より手ごろな「ヴェレーノライト」もカレラ2019年モデル「フィブラ・ネクスト」登場 グラマラスなまま、よりレーシーに

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 イタリアのバイクブランド「CARRERA」(カレラ)が2019年モデルを発表し、独特な形状が日本でも人気の「PHIBRA」(フィブラ)シリーズの新モデル「PHIBRA NEXT」(フィブラ・ネクスト)が日本でお披露目した。2008年から数え、4代目となった同モデルは、グラマラスな形状は残しつつ、よりレーシーな仕上がりとなった。カレラを国内で取り扱う「ポディウム」の展示会に並んだ「VELENO LITE」など新モデルもレポートする。

新しく発表された「PHIBRA NEXT」(フィブラ・ネクスト)。レッドのものは、より曲線が印象的なカラーリングだ Photo: Kenta SAWANO 

 2008年に発表された「フィブラ」は、トップチューブからシートステーまでがそれぞれ弓なりとなった「ダブルアーチ構造」は、サイクリストに大きなインパクトを与えた実験的な1台だった。そこから10年、「フィブラワン」「ツー」、そして2014年の「フィブラEVO」まで、独創的なフォルムを守り続けた。

 今回の「フィブラ・ネクスト」はこれまでの“伝統”を守りながら、よりレースに出場するサイクリストを意識する1台となった。まずダブルアーチの上部、トップチューブのカーブをわずかに緩め、フィブラシリーズとしては初めてUCI規定をクリアしたという。さらには扁平されたトップチューブは今モデルで約1cm幅が狭くなった。

「PHIBRA NEXT」(フィブラ・ネクスト)は印象的な曲線は先代からそのままに、シートチューブには「UCI認証」のマークが入る Photo: Kenta SAWANO
扁平したトップチューブにはシンプルなロゴが入る Photo: Kenta SAWANO

 カレラのセールスマネージャーのルイジ・カンパニョーニ氏は「スプリンターで脚が太い人が、フレームに脚が当たりやすかったということを踏まえ、左右それぞれ約5mmほど幅を狭くして、左右に振っても当たりにくくなりました。ホビーでもUCIレースでも使える」と説明する。

よりレーシーになった「PHIBRA NEXT」(フィブラ・ネクスト) Photo: Kenta SAWANO

 「フィブラ・ネクスト」の開発にはアジア地域、特に日本のディストリビューターからの声が反映されたという。初代のフィブラは「目立ちたい、格好良く見せたい」という人が多かったというが、近年は「もっとレースで使えるフレームがほしい」という声が多くなったという。フレームの形状変更はもちろん、フロントフォークも一新。あえて幅を広げ、気流が抜けていくようにした。カンパニョーニ氏は「初代は『見て楽しむ』、フィブラ・ネクストは『乗って楽しむ』ことを目指し、テクノロジーの進歩を与えました」

別売りのカーボンホイールはフレームカラーに合わせた3色展開だ Photo: Kenta SAWANO 
ホイールとのコーディネートも楽しみの一つだ(写真はフレームカラー・ブラック) Photo: Kenta SAWANO
オリジナルステムとハンドル。写真は3Dプリンターによるモデル Photo: Kenta SAWANO 

 カラーもこれまでの左右非対称の派手なものから、選りすぐった落ち着いたレッド、ブラック、ブルー系の3パターンとなった。中でも、レッド系のモデル「A9-171」はフェラーリレッドをイメージしたもので、ダブルアーチ部分と、フォークが赤くペイントされ、より曲線が強調された、グラマラスな印象を醸し出す。ロゴもこれまでより小さめながらも、伝統的なゴシック体の「CARRERA」が所有欲を満たしてくれるだろう。

カレラCEOのダヴィデ・ボイファヴァ氏(左)、カレラのセールスマネージャーであるマルコ・カンパニョーニ氏(右)、元プロレーサーのクラウディオ・キャプーチ氏(中央) Photo: Kenta SAWANO

 今回はカレラ初のホイールも発売。カーボン製のハイト35mmでシマノ「デュラエース」のハブを使用。フレームセットに合わせた3色のロゴが入る。ハンドルやステムもラインナップされ、今後完成車の販売も視野に入れているという。

価格を抑えてラインナップに加わった「VELENO LITE」 Photo: Kenta SAWANO

 また人気のミドルグレードモデル「VELENO」(ヴェレーノ)シリーズのカーボンフレームセットに、「VELENO LITE」(ヴェレーノライト)が登場した。「ヴェレーノ TS」とジオメトリーは一緒で、カーボンの加工方法を変更することで、価格を9万8000円(税抜)と、「ヴェレーノTS」の18万円(税抜)から大きく下げることができた。

 その分重量はヴェレーノTSの950g(Mサイズ)と比べ、ヴェレーノライトは1080g(同サイズ)とわずかに増えたが「レースに出たいビギナー向けには十分で、カーボンのホイールを履かせれば、上級者にも薦められます」(カンパニョーニ氏)と解説。ちなみに車種名の「ライト」は、軽さでなく「入り口、導入のしやすさ」という意味だという。

■PHIBRA NEXTフレームセット
税抜価格:280,000円
サイズ:XS(450)、S(490)、M(520)、L(550)、XL(590)
フレーム、フォーク:カーボン
カラー:A9-171、A9-172、A9-173
BB:PRESS FIT86x41
フレーム重量:990g(サイズM)
シートポスト:専用エアロシートポスト
(電動コンポーネント対応、カーボンインテグレーティッドチェーンステイ)

■VELENO LITEフレームセット
税抜価格:98,000円
サイズ:XS(470)、S(500)、M(530)、L(550)、XL(580)
フレーム、フォーク:カーボン
カラー:A8-150
BB:PRESS FIT 86
フレーム重量:1080g(サイズM)
(電動コンポーネント対応、ケーブル内蔵フレーム カーボンインテグレーティッドチェーンステイ)

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