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御神火ライド2018

スーパーヴァーム発売10周年記念イベントVAAM×西薗良太さんによるZwiftグループワークアウト 全日本TTのマル秘“必勝法”も初公開

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 2017年全日本個人タイムトライアル(TT)王者の西薗良太さんを招いたスーパーヴァーム発売10周年記念イベント「VAAM×西薗良太さんによるZwiftグループワークアウト」が、3月21日、東京都内で開催された。抽選で選ばれた参加者に加えて、オンラインでは120人の参加者が集った。第2部のトークセッションでは西薗さんが現役時代に行った秘策を初公開。シークレットゲストにチーム ブリヂストンサイクリングの石橋学選手も登場し、走って、トークを聞いて、会場は大いに盛り上がった。

走って学んだ「VAAM×西薗良太さんによるZwiftグループワークアウト」が開催された Photo: Satoshi MURATA

理論派の西薗良太さんが指南

 会場となったのは東京・三ノ輪にある「シテック+カフェ ガリビエ」。1階のジムではバーチャルサイクリングを楽しめる「Zwift」(ズイフト)の施設が整い、スマートトレーナーやモニターが一人ひとりに用意された。今回の参加者は抽選で選ばれた14人。この日の都内は雨模様で、時にはみぞれが降るほど冷え込んだが、自走で来場する熱心な参加者の姿も見られた。

2017年の全日本個人タイムトライアルチャンピオンの西薗良太さん Photo: Kenta SAWANO

 西薗さんは東京大学の「運動会自転車部競技班」出身で、卒業後は国内外のプロチームで活躍。理論派ライダーとして知られており、効率を求めたトレーニング理論に定評がある。昨年、全日本TT選手権を制しながら、惜しまれつつも競技生活を終え、現在は新たなステップを踏み出している。午後1時からイベントが開始されると、日の丸があしらわれたナショナルチャンピオンジャージを着た西薗さんが拍手で迎えられて登場。「走って、学んで楽しみましょう」と挨拶した。

 早速ジムに移動してズイフトの準備を始めようとしたところで、シークレットゲストが登場した。「西薗さんのため(静岡県)三島から来ました!」と石橋選手が会場に駆けつけたのだ。西薗さんは驚きの表情を浮かべつつ、昨年までのチームメートとの再会に思わず笑みがこぼれた。

西薗さんも知らなかったサプライズゲストの登場に思わず笑みが溢れる Photo: Satoshi MURATA

 ズイフトのグループワークアウトはその名も「VAAM×西薗良太グループワークアウト」。30分のメニューで、ウォーミングアップから高強度のインターバル走までバランスよく組み合わされているのが特徴だ。各自のバイクはスマートトレーナーへと接続されており、ズイフトのバーチャル空間内の環境、例えば坂の斜度やスリップストリームなどをリアルに負荷として再現してくれる。今回はグループワークアウトのため、各自のFTP(パワーの指標)に合わせたW(ワット)の指示が画面に表示。ビギナーでも、上級者でも同じグループ内で走れる仕組みとなっている。オンライン上でもオープンで参加可能だったため、この日は各地から120人ものサイクリストが西薗さんのイベントに参加した。

「西薗さんのために三島から来ました!」と話す石橋学選手 Photo: Satoshi MURATA

熱気に包まれたグループワークアウト

「レスト区間ではしっかり休み、次の高強度に備えましょう」とアドバイスする西薗良太さん Photo: Satoshi MURATA

 スタートの時刻を迎えると、西薗さんのカウントダウンで、いよいよワークアウトが始まった。「まずはウォーミングアップです。画面の指示通りに徐々に上げていきましょう」とアドバイスが施される。皆黙々とペダルを回し、表情には余裕が垣間見える。しかし、段々と要求されるメニューの強度が上がると一変。参加者全員が真剣な表情になり、ワークアウトをこなしていった。強度は個々のFTPに対して表示されるので、西薗さんの画面には「500Wを15秒間」といったメニューも表示され、呼吸も絶え絶えだ。飛び入り参加した石橋選手でさえ、完全にトレーニングモードに入っていた。

メニューが中盤へと入ると徐々に真剣な表情へと変化していく Photo: Satoshi MURATA
インドアトレーニングにタオルは欠かせない Photo: Kenta SAWANO
黙々とペダルを回す参加者の熱気に包まれる会場 Photo: Satoshi MURATA
高強度メニューの時にはこの表情 Photo: Satoshi MURATA

ヴァームウォーターでしっかり水分補給

 「1分間のレストです。ここではしっかり休みましょう。汗もかなりかいていると思うので、水分補給もとても大事です」と短いレスト区間でも西薗さんが指示を出してくれるので、参加者も忘れずに水分補給に適したスポーツドリンク「ヴァームウォーター」を飲用していた。

ヴァームウォーターで補給しながらグループワークアウトを楽しむ参加者 Photo : Kenta SAWANO

 短くも長い30分のグループワークアウトが終了すると、皆汗だくで充実した様子を見せた。ここで急遽、石橋選手によるデモンストレーションが行われた。700Wに迫る高強度の持続と、スプリントを披露。石橋選手の周りに集まった参加者は、間近で見る現役プロ選手の綺麗なフォームやペダリング、圧倒的なパワーに驚きをみせた。石橋選手は「普段は雨の日を中心にインドアトレーニングでローラーを回します。映画や音楽で時間を潰しますが、ズイフトとスマートトレーナーの組み合わせは飽きず乗れるのでいいですね」と堪能した様子だ。「500Wで20秒とかコンビニ弁当の温め時間みたいですよね。もうトレーニングメニューがそれにしか見えません!」と冗談交じりの本音で参加者を笑わせた。

デモンストレーションを披露し「500Wで20秒とか電子レンジみたいですよね」と冗談で会場を沸かせた石橋学選手 Photo: Satoshi MURATA

トークセッションで秘策のエネルギー戦略を解説

 ワークアウトセッションが終了すると、会場2階のカフェに移り、トークセッションが始まった。西薗さんは勉強で忙しい学生時代、自らのトレーニング理論と、ローラー台の活用で実力を発揮し、インカレ(大学対抗選手権)のロードで優勝、また学生選手権の個人タイムトライアル優勝に輝いた。集まった参加者のほとんどは普段仕事がある社会人らしく、似た境遇で結果を出した“先生”の話に真剣に耳を傾けた。

西薗良太さんの横で頷きながら話に耳を傾ける石橋学選手 Photo: Satoshi MURATA

 「強度と効率を求めたトレーニングは理論的に正しく、忙しい皆さんにもフィットすると思います。しかし、欧州的な“距離を乗る”トレーニングも重要であることがわかってきました。長い距離を戦うロードレースやロングライドにおいて、効率的なエネルギー代謝ができるカラダづくりにもつながると考えます。具体的にいうと、エネルギー源となる糖質だけでなく、カラダに持つ大きなエネルギー源の体脂肪を効率よく活用するための練習です。そして選手時代、練習時にはVAAMを使ってきました」と説明。顆粒やパウダータイプの「スーパーヴァーム」を運動前に欠かさず用いてきたことを明かした。

配布されたスーパーヴァームを手にし、アミノ酸について理解を深める参加者たち Photo: Satoshi MURATA
様々な研究データを用いて理論を説明 Photo: Kenta SAWANO
タイムトライアル前の“必勝法”を伝授 Photo: Kenta SAWANO

 西薗さんはここで、チームメートすら知らない、全日本TT優勝前に行った秘策を説明。「マウスリンス」と呼ばれる方法で、糖質源をウォーミングアップ時に口へと含み、そのまま飲み込まずに口から出す方法があるという。「レース前にはエネルギー源を摂取したいですが、胃に物が入ると消化吸収を行う過程で少なからず負担がかかります。マウスリンスを行うと糖が体に入ったと脳が反応し、体が動くという論文結果をみて試みるようになりました」と説明。一般のサイクリストが行うロングライドなどにおいては、エネルギー源が不足することによるハンガーノックに注意が必要となる手法であるが、極限で戦うトップアスリートの秘策に参加者は興味津々。隣にいた石橋選手も初めて聞く情報に思わず頷いていた。

明治の案浦さんによるVAAMの仕組みの解説も行われた Photo: Satoshi MURATA

 最後に、チーム ブリヂストンサイクリングを担当する明治の案浦栄養士が発売10周年を迎えたスーパーヴァームシリーズについて解説した。「VAAMは動き続けるスズメバチのスタミナに着目して開発されました。スズメバチが餌を巣に運んだ際、幼虫から得るアミノ酸混合物がスズメバチのスタミナに関係していることが分かりました。そのスタミナの秘密を科学的に再現したのが17種類のアミノ酸V.A.A.Mです」と、VAAMの誕生と仕組みを説明。そして「スーパーヴァームシリーズには、この17種類のアミノ酸V.A.A.Mに加え、分解された脂肪酸をエネルギーに変える働きをサポートするコエンザイムQ10が配合されたVAAMの中でも最高峰の商品です。持久系アスリートだけでなく、今ではロングライドを行うサイクリストの皆様にもパフォーマンスをサポートするアイテムとして親しまれています」と紹介した。

イベントのラストはサイン入りシェイカーが当たるじゃんけん大会 Photo: Satoshi MURATA
配布された「スーパーヴァーム10周年お土産セット」 Photo: Shusaku MATSUO

 現全日本チャンプと現役プロ選手を迎えたイベントは大盛況のうちに終了。参加者にはお土産として「スーパーヴァーム10周年記念セット」が手渡された。顆粒やゼリー、パウダータイプのスーパーヴァームなどが詰め合わされた豪華なもので、参加者はTwitter、Facebook、instagramに「#サイクルVAAM」のハッシュタグで続々と使用した感想などを投稿している。リアルなポストをぜひ検索して見て欲しい。
(提供:明治)

  

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