外国人にも需要…観光振興に期待タンデム、4月から公道OK 視覚障害者「風を切る」感覚 山梨県警が体験会

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 県の道交法施行細則の改正で、4月から2人乗りの「タンデム自転車」が県内の公道で走行できるようになるのを前に、山梨県警は2月27日、南アルプス下市高砂の県総合交通センターで「乗り方体験会」を開いた。後部座席でペダルをこぎ、自転車が運転できるようになる視覚障害者らが参加。警察官から交通ルールや運転の注意点などの指導を受けた。市町村の関係者も観光への活用に期待感を示した。

県総合交通センターでのタンデム自転車説明会で県警関係者とコミュニケーションし後ろで運転する関係者=2月27日、南アルプス市下高砂(昌林龍一撮影)

 県警交通企画課によると、県内ではタンデム自転車の走行が自転車専用道路だけで認められていたが、県視覚障害者福祉協会や県自転車競技連盟などの要望を受け、細則を見直した。全国では今月1日現在で、大阪府、静岡県など16府県で実施している。

 27日の県警説明会には、市町村の職員や視覚障害者ら約50人が参加。警察官が歩道の走行ができないなど交通ルールを指導。カーブで小回りが利かず、2人でこぐためにスピードが出やすいなど、通常の自転車と異なる特徴を説明し、注意を喚起した。

 県視覚障害者福祉協会の堀口俊二会長(70)=甲斐市亀沢=は「車で行くには近い場所にも家族や友人のサポートで行けるようになり、生活の利便性が上がる」と話した。南アルプス市桃園のしんきゅう師、東條芳彦さん(61)も「23歳で目が不自由になって以来、初めて『風を切る』感覚を体験した。楽しい」と笑顔を見せた。

 一方、多くの外国人観光客が訪れる富士北麓の市町村もタンデム自転車への関心が高い。

 道志村総務課の池谷莉菜さん(26)は「東京五輪の自転車ロードレースで村内を通る可能性があり、観光客が増える。タンデム自転車の需要があるかもしれない」と期待感を示した。富士河口湖町地域防災課の外川雄一郎さん(30)も「外国人の家族連れに需要があるかもしれない。事故防止の注意点を学ぶことができる」と話した。

産経ニュースより)

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