今季2戦目のワールドツアー参戦與那嶺恵理がビンダ杯を34位で完走 エースの勝利はならず「悔いが残るレース」

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 ロードレース全日本2冠女王の與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)が3月18日、イタリアで行われたUCI女子ワールドツアーの今季第3戦「トロフェオ・アルフレード・ビンダ」に出場し、エースを助ける走りをしながら先頭から59秒差のメイン集団で完走、34位でゴールした。

ゴール直後、疲労困憊の與那嶺恵理 ©Vélofocus

 1920〜30年代に活躍したイタリアの名レーサー、アルフレード・ビンダの名を冠した大会。イタリア、スイス国境に近いマッジョーレ湖の東の地域でのレースは、131.3kmの距離で行われた。後半には厳しいアップダウンを含む15kmの周回を4周し、獲得標高は2000m近い。

スタート直前、ステージで紹介される與那嶺恵理(右端)らウィグル・ハイファイブのメンバー ©Vélofocus

 與那嶺にとって、今季2戦目となるワールドツアー参戦。今回はチームのエース、エリサ・ロンゴボルギーニ(イタリア)を最終局面までアシストするという使命が与えられた。自身が目標とする4月後半のアルデンヌクラシックに向け、順調にコンディションを上げているという與那嶺。ピークへのレベルアップのため、温存はせず全力を出し切るレースが続いている。

 以下は與那嶺のレース後のレポート。

 ワールドツアー2戦目。イタリア、ミラノの北西100kmで行われるワールドツアー。大きなループ70kmの後、15kmのループを4周。獲得標高は2000mに迫る上りもきついジェットコースターのコースです。

 チームもワールドツアーを3戦を終え、ドタバタとしております。今回の作戦も、最終局面までエリはエリサのフォローをするように、とのこと。コンディションデータは武井コーチから順調な推移とのこと。私は変わらずアルデンヌに向けて、出し切るレースは続きます。

 レースは北イタリアの道。路面も悪く、ハイスピードで下りそして直角コーナー。上りもゆるく長く、スイッチバックを含みます。そして雨…。前半の70kmの大きなループは雨で大変滑りやすく、自分の安全な位置をキープしながらエリサの隣にいるのが精一杯でした。

 15kmの周回に入ると、上りがきつくなり徐々に集団も削られ、路面も乾き、自分も元気に積極的に展開しつつ、エリサのフォローを行うことができました。

 何回かのアタックに反応しながら、危険な逃げに乗っていきます。しかし、ボーエルのメーガン(・ガルニエ)を含む危険な4人の逃げを許してしまったため、チームとしては少し後手に回り続け、私も追走でかなり力を使ってしまいました。出入りの激しい状態がしばらく続き、私もちょっと動きすぎたかなぁと感じ、疲労を若干感じ始めました。

15kmの周回に入った直後,集団につける與那嶺恵理 ©Vélofocus

 最終周回に入ることにはまた雨…。一気に路面が滑り始め、身体の冷えも感じました。当然、最後に向け集団はセレクションとアタックの連続。何度もフォローをしながら、エリサを確認しながら…。

 そこに上り口でキャニオンのカシア(カタルツィナ・ニエヴィアドマ)が強烈なアタック! エリサが反応し、私もフォローに入りたかったのですが、さすがにここまで脚を相当使ったので一度オールアウト。追走集団に戻り、あとは見守るのみ。

 メーガンを含む4人の逃げ。カシア、エリサのアタックに反応した10人。乗せられなかったサンウェブを含む、私がいる30人ほどの集団。この構図で最後の坂を上りきり、エリサ、カシアは激しくお互いを攻撃したようでエリサがドロップ…。

 チームはここに本来私が入る必要があったのですが、中盤以降、ほぼチームメイトがいっぱいいっぱいで仕事ができない状況。私が自分の力を使いながらレースを進めたため、最終局面で先頭に乗れず、切れるカードがありません。

 10人ほどの先頭集団は全員エリサのマークとなり、カシアの優勝がそこで決まりました。そしてエリサは10位でのゴール。私は追走集団でのゴールとなりました。

 ゴール後、エリサはカンカン。地元のレース、結果を出したいレースで優勝できず。私もコンディションは良いのですが、あそこまで仕事をして動いたあと、最終列車に飛びつく余力が残っていませんでした。

 少し悔いが残るレースとなりました。

 次のレースは22日、木曜日にベルギーで行われるワールドツアー「デパンヌ・コクサイデ」です。中3日ですがしっかりと回復し、大きな目標であるアルデンヌに向けて一歩づつ上げて行きます。

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