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次戦はフレーシュ・ワロンヌ與那嶺恵理、アムステル・ゴールド・レースは4分遅れの63位 好調もホイールが2回壊れ脱落

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 ウィグル・ハイファイブに所属する與那嶺恵理が4月15日、オランダで開催されたUCI女子ワールドツアー「アムステル・ゴールド・レース」に出場した。中盤にホイールが割れるトラブルに見舞われ、メイン集団から4分12秒遅れの63位でフィニッシュした。

厳しい展開のなか、メイン集団前方で走る與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) Photo: Kyosuke TAKEI

記事修正のお知らせ

 当初與那嶺選手は公式リザルトでDNF(未完走)扱いとなっていたため、「與那嶺恵理、アムステル・ゴールド・レースはDNF」「メイン集団から遅れてのフィニッシュとなり、記録上、未完走扱いとなった」として記事を公開しましたが、記事の公開後に公式リザルトが修正され完走とされたため、これに合わせて記事のタイトルと本文を修正しました。
(4月16日 16:30)

 レースが開催されたのは與那嶺の自宅そば。地元開催のレースということで、シーズンの目標としていた大会だった。レースは序盤から好走し、メイン集団前方で展開するも、フロントホイールが割れて脱落。ニュートラルサービスを利用し、集団へと復帰するも、今度はリアホイールが割れるトラブルに見舞われ、思うような結果を出せないレースとなった。

 本人のレポートは下記のとおり。

 今年、一番楽しみにしていた地元のレースでしたが、幸運が少し足りませんでした。オランダで最も歴史あるワンデーレース、リンブルク地方で行われるワールドツアーのアムステル・ゴールド・レースに出場しました。コースは1000のコーナーに100の丘と言われるほどで、一度遅れたら戻れない強烈なアップダウンのジェットコースターです。距離は120km、マーストリヒトをスタートしてカウベルクの周回を3周します。

 この地域が大好きで住むことを決め、ゴールへのホームストレートに自宅を構えました。スタート時のプレゼンテーションでもファルケンブルのエリと取り上げられ少し恥ずかしかったのですが、オランダが大好きなことも多くのファンに知ってもらうことができました。本当に楽しみにしていた地元のレースです。

 多くのレースをこなし、チーム内の色々も多く、身体は芯から疲れを感じていました。武井コーチからは「今週完全休養をすれば間違いなく走れるから」と何度も何度も伝えられ、レースに挑みました。

ホイールが割れるトラブルに2回見舞われた ©Vélofocus

 レースが始まり1時間過ぎ、楽に前方で展開ができ「あ、今日は行ける」と感じます。多くの上り、下り、コーナーをこなし、集団はあっという間に40人ほどまで絞り込まれました。ファルケンブルクの周回に入る前の一番の激坂「ケーテンベルク」も前方でこなすことができ、チームメイトのオードレーと交互に攻撃をし、私も逃げを2回ほど作りました。何回かの展開のあと、オードレーが乗れた逃げがそのままスルスルと抜け出し、これで一度決まり。確率の問題。私も次のチャンスを待ちます。

 直後の下り、横風があり集団が一瞬動いた時に、路肩に押し込まれてしまい大きな衝撃が前輪へ。パン!っという大きな音とともにブレーキフィーリングがおかしくなり…。「ああやっちゃったかなぁ」という鈍い感覚。しかしパンクはせず、フロントホイールが割れていました。無線でチームカーを呼びますが、何故かこちらからの声が一切チームカーに届かず。コミセールカーを利用してチームカーを呼べど上がってこず…。

 カウベルクの坂を上りきったあと、シマノカーを呼びホイールを交換。チームカーのペーサーで戻ろうとしたところ、何故かそのままチームカーは行ってしまい…。レース後、久しぶりに大激怒しました。向かい風のホームストレート、遅れた車列を縫いながら、自分の脚を使い次の上り坂でメイン集団へ戻りました。

 逃げとの差は一気に広がり2分半。徐々に脚はきつくなるのですが、私も粘りながら最終回へ。メイン集団も展開が激しく、上りも下りも厳しくなり、最終回のみの特別コースへと入ります。そして前の選手が急に動いた先に縁石が…。ガン!っと強い衝撃があり、リアホイールが割れて後輪が完全にロックしてしまいました。

 どうすることもできず困って立ち止まってしまい、コース横のおじさんが駆け寄り直してくれようとしますが直せず、ブレーキレバーの開放を思い出し、なんとか車輪が回る状態へ。ここで冷静になるべきでした。

 メイン集団から遅れた選手とともにゴールを目指しました。多くのファンがいるカウベルクを上り、自宅の前を通り、ゴールへ。何ともいえない、とても残念なレースを終えました。なぜか順位データが無く、リザルトが現在DNF表示です。(編集部中:その後リザルトが修正され、完走扱いに)

 逃げに乗ったオードレーは6位! おめでとう! 私も次こそは。

 自分の狙った結果が出せなかったアムステル・ゴールド・レース。ホイールは割れてしまいましたが、このコースで落車なく、無事これ名馬。自分のコンディションも心配する状況ではないことが理解できたので、次に進むしかありません。

 次のレースは中2日でワールドツアー「フレーシュ・ワロンヌ」となります。「ユイの坂」で良い結果を出せるように、切り替えて前に進みます。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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UCI女子ワールドツアー 女子ロードレース 與那嶺恵理

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