今シーズンのチーム初勝利を挙げるNIPPOのグロスがクロアチア第2ステージで区間優勝 個人総合でも首位に

  • 一覧

 NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ所属のエドゥアルド・グロス(ルーマニア)が4月18日、ヨーロッパツアーHCクラスの「ツアー・オブ・クロアチア」第2ステージにおいて、ゴール争いをロングスプリントで制して区間優勝を挙げた。チームの今季初勝利となるばかりでなく、個人総合でも首位に立った。

グロスがツアー・オブ・クロアチアでチーム今季初勝利を挙げた © bettiniphoto.net

 今年で4回目の開催を迎えた6日間のステージレース、2日目は234.5kmの距離で争われた。山岳が2カ所に組み込まれ、170km地点、この日2つめの山岳からフィニッシュラインにかけては下り基調。フィニッシュ前は平坦だが、最後に1周する8.5kmの周回コースはコーナーが連続するテクニカルなものだった。

 レースは序盤より5人が逃げる展開で進んでいき、集団から最大で5分強のリードを得た。170km地点の3級山岳では、後続から30人ほどが追走を仕掛け一時先頭は35人となり、そこからピーター・コーニン(フランス、アクアブルースポーツ)が単独で先行し、山頂へと向かっていった。

 しかし、下り区間では非常に強い風が吹いており、主催者は選手たちの安全を考慮し、山頂から190km地点までの下り区間をニュートラル走行とする決定を下し、山頂にて一度レースがストップした。

優勝したグロスを中心に © bettiniphoto.net

 強風によりチームカーが風上を走り、選手たちを守るような形にて下り区間を安全に走行。そして190km地点より、2分ほどのタイム差でコーニンとメイン集団が再スタートを切った。集団はすぐにコーニンを吸収し、集団ゴールスプリントに向けて激しい位置どりを繰り広げながら、フィニッシュ地点へと向かった。

 テクニカルな最後の周回コースでは、集団はいくつもの小集団に分裂。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、前方にグロスとファンホセ・ロバトがしっかりと残り、危険なアタックもかかるなかでタイミングを見極め、残り800m地点にてグロスがロングスパートを開始。そしてリードを守りきり先着、フィニッシュラインで大きなガッツポーツを掲げた。

 NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニにとって、この勝利が2018シーズン初勝利。グロスは前日の第1ステージでは3位入賞にとどまり、勝利を逃した悔しさを今日のステージにぶつけ、プロ通算11勝目を挙げた。グロスは個人総合成績で首位に浮上。翌第3ステージはは赤いリーダージャージを着用してスタートする。

個人総合成績でも首位に立ったグロス © bettiniphoto.net

第2ステージ結果
1 エドゥアルド・グロス(ルーマニア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) 5時間38分11秒
2 ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード) +0秒
3 リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ プロチーム)
5 フアンホセ・ロバト(スペイン、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)+4秒
58 シモーネ・ポンツィ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)+20秒
73 ダミアーノ・チーマ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)+26秒
79 吉田隼人(日本、、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)
90 内間康平(日本、、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)+29秒
105 西村大輝(日本、、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)+1分24秒

●エドゥアルド・グロスのコメント

 今日の最後の周回コースはテクニカルだったが、昨年も走り知っていたので、とくに驚くことはなく、冷静に、そして残り800mからスプリントを開始した。強い風に見舞われたステージだったが、チームメートたちが風を遮るなどサポートしてくれ、素晴らしいチームワークで勝利することができ、また総合リーダーにもなれたことを嬉しく思っている。明日のステージは厳しいもので、どうなるかわからないが、今はこの勝利を喜びたい。

●内間康平のコメント

 逃げに乗りたいと言っていた第2ステージ。それを実現すべく、アタックに反応。様子を見て、今だ!!と飛び出すとプロコン3人、コンチ1人とかなり良い構成だったが、しばらくして吸収され、ちょっと休み、もう一度トライした直後の逃げが決まった。その後は回復に努めながらメイングループで走った。

 今日はグロスがステージ優勝! この勢いにのって、また明日から頑張って走りたい。

●吉田隼人のコメント

 今日はステージ距離今大会最長の237km。途中に上りはあるものの、チームとしてもスプリントを予想しスタートした。そしてレース前のミーティングでも昨日同様、グロスを中心に自分も狙いに行くプランでスタートすることになった。

 今日のステージは最後はコーナーの多い周回コース。その周回コースに入るまでは、グロスと同じ位置で入ることができたが、徐々にポジションを下げてしまう。しかし、昨日は集団先頭が見えない位置でゴールすることになったが、今日は先頭を確認できる位置で走ることができた。また徐々に位置取りもできているので、最低でもスプリントできる位置で位置取りできるよう明日以降に備えたい。

●西村大輝のコメント

 監督からの指示は昨日と同じで、5〜6人の逃げに入ること。コンチネンタルだけであれば入らなくて良いというものだった。序盤から何度もアタックに反応していくが、タイミングが合わず結局逃げに乗ることはできなかった。

 その後はチームの位置取りや、補給や防寒着の運搬等を、ひたすら繰り返して走った。補給所を過ぎてから横風で分断した時に、前から2つ目の集団に入った。それまでに、かなり動いていたので猛烈に苦しかったが、ひたすら耐えた。前の集団が、すぐそこに見えているという状況だったので、追いかけっこ状態になり、スピードは猛烈に速かった。結局、前に追いついたが、風があまりにも強いという事でニュートラルが入った。

 最後の周回コースに入ってからは前で落車があり、巻き込まれる事はなかったが、減速した所から踏み直す脚が無くて集団から遅れてゴールした。結果はグロスがステージ優勝をし、最高の形となり凄く嬉しかった。

 それから、ゴール後に監督のテバルディ、他の選手が、僕の今日の走りをかなり褒めてくれて、ロバトはテバルディに「彼の走りは素晴らしかった」と話してくれて凄く嬉しかった。昨日、今日と連日ゴール後に褒めてもらう事ができて、嬉しい気持ちは有るが、やはりヨーロッパのレースで逃げに乗って、評価を貰えるように頑張りたい。

 明日は本格的な山岳ステージとなり、ハードなレースになると思うので、今晩もしっかりと休んで回復に努めようと思う。

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

チームNIPPO

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載