今年7月開館予定も自転車博物館の移転計画中止 古墳群遺産登録への影響を懸念 大阪

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 2018年7月に予定されていた国内唯一の自転車専門博物館「自転車博物館サイクルセンター」(堺市堺区大仙中町)の移転計画が中止となったことが4月3日、堺市への取材で分かった。博物館を運営する公益財団法人「シマノ・サイクル開発センター」が、百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群の世界文化遺産登録への影響を懸念したといい、今後別の移転先について市と協議する方針。

 現在の博物館は平成4年に大仙公園に隣接する市有地にオープンしたが、建物の老朽化などから約700m南東の同公園内に新築移転し、今年7月の開館を予定していた。

 しかし移転予定地は百舌鳥古墳群の中心に位置し、周囲には仁徳天皇陵古墳のほか複数の小規模な古墳が密集している。近年、世界文化遺産の周辺環境に求められるハードルが高くなっており、有識者から「移転は古墳群の文化遺産登録に影響があるのではないか」などの指摘もあったことから、同法人が移転に向けた準備をいったん中断していた。

 同館の国方伸泰(くにかたのぶやす)館長は計画中止の理由について、「古墳群の文化遺産登録は重く、移転によって支障が出るのは本意ではない」と説明。一方で、新たな博物館は堺、羽曳野、藤井寺市にまたがる両古墳群の周遊拠点として期待されていただけに、堺市世界文化遺産推進室は「古墳群を周遊する手段は今後も考えていかなければならない」としている。

産経ニュースより)

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