「ハローサイクリング」の事業拡大ヤフーグループがシェアサイクルに参入 マップや決済機能などのサービス連携を目指す

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 シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」(ハローサイクリング)の運営を行うOpenStreet(オープンストリート)が、ヤフーの子会社であるZコーポレーションに、第三者割当増資を行うことを発表した。ヤフーグループがシェアサイクル領域に新規参入し、「Yahoo! JAPAN ID」や決済サービス「Yahoo!ウォレット」などと連動させた新サービスを提供するなど、ハローサイクリングの事業を拡大していく予定だ。

全国約40地区でサービス展開

「ハローサイクリング」ロゴ ©OpenStreet

 ハローサイクリングは、短距離交通インフラの構築を目的としたシェアサイクルプラットフォーム。GPSや通信機能を搭載したスマートロックと、専用の操作パネルを自転車に取り付けるだけで、事業者や自治体がシェアサイクルサービスを運営できるというものだ。

 ハローサイクリングを活用したシェアサイクリングの利用者は、まず専用アプリから、すべてのシェアサイクリングサービスで利用できるIDを取得(会員登録は無料)。その後は、自転車の貸し出し、返却を行うステーションの検索から、決済までの一連の手続きをスマートフォンやパソコンで行い、希望するステーションで自転車を借りるシステムとなっている。

自転車の種類を問わず取り付け可能な「スマートロック」 ©OpenStreet
自転車の種類を問わず取り付け可能な「操作パネル」 ©OpenStreet

 アプリでの予約のほか、登録済みの交通系ICカードを自転車に設置された操作パネルにタッチして、予約なしでも自転車を利用することも可能。ステーション以外の場所には返却できず、自転車が放置された場合には料金が加算され続けるジオフェンス機能が搭載されるなど、放置自転車対策にも対応している。ステーションであればどこでも乗り捨てができるため、観光促進や渋滞緩和に活用したいという事業者側はもちろん、「歩くには遠いけど電車やタクシーを使うほどの距離ではない」といった利用者にもお勧めだ。

「ステーション」検索画面 ©OpenStreet
自転車予約画面 ©OpenStreet

 現在、ハローサイクリングを活用したシェアサイクルサービスは、東京都、神奈川県、埼玉県など約40地区で展開され、全国には約1000台のシェアバイクが配備されている。今年5月には不動産総合サービス、APAMAN(アパマン)グループがハローサイクリングを導入。「ecobike」(エコバイク)のブランド名で、福岡県を皮切りに全国でサービスをスタートさせる。

ヤフーIDや決済サービスとの連携

 オープンストリートは、ソフトバンクグループの新規事業提案制度「ソフトバンクイノベンチャー」を通じ、SBイノベンチャーから出資を受けて2016年11月に設立された子会社。出資完了は4月上旬予定で、完了後にはZコーポレーションが株式の過半を取得。ヤフーグループがシェアサイクル領域に新規参入し、ハローサイクリングの事業拡大を加速させていく。

 ヤフーの事業とは異なる領域に挑戦すべく設立されたZコーポレーションは、今回の資本参加により、ヤフーグループとして初めてシェアサイクル事業に乗り出すこととなる。ヤフーは、月間約4100万アクティブユーザーの「Yahoo! JAPAN ID」、約3900万口座をもつインターネット上の決済サービス「Yahoo!ウォレット」や、各種ナビゲーションアプリ「Yahoo! MAP」「Yahoo!カーナビ」「Yahoo!乗換案内」を展開。今後はこれらのサービスとハローサイクリングを連動させた新たなサービスの提供が予定されている。

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