自転車競技全体の底上げにドリームシーカーレーシングチームにMTB部門発足 山本幸平が所属し、次世代発掘も注力

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 トラック競技の国内プロチーム「ドリームシーカーレーシングチーム」が3月4日、東京都品川区の自転車文化センターで記者会見を開き、マウンテンバイク(MTB)部門の発足と国際自転車競技連合(UCI)への登録、また山本幸平が選手として所属することを発表した。

山本幸平を中心としたドリームシーカーレーシングチームのマウンテンバイク部門が結成 ©Dream Seeker

 チームは2016年の3月に新田祐大を中心に結成。日本人が国際舞台で活躍できる人材輩出を目指し、自転車競技の認知拡大や社会貢献活動を通じて活動の幅を広げていた。深谷知広、長迫吉拓らも所属し、トラック競技の世界選手権にも選手を送り出している。

 MTB部門立ち上げの中心となった山本幸平はこれまで、全日本選手権、アジア選手権を制した過去を持ち、トップレベルのレースを経験。今回、主に競輪場の運営やマネジメントを行い、チームのトラック部門をサポートしてきた日本写真判定のほか、いくつもの企業のスポンサー支援を取り付け、活動実施へと至った。レース活動のほかにも次世代国際レース選手の発掘、育成と自転車レースの啓蒙普及活動にも力を注いでいくという。

 日本写真判定の渡辺俊太郎社長は「MTBチームへの支援は守備範囲を広げすぎる懸念がありましたが、『自分が現役アジアトップ選手のうちに次世代を育てたい』という山本選手に感銘を受けたと同時に、MTBは自転車競技への入門に有用だという知見を得た」と支援した経緯と理由を説明した。チームの監督は鈴木雷太氏が務め、山本の他には松尾純、北林力が所属する。

山本幸平のコメント

 僕⾝身、マウンテンバイク・クロスカントリー選手としての集大成を考えたときに、自らチームを立ち上げ、世界で勝つチーム体制を作り、そして、日本の若手マウンテンバイク選手を世界へ通用させるために、僕が今まで経験をして来た事を伝える活動をする事で、日本全体のマウンテンバイク競技力向上と共に普及活動にもつながればという想いがありました。

 そんな中で、現役競輪選手でありながら、トラック競技の為にドリームシーカーレーシングチームを立ち上げ、世界で勝つ為に活動している新田祐大さんと連絡を取り合う中で、日本写真判定の渡辺社長を紹介して頂きました。

ドリームシーカーレーシングチームのジャージでシクロクロス東京を走った山本幸平 Photo: Naoi HIRASAWA

 そしてマウンテンバイクチーム活動にもサポートして頂けることになったことに、心より感謝いたしております。今は、熱い⾼まる想いと共に日々を過ごしていく事ができています。

 チームビジョンは「マウンテンバイクを通じて感動と勇気を与え、自転車競技全体の認知向上と自転車文化創造へ貢献」です。そしてチームの目標は4つあります。「日本人だけのチームで国際⼤会で勝利する」「世界に通用する選手を育成する」「2020年東京五輪で優勝する」「世界標準の競技土壌を作る」を掲げていますが、2020年東京でのメダル獲得へ向けて、チーム内から2名の五輪出場枠を取りたいと思います。

 東京以降としては、今までの経験を自転⾞競技普及活動に注ぎ、強い日本チーム作りへ手助けできる一人として活動していきたいという気持ちであります。次世代国際レース選手の発掘、育成と自転車レースの啓蒙普及活動にも力を注ぎ、笑顔と良いエネルギーが満ち溢れている日々を皆さんと歩んでいきたいと思っております。

新田祐大のコメント

 アジアのトップ選手である山本幸平選手が、チームに所属して活動するのではなく、自らチームを発足したいということで相談を受けていました。自らチームを発足したい理由は、日本人の中で自分一人がチームに所属して活動するのではなく、東京オリンピックに向けて若い選手と一緒に試合にでていくことで次世代の若手選手を育成し、日本の自転車競技業界の発展に寄与したいということでした。

 この思いは我々ドリームシーカーの思いと同じであったことから、ドリームシーカーのサポートをしてくれている日本写真判定の渡辺社長を紹介しました。そして、めでたく同社を含めたスポンサーの支援を受けてチームを立ち上げることができました。おめでとうございます。

 そして、このチームも我々と一緒に日本の自転車競技を盛り上げるためのムーブメントの象徴になっていきたいということから、山本選手と相談して、同じドリームシーカーという名前で活動してもらうことになりました。同じ自転車競技業界の中に、このような同志チームができたことを大変嬉しく思います。

 特にマウンテンバイクは子供の入門バイクに最適であり、マウンテンバイク人口が増えることは自転車競技者の裾野を増やすことに最適であり、自転車競技全体の底上げになると考えていますので、このマウンテンバイクドリームシーカーの役割は重要であります。そして、まずは目先の東京オリンピックに向けて、連携を図りながら共に自転車競技を盛り上げていきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。

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