが3回、スプリントポイントも2回という厳しいコース。上手くクリスティン(ウィルド)にポイントを獲得させながら、エリサ(ロンゴボルギーニ)のために逃げもまとめるという難しい仕事となりました。

 エリサから前日のミーティングでも直接、「Eriにそばに居て欲しい」と言われ、頑張ろう!と決めてスタートしました。

 今日は出入りは少なめ。クラブチームは基本放置で安全にエリサの近くで。中盤のスプリントポイントでは少し動きがありましたがフォローしながら流れに乗って。

 その結果、クリスティンが1位通過! しっかりとポイントジャージを確定!

 中盤を過ぎる頃、徐々に集団は活性化してきて、何度か危険な逃げやアタックがありました。
一度、良い感じのボーエル、キャニオン、サンウェブの攻撃に合わせて逃げに乗り、3人でしばらく回しましたが一度吸収。

チームで今シーズン最も多くレースを走っている與那嶺恵理 ©Vélofocus

 その後、決定的な動きが。確か90km付近だった気がします。よく攻撃をするキャニオンが動き、世界チャンピオンのバラック(シャンタル・ブラーク)が合わせて、あ、これ決まる!と得意の嗅覚を働かせてサンウェブのカーリーちゃんと一緒にジョイン。そしてアレ(チポッリーニ)も乗ってきて5人での逃げが始まりました。

 私が動く直前、チームメートのリサを一瞬見たのですが、リサは動ける気配がなかったので、作戦では私が最終局面までエリサの隣ということでしたが、後手に回るよりは、誰かが乗るのがこの場合は正解、と一瞬で決めました。

 逃げの5人はしっかりと協調が取れ、20秒、30秒、40秒、とタイム差が開きます。チームとしても私が前待ちでエリサが温存できれば何より。吸収されても、出入りの激しいメイン集団より脚は残せるはず。

 5分、10分、15分とプロトンとチェイスをしながら本日のKOMへ。ここで耐えきれば、最後までエリサのフォローができる。そう思いながら上ります。が、思った以上に斜度もあり、そして、メイン集団も激しい展開で程なく吸収。

 上りきってエリサを含む15人ほどが先行する形となりました。本来は私かリサがエリサのフォローで付くはずが
(Eri、Elisa、Lisa、似ています)、私は15人の先頭と20mのギャップが埋められず、もう一杯いっぱい。リサもドロップしていてエリサが単騎の状況。ちょっとまずいなと思いながら、見える位置で10人ほどで私も必死に前を追いますが、もう今日は脚が一杯。昨日の仕事がちょっと効いたなぁと思いながら…。

 逃げた5人の中で2人が15人の先頭集団にぎりぎり残りました。私はここでレースがしたいのだ!と強く思いました。

 エリサ、大丈夫かなぁ。そして私もゴールしなきゃ。最後のゴールへの上り。今日はもうどうにも身体が一杯で。ああ、流石に今はここまで登れないなぁ…と感じながらのゴールとなりました。

 エリサは積極的に攻撃しながら最後は力尽きて9位。クリスティンはポイントジャージを確定。私はEri、Japanと連呼されアピールもしっかりと。チームとしてはまぁまぁでしょうか。

 レース後、しばし考えにふけります。今日の私の動きは正解だったのですが、やはり勝負する、勝ちにこだわるトップチームとしてはもう一枚カードが欲しいです。

 私もあの逃げからパンチが打てれば勝てる選手に変われます。

 そういえば、目指してはいないのですが、世界2位です。お仕事ランキング(今シーズンのレース走行距離)

女子レースの走行距離ランキング(PCS)

 過労死しそうです。労災適応事案なのでしょうか?

 倒れる前に、明日から3日間ゆっくりドイツで温泉とビールを楽しんできます!

 まだシーズン前半も終わってないのですが、ビールをゆっくり飲みたいです。

 次のレースは2週間後のワールドツアー、スペインBira(WWT WMAKUMEEN XXXI. BIRA、5月19〜22日)。去年は総合18位。今年はしっかりとトップ10を取りたいです。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

與那嶺恵理

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

  • タイム
    アルプデュエズ01 ディスク

    ディスクブレーキで伝統の走りを進化

  • リブ
    AVAIL ADVANCED

    走る好奇心を止めない リブの新型‟無敵”ロードバイク

  • インプレッション一覧へ

    連載