シーズン前半の山場レースレイティングはAAAA Jプロツアー「東日本ロードクラシック」の展望をチェック

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 国内最高峰のロードレースシリーズ、Jプロツアーの第5、6戦「第52回JBCF東⽇本ロードクラシック」が4月28日と29日、群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター(CSC)で開催される。大会の格を示すレースレイティングは1日目が「AA」だが、2日目は「AAAA」に位置付けられ、順位によって配当されるポイントも高い。ツアー前半の山場を迎える前に、レース概要と注目の選手をチェックしよう。

毎年、国内トップチームが集う「東日本ロードクラシック」(=2017年4月撮影) Photo: Shusaku MATSUO

シーズンを占う2日間

 10月まで計22戦で争われる年間カレンダーで、すでに2月開幕から沖縄で2戦、修善寺で2戦を終えたJプロツアー。ツアーが始まってから間もないが、選手たちはシーズンを占う重要なレースへと臨む。「AAAA」のレースレイティングを持つ大会はほかに「西日本ロードクラシック」、「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」、また昨年までのAAAから引き上げられた「石川サイクルロードレース」のみとなる。

群馬CSCはブラインドコーナーとアップダウンが続くワインディングロードサーキットだ Photo: Shusaku MATSUO

 舞台となる群馬CSCは、1周6kmの起伏に富んだワインディングロード。仕掛けるポイントが無数にあり、例年序盤から逃げを目論む激しいアタック合戦が展開される。コースの後半には通称「心臓破りの坂」と呼ばれる最大斜度8%ほどの上りが登場。1日目には17周回で102km、2日目は22周回で132kmと比較的長い距離で争われるため、ここでの走り方が胆になるだろう。フィニッシュまで1km弱の地点なので、最終局面では振るいにかける動きが見られること必至だ。

 発表されているエントリーリスト上では、国内トップチームが参戦を表明。ここまでツアー4戦中3勝を成し遂げ、波に乗る宇都宮ブリッツェンを筆頭に、昨年レースを制したマトリックスパワータグ、今シーズン国内外でレースを重ねてきたキナンサイクリングチームやシマノレーシングらの精鋭が顔をそろえている。

国内トップチームが揃い踏み

ここまでツアー2勝を挙げている岡篤志(宇都宮ブリッツェン) Photo: Nobumichi KOMORI

 注目すべきは宇都宮ブリッツェンの動きだろう。シーズン初戦を制し、すでにツアーを2勝している岡篤志は逃げもスプリントも狙える選手。昨年、同コースで開催された経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップでは、4人の逃げを決めたなか、最終ラップで落車を喫するという悔しい展開となったが、コースとの相性はマッチしているといえる。

4戦を終え、ルビーレッドジャージを岡篤志(右)、ピュアホワイトジャージを小山貴大(左)が着用する Photo: Nobumichi KOMORI
復調した増田成幸を筆頭に、強力な布陣で固める宇都宮ブリッツェン Photo: Shusaku MATSUO

 バセドウ病から復帰し、3月のツール・ド・とちぎではステージ2位、個人総合成績3位という好成績を残した増田成幸、シーズン2戦目を制した鈴木譲らいつでも勝利を狙える布陣に加え、逃げで先手を打つ阿部嵩之や、総合力が高い小野寺玲といった盤石の態勢でライバルチームをけん制する。

昨年の大会2日目を制したホセビセンテ・トリビオ(スペイン)は今年も連覇なるか Photo: Shusaku MATSUO

 昨年の大会を制したホセビセンテ・トリビオ(スペイン)擁するマトリックスパワータグからは8人がエントリーした。司令塔の土井雪広が軸となり、若手選手をけん引し、自らもリザルトを狙う走りにも期待がかかる。また、パワフルなロングスプリントと独走力が武器の佐野淳哉の動きにも注目したい。

 シマノレーシングは入部正太朗が好調だ。ツアー・オブ・タイランドで逃げ切り勝利を挙げているほか、ツール・ド・とちぎでも個人総合5位に食い込む走りを見せた。厳しい展開を経たスプリントで結果を残しており、ゴール前で他チームは見逃せない存在となるはずだ。

 キナンサイクリングチームは6人全員が日本人選手のメンバーでエントリー。選手たちはここまで、アジアやヨーロッパでレースを重ねているが、Jプロツアーは今季群馬が初めてとなる。積極的な走りで展開することが多く、逃げグループ内には欠かさず選手を送り込むだろう。

シーズン序盤から欧州やアジアのレースを転戦してきたキナンサイクリングチーム Photo: KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
チーム ブリヂストンサイクリングの窪木一茂(中央)はポイントランキング2位 Photo: Nobumichi KOMORI

 また、今シーズンから国内に主眼を置いたチーム ブリヂストンサイクリングはこれまで、優勝こそないものの上位フィニッシュを重ねており、窪木一茂がポイントランキングで2位につけている。再びツアー総合リーダーの証「ルビーレッドジャージ」の着用を狙う。

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