有力選手・チームのコメントボーナスタイム争いに注目 本格ロードレース直前のツール・ド・とちぎ

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 3月23日に開幕したツール・ド・とちぎは第1ステージ、個人タイムトライアルをマイケル・ポッター(オーストラリア、オーストラリアンサイクリングアカデミー)が制した。しかし、地元・宇都宮ブリッツェンの増田成幸が9秒差で2番手に付け、チームメートの岡篤志が12秒差でともに首位を狙う。本格ロードレースとなる第2ステージを前に、注目チームと選手にレースの展開を聞いた。

総合首位のジャージをキープしたい意向を示したマイケル・ポッター(オーストラリア、オーストラリアンサイクリングアカデミー) Photo: Shusaku MATSUO

 オーストラリアから来日したオーストラリアンサイクリングアカデミーは、育成を目的とした若手選手が中心のUCIコンチネンタルチームだ。個人総合リーダーとなったポッターのほか、総合6番手にはトビー・オーチャード(オーストラリア)が控え、層の厚さを見せつける。

 ポッターは第2ステージからの展開について「リーダージャージをなるべくキープしたいと思っている。ステージ1位は10秒のボーナスタイムが、中間スプリントでもトップ通過で3秒が得られるため、チームワークが非常に重要になる。いいメンバーを揃えているし、明日の最終ステージまでグリーンジャージを着ていたい」と目標を語った。

駒を揃え、2番手から首位を狙う宇都宮ブリッツェン Photo: Shusaku MATSUO

 総合上位に増田と岡を擁する宇都宮ブリッツェン勢は、オーストラリアンサイクリングアカデミーを強く意識した走りをみせることになるだろう。岡は、「ポッターはタイムトライアルでいい脚を見せましたが、上りでも実力を発揮してくるでしょう。チーム全体が強力な布陣ですが、宇都宮ブリッツェンは自分や増田選手、ゴールスプリントでは鈴木龍選手でも狙えます。戦略を多く組めるので、チーム全体でライバルチームの脚を削っていきたいです」とレースの展望を話す。

チームUKYOは層の厚さでステージ優勝を狙う Photo: Shusaku MATSUO

 昨年UCIアジアランキング王者に輝いたチームUKYOは、総合7位にレイモンド・クレダー(オーストラリア)、8位にロビー・ハッカー(オーストラリア)を送り込み、上々の滑り出しをみせた。桑原忠彦代表は第2ステージについて「今日は非常に短い105kmのステージ。スタート直後からボーナスタイムを狙いアタックが連発するカオスな展開になることでしょう。チームUKYOは様々なシチュエーションに対応できるようシミュレーションを繰り返しました。スプリントになってもクレダーや畑中勇介が活躍してくれるはずです」と意気込んだ。

トレーニングコースを通るという栃木県選抜は、地元で目立つ走りを期待される Photo: Shusaku MATSUO

 地元にゆかりのある選手を集めた栃木選抜チームを束ねる小坂光は出走前にこう話す。「今日走るコースは普段からトレーニングでもよく通る道。地の利を生かして目立つ走りをしたいです。総合24位につける石原祐希のポジションを少しでも上げられるようレースに臨みます」と明かした。

エースポジションで地元レースに挑む岸崇仁(那須ブラーゼン) Photo: Shusaku MATSUO

 最終日、第3ステージのスタート地点である那須町を拠点に活動する那須ブラーゼン。岩井航太監督は岸崇仁と柴田雅之で第2ステージを狙う意向を示した。「昨年は前半から中盤にかけて岸が動き、チームのために貢献しました。今日は若手4選手の誰かが逃げに乗り、岸と柴田の足を温存させ、ステージを狙いたい」と明かした。結果を残して地元に凱旋できるか注目が集まる。

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UCIアジアツアー ツール・ド・とちぎ

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