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御神火ライド2018

仕事帰りにも参加できる夜間コースビギナー必見、一流講師からスポーツバイクの基礎を学べる「SBM入門講座」 7月から東京、大阪で開催

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 スポーツバイクに乗り始めたビギナーが、まず突き当たる壁の一つが「メンテナンスの問題」だ。自転車産業振興協会が主催する「SBM入門講座」は、自転車業界のスペシャリストを講師に招き、ビギナーでも気軽に分かりやすく学べる内容になっている。メンテナンスや取り扱いの基本をSBM入門講座で学び、スポーツバイクライフを楽しもう。

スポーツバイクの基礎を学べるSBM入門講座が7月から開催 ©自転車産業振興協会

プロが目の前で実演

 「SBM入門講座」はスポーツバイクに乗り始めたばかりのビギナーサイクリストや、これから始めてみたいという人に向けた初心者向けのセミナーだ。もともとはプロ向けの「SBM講座」が開講されていたが、スポーツバイクの購入方法が多様化したことにより、一般のサイクリストから「基本的なメンテナンス方法を知りたい」という声が聞こえるようになり、希望すれば誰でも参加できる「入門講座」を2016年に開設した。

 サイクリストなら知っておきたい基本的な知識やメンテナンス方法からサイクルライフの楽しみ方まで、幅広いラインナップが用意されており、一流の講師陣がテーマに沿った内容を分かりやすく説明してくれる。受講料も1回当たり4320円(税込)と手軽に参加しやすい価格になっている。

自転車のお手入れ方法をプロが実演 ©自転車産業振興協会

 2016年から延べ170人以上が受講。今年度は7月18日の「輪行の方法と自転車旅の魅力」を皮切りに、東京と大阪で年10回の講座が開催される。初回は自転車用バッグの老舗で「オーストリッチ」を扱うアズマ産業代表の伊美哲也さんが、効率的な輪行のパッキングについて実演を交えながら分かりやすくレクチャーをする予定だ。また、7月25日には和光ケミカルの山内智也さんが「室内でできる愛車のお手入れ」と題し、水を使わない洗車や注油方法を実演。8月8日には自転車ジャーナリストの菊地武洋さんが、愛車の性能をより引き出すためのチューンナップ方法を教えてくれる。

スポーツバイクの消耗品や交換機準など、基礎的で重要な内容がレクチャーされた ©自転車産業振興協会

 講義時間は90分で、テーマが異なる講義から学びたい回を選び、1回ごとに申し込むことができる。平日の夜間、午後7時からの開催なので、会社や学校帰りでも参加できるのが魅力だ。それぞれJR東京駅、JR大阪駅からほど近い会場で行われる。

 他にも井上ゴム工業(IRC)による「タイヤの基礎知識とパンク修理」や明治(VAAM/SAVAS)による「効率的な栄養補給のポイント」など、ビギナーからベテランまでサイクリストなら知っておきたい内容が満載で、プロの知識を間近で学ぶことができる。1回の定員は30人までと比較的少人数で質問がしやすい環境のため、講師陣を囲んで質疑が活発に行われている。女性の受講者も多く、参加者の3分の1を占める回もあったという。

プロ向けの「SBM養成講座」も

SBM修了検定はプロショップスタッフでも合格率が30%という難易度 ©自転車産業振興協会

 SBM養成講座は入門講座とは異なり、プロショップのスタッフが受講対象となる。養成講座を全て受講すると受験できるSBM修了検定は、プロショップで業務を行っているメカニックでも1回当たりの合格率は30%ほどだという。特に安全性に直結するブレーキやハンドル周りの作業については厳しくチェックしており、プロメカニックとしての腕が試される試験となっている。

 SBM修了検定は、正しく安全な自転車を提供する技術を持つショップと、スポーツバイクを安全に楽しみたいユーザーのために、自転車産業振興協会が中立の立場で認めた信頼の証だ。2007年から始まった検定の合格者は現在188人おり、合格者が在籍する店舗では質の高いメカニックサービスが提供されている。

厳しく、公平な試験を行うため、試験用のバイクはイコールコンディションで準備される Photo: Shusaku MATSUO
SBM修了検定に用いられるパーツは徹底的に管理。交換部品は使い回さない Photo: Shusaku MATSUO

“メンテナンス難民”に最適

 SBM講座を主催する自転車産業振興協会の神田崇由さんは「これから始める方、もしくは始めたばかりの方に、サイクルスポーツを長く楽しんでもらえるコンテンツを用意しています」とアピール。「入門講座は洗車や輪行方法など、スポーツバイクに関わる基本的なメンテナンスを学ぶ機会」だと話した。

自転車産業振興協会の神田崇由さんは「長くサイクルスポーツを楽しんでもらえるコンテンツを用意しています」と話す Photo: Shusaku MATSUO

 また、スポーツバイクを取り巻く環境について「最近ではネットから用品を購入するケースも多くなりました。お店で購入していない場合、ユーザーがパンクの修理方法や走行前の基本的な点検について知らないことも多いのが現状です。その場合、トラブルに対処できず興味を失ってしまったり、走行時に整備不良で危険な場面に直面したりすることも考えられます」と説明した。

 今まで参加したユーザーからは、「講師との距離が近く、気軽に質問がしやすい環境が良かった」と高評価を受けているという。神田さんも「参加しているのはスポーツバイクに乗り始めたばかりの方が多いですが、実はショップに勤務している方もいらっしゃいます」と明かした。

明治の栄養士を講師に招き、サイクリストに向けた栄養学の講義も行われた Photo: Shusaku MATSUO

 また「工具を使った専門作業はプロショップにお願いしてほしいのですが、入門講座では自分でできる愛車のお手入れ方法や栄養学、輪行の方法といった楽しみ方を学び、サイクリングライフに生かしてほしいと思います。専門家と一対一で話ができるので、“メンテナンス難民”の方はぜひ参加してスポーツバイクへの理解を深めてほしいです」と続けた。

 スポーツバイクを楽しむうえで切っても切れないメンテナンス。プロが目の前で直接教えてくれる数少ない機会を、SBM入門講座で学んでみてはいかがだろうか。

2018年度 SBM入門講座概要

■スケジュール
<東京会場>
・7月18日(水) 「輪行の方法と自転車旅の魅力(伊美哲也/オーストリッチ)」
・8月8日(水) 「愛車のチューンナップとトレンド(菊地武洋/ジャーナリスト)」
・10月10日(水)「室内で出来る愛車のお手入れ(中村誠/WAKOS)」
・12月12日(水)「タイヤの基礎知識とパンク修理(山田浩志/IRC)」
・1月16日(水) 「効率的な栄養補給のポイント(明治栄養士/明治)」
・2月13日(水) 「フィッティングの基本と実例(鏑木裕/ジャーナリスト)」
<大阪会場>
・7月25日(水) 「室内で出来る愛車のお手入れ(山内智也/WAKOS)」
・10月17日(水)「愛車のチューンナップとトレンド(菊地武洋/ジャーナリス
ト)」
・1月23日(水) 「タイヤの基礎知識とパンク修理(山田浩志/IRC)」
・3月13日(水) 「効率的な栄養補給のポイント(明治栄養士/明治)」
※募集は随時SBMホームページに更新予定
■会場
東京:「鉄鋼ビルディング」南館4階ROOM2(東京都千代田区丸の内1-8-2)
大阪:「グランフロント大阪」カンファレンスルームタワーB B05(大阪府大阪市北区大深町4-1)
■時間:午後7時から午後8時半まで
■受講料:4,320円(税込、1回当たり)
■対象:自転車のメンテナンス、最新情報に興味のある一般の方。自転車業界の方※養成講座修了検定合格者の方は聴講無料

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