自転車安全基準に適合「BAAマーク」を参考に広島県の中学校で自転車通学のための交通安全教室 「○×クイズ」でルールを学ぶ

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 自転車での登下校を見据える中学生に向けて、自転車のルール・マナーなどの正しい利用方法と、メンテナンスの重要性を啓発する交通安全教室が2月22日、広島県内の中学校で行われた。学校付近の危険地点や整備の重要性、安全な自転車の選び方などを確認し、事故を防ぐため実践すべき事柄を生徒自身で考える機会となった。

自転車通学の全面解禁を前に行われた中学2年生対象の交通安全教室。安全な自転車の選び方などを確認し、事故を防ぐため実践すべき事柄を生徒自身で考えた Photo: Syunsuke FUKUMITSU

身近で起こる事故例を知り自他の身を守る重要性を認識

 今回の交通安全教室は、「自転車の安全利用促進委員会」と「一般社団法人自転車協会」の主催のもと、私立修道中学校・修道高等学校(広島市)にて行われた。

中学2年生286人が出席した Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 同校では、中学3年生への進級とともに全面的に自転車を利用した通学が認められるようになる(鉄道などを使わず自宅から学校まで直接自転車で通学する場合のみ中学1、2年生でも可)。そこで、全面解禁を目前にした中学2年生286人を対象とし、誰でもすぐに実践できる事故を防ぐための方法を学ぶことが目的とされた。

 講師は「自転車の安全利用促進委員会」メンバーであり、自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さん。広島県の自転車利用状況を軸に講演を展開し、生徒たちにとって身近な区域で起こっている事故や、若い年代が加害者側となった自転車事故例を挙げながら、自分の身だけでなく相手の身を守る運転ができているかを生徒たちに問いかけた。

講師を務めた自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さん Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 修道中学校付近の道路事情についてもチェックを行い、普段通い慣れている道にも危険が潜んでいることを確認。基本的なルールとして、「自転車は車道を走る(歩道は例外のみ)」「車道左側を通行」「歩道は歩行者優先で車道よりを徐行」「安全ルールを守る」「子どもはヘルメットを着用」の自転車安全利用五側を順守するよう呼びかけ、さらには自転車事故原因として増加する一方の「ながらスマホ」の禁止についても強調した。

安全な自転車選びで「BAAマーク」参考に

 講演の後半には、自転車走行規則に関する「○×クイズ」を実施。生徒それぞれが○と×とが描かれたカードを持ち、5つの問題にチャレンジ。例えば、「ヘッドホンを着用しての走行は違反だが、イヤホンを片耳だけした状態であればルール違反ではない(正解は×)」などの問題に対し解答していった。

自転車走行規則に関する○×クイズにチャレンジ Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 そして、事故を防ぐ一助となる自転車の定期的なメンテナンスや、安全な自転車の選び方についても触れ、これから自転車を購入する予定の生徒たちに向けては、自転車安全基準に適合したことを示す「BAAマーク」が貼付されているものを参考に選んでほしいとした。

 講演を聞き終えた生徒たちは、クラスへと戻ってからも復習のテストに臨み、自転車の安全走行への意識をさらに高めた。これらの取り組みを見守った皆戸祥成・学年主任は「自分の身を守るため、そして周りの人の身を守るため、日頃からルールを守って走り、必要に応じたメンテナンスを自発的に行っていってほしい」と生徒たちの取り組みに期待を寄せる。また今回の成果に満足しているといい、「○×クイズといったゲーム性のあるものや、実際にステージへ上がって発言する機会があることで、生徒たちも集中して講演に臨むことができたと思う」とも語った。

講演後にはクラスへと戻って復習テストに臨んだ Photo: Syunsuke FUKUMITSU

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