オランダ競技関係者が禁止を疑問視千葉県がタンデム自転車を公道解禁 細則改正し観光客誘致に期待

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 2人以上で合法的に乗れる「タンデム自転車」が4月から、千葉県の公道でも乗れるようになる。千葉県内は全国の都道府県で唯一、タンデム自転車の公道上の走行が全面禁止されていたが、自転車の乗車定員などを定めた県公安委員会が定める県道交法施行細則が一部改正され、走行解禁となる。自転車ファンほか観光客の誘致増につながるか注目される。

県南自治体など要望

4月から千葉県内の公道で走行が解禁されるタンデム自転車(館山市提供)

 タンデム解禁をめぐっては、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、自転車競技の合宿誘致やサイクリングによる地域活性化を目指す館山市など、県南部の自治体が中心となって見直しを求めてきた。

 タンデム自転車はサドルとペダルが前後に並び2人またはそれ以上で漕ぐホイールベースの長い自転車。1人が自転車を漕ぎ、もう1人が荷台に乗るのは「2人乗り」として道路交通法違反だが、タンデムは合法的な自転車だ。健常者とともに運転することで、視覚障害者でも後部座席で乗れるといった特色を持つ。

 リオデジャネイロ・パラリンピック(2016年)では、女子タンデムのロードタイムトライアルで、千葉市出身の競輪選手、田中まいさん(28)が前乗り役として出場し、鹿沼由理恵さんとのペアで銀メダルを獲得した。

 パラリンピックの自転車競技で使用されるなど普及が進む一方で、全長が通常の自転車より長く、小回りがききにくいこと、横風の影響を受けやすいといった運転の難しさもあり、県内ではこれまで公道の走行が認められていなかった。

合宿誘致が契機に

 オランダの自転車競技関係者が昨年、館山市などを視察した際、タンデムが公道で走れない点を疑問視。東京五輪・パラリンピックで、自転車競技チームの事前合宿誘致を目指す館山市や鴨川市、県サイクリング協会など11団体が県警に施行細則見直しを求めた。

 要望を受けた県警が精査したところ、すでに千葉県以外の46都道府県では自転車専用道路に限った走行を認めるなどしており、大事故も発生していないことから細則を一部改正した。

 館山市は「房総半島はサイクリング客も多い。合宿誘致やスポーツ観光推進につながれば」と話す。県警交通総務課は「自転車特性を理解し安全運転を」と呼びかけている。

産経ニュースより)

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