ヘルシィ・エイジングツアー第5ステージ與那嶺恵理がツアーを総合44位で完走 休養後は“目標”のアルデンヌクラシックへ

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 ウィグル・ハイファイブに所属する與那嶺恵理が4月8日、オランダのフローニンゲンで開催されたヘルシィ・エイジングツアーの第5ステージに出場し、トップから1分遅れの59位でレースを完走した。次戦はオランダで11日に開催される「アムステル・ゴールド・レース」となる。

スタート直後、集団から脱落した與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) ©Vélofocus
終盤にメイン集団へと合流し仕事を開始 ©Vélofocus

 連戦で疲労を隠せずレースをスタートした與那嶺は、序盤からメイン集団から脱落。しかし、コーナーや石畳が続く厳しい展開のなかでも粘り、スタートから2時間後にメイン集団へと復帰した。集団内ではエースのリサ・ブレナウワー(ドイツ)と、クリスティン・ウィルド(オランダ)のアシストを果たし、ブレナウワーはこの日ステージ2位となった。

 與那嶺は今週を完全休養で回復に努め、次戦は目標に掲げるアルデンヌクラシック「アムステル・ゴールド・レース」に挑む。

 本人のレポートは下記の通り。

 もう出がらしです。全く走れませんでした。本当に悔しい。屈辱です。

 オランダの最北、フローニンゲンで行われる5日間のステージレース。ステージ5日目の最終日、レース距離は100km、市内の石畳を14周するサーキットクリテリウムです。コーナーの数、狭さ、路面のバンピー度、そして石畳。そしてスタート前から脚の終わっている感…。

 スタート時のアップローラーをしようとメカニックに依頼したところ「奥にしまっちゃったから無理」と言われ、呆然。そう、カスにはカスの理由あり。悔しいな。もっと強くなろう。殺気立ったスタート前の場所取り合戦に正直チョット疲れを感じましたが、油断すると本当に落車で大けがを追うリスクがあるためもう一度気持ちを入れ直しました。

 武井コーチも現地でライブ中継を行い、「あまり下手な走りはできないなぁ」と思いながら、同時に「今のこの連戦連戦の身体だと無理だよなぁ」と弱気になりながら。そしてレースはスタートしました。案の定皆さんのご期待通りスタート後、1分足らずで私は千切れました…。

 多くのコーナー、石畳、重い路面。疲れていると全てにおいて対応ができなくなります。立ち上がりの高出力を断続的に引き出すこと。これが私はとても苦手なのです。昨年より改善できてきているのですが、ここは本場のオランダサーキット。最初の1時間はもう何がなんだか泣きそうなぐらい脚がパンパンで、ひたすら我慢、我慢、我慢。

レース明けは完全休養に努め、アルデンヌクラシックへと調整を行う ©Vélofocus

 武井コーチから「下ハン族!」と下ハンドルを握るように何度も伝えられるのですが、上手くバイクを進ませることができず。選手も次々に千切れていき、いよいよ私がギリギリに。うち、ほんまカスやな…。大阪府堺市出身です)。最終日にDNF(リタイア)、かっこ悪すぎやな…。もう少し粘ろう、粘ろう、粘ろう。

 1時間半を過ぎ、少しだけ身体が動く感触があり、千切れ組も前が近づいてくると粘り始め、そこから30分間粘りに粘り、2時間過ぎ、なんとか奇跡的にメイン集団に復帰することができました。脚に力が入らないのですが、上手くメイン集団の前に出ることができ、しばらく仕事をしてもう限界。

 結果はスタート直後から攻撃をしたリサが最初から最後まで逃げ切り5位を獲り、クリスティンがメイン集団の先頭を確保。世界チャンピオンは当たり前に本当に強いです。レース後、私は出がらしでしたが皆とハグをしてまた次のレースへ。感傷に浸ることはなく、次のレースがまたやってきます。

 このレースで私はできないことを明確に理解することができました。本当に悔しい。もっともっと強くなり、上に登りたい。このオランダサーキットで結果を残せれば、真のオールラウンダーになることができます。日常の質を高めて、もっともっと強くなります。今週はほぼ完全休養、体の回復に努めます。

 現在の距離別世界ランキング(PCS内)は6位(4月9日現在)。

 日曜日はいよいよアルデンヌ初戦、自宅の目の前がゴールの「アムステル・ゴールド・レース」です。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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