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ジロ2018 プレビュー<2>最多勝利は?最年少記録は? データで紹介するジロ・デ・イタリアの注目選手

by あきさねゆう / Yuu AKISANE
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 いよいよ5月4日に開幕を控えたジロ・デ・イタリア。今回は大会に出場する選手に関するデータと共に、注目選手を紹介していきたい。

初のイスラエルで開幕、国外開幕は何回目?

 ジロ・デ・イタリアがヨーロッパ外の土地で開幕するのは史上初めてのことだが、イタリア国外での開幕は13回目となる。

 1965年にサンマリノで開幕したのを皮切りに、1966年にモナコ、1973年にベルギー・ヴェルヴィエ、1974年にバチカン市国、そして1996年にはギリシャ・アテネでスタートしている。

2014年大会は北アイルランドのベルファストで開幕。日本から新城幸也と別府史之の両選手が参戦した Photo: Yuzuru SUNADA

 1998年はフランス・ニース、2002年はオランダ・フローニンゲン、2006年はベルギー・セラン、2010年はオランダ・アムステルダム、ここからは2年刻みで2012年デンマーク・ヘアニング、2014年北アイルランド・ベルファスト、2016年オランダ・アペルドールン、そして今年はイスラエル・エルサレムで開幕する。

 この流れで2年後の2020年には、開幕地を日本にしようという動きもあるようだ。

デュムランが総合連覇すれば25年ぶりの快挙

 ジロでの歴代最多ステージ勝利数はマリオ・チポッリーニ(イタリア)の42勝で、現役最多はマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)の15勝だ。

ジロ通算6勝のディエゴ・ウリッシ。上りスプリントでは際立った強さを見せている Photo: Yuzuru SUNADA

 今大会出場者のなかでは、ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチーム・エミレーツ)の6勝が最多となっている。ジロは2014〜2016年と3年連続してステージ勝利を挙げており、今回2年ぶりの出場となる。

 また総合優勝の経験があるのは、ファビオ・アル(イタリア、UAEチーム・エミレーツ)、前年度王者のトム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ)の2人のみだ。デュムランは、1992〜1993年のミゲル・インドゥライン(スペイン)以来のジロ総合優勝連覇を狙う。

ポッツォヴィーヴォが11回目の出場

 今大会にエントリーしている選手のなかで、最も多くジロに出場しているのはドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、バーレーン・メリダ)の11回だ。2012年にステージ1勝を挙げ、2014年は自己最高の総合5位で完走している。今年はバーレーン・メリダに移籍して、再びチームリーダーとして総合上位を目指す。

2012年第8ステージで勝利したドメニコ・ポッツォヴィーヴォ Photo: Yuzuru SUNADA

 また、ユベール・デュポン(フランス、アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)が10回出場して10回完走し、今大会出場者のなかでは最多完走数を誇る。

 歴代ではウラディミロ・パニッツァ(イタリア)ら3人が16回出場しているのが最多で、パニッツァは16回全て完走した歴代最多完走者でもある。

グランツールデビュー&ウィンが10年連続で誕生中

 昨年大会では当時22歳のフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップ・フロアーズ)がステージ4勝という鮮烈なグランツールデビューを飾った。

 それ以前にも同様にグランツールデビュー&初勝利を飾っている選手を、さかのぼって調べてみよう。

2016年第10ステージで勝利したジウリオ・チッコーネは今年も参戦 Photo: Yuzuru SUNADA

●2016年
ジウリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニ・CSF)
プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNL・ユンボ)

●2015年
ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、キャノンデール・ガーミン)
イルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ)

●2014年
ジュリアン・アレドンド(コロンビア、トレックファクトリーレーシング)

●2013年
アレックス・ドーセット(イギリス、モビスターチーム)

グランツールデビュー&初勝利を飾った2012年以来のジロ参戦となるアンドレア・グアルディーニ Photo: Yuzuru SUNADA

●2012年
ヨン・イサギレ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)
アンドレア・グアルディーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットーリ)

●2011年
ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・ISD)
バルト・デクレルク(ベルギー、オメガファルマ・ロット)

●2010年
マヌエル・ベレレッティ(イタリア、コルナゴCSF・イノックス)

●2009年
セルジュ・パウェルス(ベルギー、サーヴェロ テストチーム)
イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ テストチーム)

●2008年
ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ、ティンコフクレディシステムズ)

 以上の通り、10年連続してグランツールデビュー&初勝利を飾る選手が誕生している。

 1チームの人数が9人から8人に減った影響もあり、今大会がグランツールデビューとなる選手はここ10年で最少の19人だ。そのなかで今シーズンすでに勝利を挙げているのは、以下の5人だ。

ベン・オコナー(オーストラリア、ディメンションデータ)
レミ・カヴァニャ(フランス、クイックステップ・フロアーズ)
マクシミリアン・シャフマン(ドイツ、クイックステップ・フロアーズ)
ライアン・ミューレン(アイルランド、トレック・セガフレード)
アレッサンドロ・トネッリ(イタリア、バルディアーニCSF)

 果たして11年連続でシンデレラボーイが誕生するのか、注目したい。

ボルタ・ア・カタルーニャ第6ステージで逃げ切り勝利を飾り、フレーシュ・ワロンヌでも最後まで逃げ続けたマクシミリアン・シャフマン Photo: Yuzuru SUNADA

今大会最年少は22歳5カ月

 ジロの歴代最年少ステージ勝利記録は、1936年のオリンピオ・ビッツィ(イタリア)が19歳9カ月で、今日まで唯一の10代での勝利となっている。

 2000年以降では、2016年のチッコーネが21歳5カ月で最年少であり、今大会出場選手のなかで最年少の選手はマッズ・ペデルセン(デンマーク、トレック・セガフレード)の22歳5カ月であるため、今年の記録更新は望めない。

 歴代最年長ステージ勝利は、2015年のパオロ・ティラロンゴ(イタリア、アスタナプロチーム)で37歳11カ月だった。

 今大会出場選手のなかで、当時のティラロンゴより年上の選手は5人いる。なかでも38歳のルーベン・プラサ(スペイン、イスラエルサイクリングアカデミー)は大会直前のステージレースでは総合優勝を飾るなど好調を維持している。

2015年ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージでは115kmを独走して勝利しているルーベン・プラサ Photo: Yuzuru SUNADA

 同じく38歳のラルシュティング・バク(デンマーク、ロット・フィックスオール)も2011年にステージ勝利の実績を持つ。

 また歴代最年長総合優勝記録は、1955年のフィオレンツォ・マグニ(イタリア)の34歳6カ月で、歴代最年少は1940年のファウスト・コッピ(イタリア)の20歳9カ月だ。

 大会期間中に33歳の誕生日を迎えるフルームが総合優勝すると歴代5位にランクインする。2000年以降では2010年のイヴァン・バッソ(イタリア)の32歳6カ月を抜いて最年長記録となる。

4人に1人がイタリア勢

 スタートリストに名を連ねている176人のうち、地元イタリアが45人でトップ。2位は14人のフランス、3位は13人のベルギーとオランダとなっていて、全部で32カ国の選手が出場する。

 出場選手が1人だけの国は、以下の通り。

アルバニアのエウゲルト・ズパ(ウィリエール・トリエスティーナ)
アルゼンチンのエドゥアルド・セプルベダ(モビスターチーム)
エクアドルのリカルド・カラパス(モビスターチーム)
エリトリアのナトナエル・ベルハネ(ディメンションデータ)
エストニアのタネル・カンゲルト(アスタナプロチーム)
ラトビアのクリスト・ニーランズ(イスラエルサイクリングアカデミー)
ノルウェーのヴェーガルスターケ・ラエンゲン(UAEチーム・エミレーツ)
ポルトガルのジョセ・ゴンサルベス(カチューシャ・アルペシン)

 ニーランズはラトビアのナショナルチャンピオンジャージを着用して走る。

ミラノ〜サンレモではニーバリ独走勝利のきっかけとなるアタックを仕掛けたラトビアチャンピオンのクリスト・ニーランズ Photo: Yuzuru SUNADA

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