ヘルシィ・エイジングツアー第3ステージ與那嶺恵理がチームメートの優勝をアシスト 1日2レースを完走

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 ウィグル・ハイファイブに所属する與那嶺恵理が4月6日、オランダで開催されているヘルシィ・エイジングツアーの第3ステージのロードレース、チームタイムトライアル(TTT)に出場した。第3ステージではチームメートの優勝に貢献しつつ、72位でフィニッシュ。TTTは全体の4位で終えている。

チームタイムトライアルを走る與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) ©Vélofocus
世界チャンピオンと走る與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) ©Vélofocus

 午前中に開催されたロードレースに挑んだ與那嶺は、チームでスプリント勝負を狙い、集団前方でコントロール。逃げとの差を詰め、仕事を果たした。チームメートのクリスティン・ウィルド(オランダ)が優勝し、チームへアシストで貢献した。

 TTTは午後に開催。距離は17.5kmで、チーム4人目にフィニッシュした選手のタイムが採用される。体にフィットしないTTバイクで挑んだ與那嶺は高速コーナーに苦戦しつつ、追い込んで4人目の位置でフィニッシュした。

 本人のレポートは下記のとおり。

一日で2ステージ、ともにほぼ限界まで追い込み、とてもタフな一日でした。

 オランダの最北、フローニンゲンで行われる5日間のステージレース。今日はステージ3日目で、ステージが2つあります。午前は70kmのロードレース、午後は18kmのチームタイムトライアルです。今日は昨日の失敗を改善すること! 以上!

レース前の與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) ©Vélofocus

 久しぶりに大失敗をした昨日。とにかく前で展開し続けること、クリスティン、リサのアシストとして機能すること。これを決め、武井コーチとたっぷりのミーティングを終えスタートしました。しかし、距離が短い午前のステージはスタート直後から展開が激しく、前に出たくとも、押し込められ気合は空回りするばかり。苦戦しながら前に、前にとレースを続けたところ、クリスティンから喝が! 無線で「Eri! どこにいるんだ! 前に来い!」、「あ! はい!」

 そこから必死にグリグリと集団に身体をねじ込みながら先頭へ。やればできるじゃん私。言われないとできないじゃん私。

 そんなことを考えながら、そう、ここはプロトンの先頭。私が後方でオタオタしているうちに強力な5人の逃げができており、チームは乗せていなかったため、まずは差をキープ。そこからゴールスプリントへクリスティンとリサを連れていくため、ここからしばらくは全開での仕事となりました。

 マリアンヌ・フォス(オランダ)のチームと世界最強のボーエルがガッチリと後方をブロックするなか、ほぼ一人で先頭を固定しながら安定したペースで前との差をジリジリと詰めていきます。

 昨日は強風で前を見にくい恐怖から、下ハンドルをしっかり持てないことを武井コーチから厳しく指導され、今日はとにかく“下ハン族”でいこうと決め、フォームを意識しながら前を追いました。周回を重ねるなかで「今日はパワーは使ってるけど行ける感じだな」との実感もあり、逃げとの差をキーブしながら最終回へ。できる限り先頭を引いて、そろそろいっぱいとなり、私は集団の後方へ。

 チームも上手く機能し、リサが上手くボーエルの攻撃をかわしながら、見事クリスティンが優勝することが出来ました! ゴール後、クリスティンからも「Good job Eri!」を貰い、久しぶりの充実感。疲労感もありますが、午後のチームタイムトライアルに備えます。

 さて、午後は久しぶりのチームタイムトライアルです。クリスティンの総合順位を落とさないためにも気合は入ります。しかし、タイムトライアルバイクの問題については先日の書いたとおり体にバイクのサイズが全く合わず、かなりの不安を持ちながらレースに臨みました。

 コース試走中に「Eri! コーナリングが遅すぎる!」と早速の駄目出し。ポジションが8cmも遠くて全く曲がらないだよ! と心の中で言いますが、レースパフォーマンスはベストを尽くすのみ。

 タイムトライアル世界チャンピオンのリサ、トラック世界チャンピオンのクリスティンを擁するチーム。レースがスタートするとあまりに走力が違うため、1回目のローテーションで1人がドロップ。6人スタートで、4人目がタイム計測のためもう誰も離脱できません。そしてしばらくローテーションを繰り返すうちにもう1人もドロップ。地獄の4人へ…。もう私もとてつもなくチキチキの状態です

 彼女らが走る。それは牛が走っているようにドドドドドオとの音が聞こえます。限界の限界を超えそうになりながら、ローテにも加わることが徐々にできなくなり、リサ、クリスティンの2人ローテーションにもう必死でついていくだけ。

チームタイムトライアルで終盤に遅れた與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) ©Vélofocus

 ポジションが大きく異るバイクのため、高速コーナーがうまくできず、コーナーごとに私だけが千切れて1人インターバルで戻り、それを繰り返すうちに、ゴール直前のコーナーで私が限界となりドロップ。しかし、4人目の私のゴールタイムがチームのタイムとなるため、もう白目をむきながら、追い込みきりゴールしました…。そして4位。微妙な順位。リサからは「Eri、遅すぎる!」、「これからコーナリングを教えるわ!」と爆笑される始末…。

 同じ選手として格の違いを見せつけられています。自分の弱さに、とても凹みますし悔しいのですが、これも現実。

 もっともっと強くなりたい。

 明日は最長のステージ145kmです。脚は既に終わっているのですが間違いなく厳しいステージになります。チームでもう1勝ができるように、大いに仕事を楽しみます!

 明日もこちらでライブでレースを見ることが出来ます

 大きな目標であるアルデンヌに向けてあと2週間

 応援よろしくお願いします!

全てを力に変えて
與那嶺 恵理

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UCI女子ワールドツアー 女子ロードレース 與那嶺恵理

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