深谷産業、編集部がお勧め製品ピックアップ便利でワクワクするブランドが集結「フカヤ・サイクルフェア2018」をレポート

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 自転車関連製品の製造、輸入、卸を手掛ける深谷産業が1月31日、取り扱いブランドを一同に集めた展示会「FUKAYA CYCLE FAIR 2018」(フカヤ・サイクルフェア2018)を名古屋市で開催した。国内外の幅広いブランドのブースを巡り、編集部が興味を引いた製品や、今シーズンおすすめの製品を聞いた。

深谷産業のお膝元、名古屋市で開催された「FUKAYA CYCLE FAIR 2018」 Photo: Kenta SAWANO

三船さんの「エディーメルクス」トークショー

サンレモ76と並ぶ、三船雅彦さん Photo: Kenta SAWANO

 大きなゲートをくぐり最初に目の前に現れたのが、伝説のロードレーサー、エディ・メルクスの名を冠したご存じ「エディ・メルクス」(Eddy Merckx)のブース。エントリーからハイエンドまでほぼ全てのロードバイク、シクロクロスバイクがずらりと並んだ。昨年ブランドのアンバサダーに昨年就任した2人、元プロロードレーサー・三船雅彦さんと名古屋市在住のサイクリストでTeam Rueda NAGOYA代表の落合友樹さんによるトークセッションも開催。三船さんは「ムーラン69」や「サンレモ76」など、トップグレードでない車種の魅力についてもたっぷりと語った。落合さんもアルミの廉価版モデル「ブロックハウス67」を高評価。「走りもしっかりしているし、購入して自分のレベルと一緒にパーツ交換していく楽しみがありお勧めです」というインプレッションに、来場者は聞き入っていた。

エディ・メルクスアンバサダー三船雅彦さん(左)、落合友樹さんによるトークショーでは、歯に衣着せぬインプレッションに観客が聞き入った Photo: Kenta SAWANO
ギザロの電動グラベルバイク Photo: Kenta SAWANO

 深谷産業オリジナルのブランド「GHISALLO」(ギザロ)からも魅力的な自転車が並んだ。同ブランドは、ご存じ自転車選手の守り神をまつるイタリア「ギザロ教会」にちなんで名づけられたが、今回は試作品の電動グラベルバイクが持ち込まれた。シマノの電動コンポーネント「STEPS」を搭載。ストレートハンドルに、左右フォークや、トップチューブにもボトル台座が付くなど遊び心にあふれた1台だ。展示車には大きなサドルバッグや、テントも装着。時間と金銭的に余裕がある層に向けた価格帯で販売される予定だ。

ギザロの電動バイクにはフォークに2つのボトルケージ、ストレートハンドルと特徴が盛りだくさん Photo: Kenta SAWANO
オリジナルブランド「DAVOS」のランドナーも人気だ Photo: Kenta SAWANO

現場の声を反映「ミノウラ」製品

ミノウラが和光ケミカルと共同開発した折りたたみ式ワークスタンド「RS-1800」 Photo: Kenta SAWANO 

 並んで大きなブースを構えていたのが、自転車用、サイクルトレーナー、各種工具を製造するミノウラ。中でも一押しなのが和光ケミカル(ワコーズ)と共同開発した折りたたみ式ワークスタンド「RS-1800」だ。各種イベントで洗車講習会を行う同社のフィードバックを聞き、より便利に、使いやすくしたという。自転車の角度を10段階で調節でき、微妙な部分の調節にも素早く対応できるほか、後輪を外して洗浄する場合に備え「チェーンローラー」(別売)も用意。折りたたみやすく軽量な本体は、レース会場にもっていくのに最適な1台だ。実際にワコーズのスタッフが洗浄に使用するパフォーマンスも行われ、多くの人が見入っていた。

ミノウラのワークスタンド「RS-1800」を使ったワコーズの洗車講習会には多くの人が集まった Photo: Kenta SAWANO
ワークスタンド「RS-1800」には10段階の角度調節の溝がついている Photo: Kenta SAWANO
「SmartTurbo KAGURA LST9200」をZwiftと連携して体験できる試乗スペースも Photo: Kenta SAWANO

 また、国産スマートトレーナーの最高峰ともいえる「SmartTurbo KAGURA LST9200」をZwift(ズイフト)と連携させ試乗できる広いスペースも確保。4台のロードバイクで自由に楽しむことができた。ほかにも前輪を差し込むだけで自転車を立てることのできる新感覚のディスプレイスタンド「DSX-1」は多くの人が集まり「これは便利だ」と感嘆の声を上げていた。

ディスプレイスタンド「DSX-1」 Photo: Kenta SAWANO
前輪を差し込むだけで自転車を立てることのできる新感覚のディスプレイスタンド「DSX-1」ディスプレイスタンド「DSX-1」 Photo: Kenta SAWANO

セラ・イタリアのサドルずらり

たくさんのサドルが並ぶセラ・イタリアとその兄弟ブランドのブース Photo: Kenta SAWANO

 創業116年のサドルブランド「SELLE ITALIA」(セラ・イタリア)は、兄弟ブランドの「SPORTOURER」(スポーツアラー)、「NET」(ネット)を含め、圧巻のラインナップを展示。中でも注目は後部が2つに分割されたハイエンドモデル「SP-01」シリーズだ。実際に試乗車に取り付け跨ってみると、ぺダリングに合わせて、2つに分かれたサドル部分が絶妙にしなり、足を回しやすくなっている感覚があった。レールまでフルカーボンの「SP-01 TEKNO SUPERFLOW」はSサイズでわずか125g(Lサイズは130g)の軽さを実現。税抜き価格は5万4500円だが、軽量化と乗り心地を両立させたいライダーは見逃せないサドルだ。

後部が2つに分かれたセラ・イタリアの「SP-01」 Photo: Kenta SAWANO
「SP-01」はカーボンレールやチタンレールなど4種類をラインナップ Photo: Kenta SAWANO
Brytonのメーターは高機能、低価格で人気を集める Photo: Kenta SAWANO

 深谷産業が2017年から取り扱いを開始した台湾のGPS機器ブランド「Bryton」(ブライトン)も並んだ。高機能のライダー530からライダー310、ライダー10と3モデルが揃っている。ライダー530は80以上の機能を備え12項目を同時に表示でき、パワーメーターにも対応。シマノの電動変速システム「Di2」とのペアリングも可能だ。最も売れているという「ライダー310」は上位の530の機能をほぼ引き継ぎ、同時に表示できるのは8項目になっている。Di2、データアップロード時のWi-Fi接続は未対応だが、必要十分な機能を兼ね備えた1台だ。

広大な展示スペースにゆったりとブースが並ぶ「FUKAYA CYCLE FAIR 2018」
砂地と荒れた路面での走行性を良質させたIRCのシクロクロス用タイヤ「「シラクCX EDGE(エッジ)」 Photo: Kenta SAWANO
パナレーサーの軽量タイヤ「GILLAR」(ジラー)を一押し Photo: Kenta SAWANO

 タイヤメーカーは国内からIRCとパナレーサーが出店。IRCはシクロクロスシーズン終盤に合わせ、「シラクCX EDGE(エッジ)」を発売。砂地から草地、土まで対応できるようセンター部はダイヤで、サイド部にはコーナリング時やキャンバーで路面を捉えられるよう、サイドノブを配置している。実際に砂がメインで森も走る「シクロクロス東京」(2月10、11日開催)でもリリースされたばかりの同商品を投入する参加者が多かった。パナレーサーは軽量タイヤ「GILLAR」(ジラー)を一押し。700×25Cは170gを謳っていたが、実際に計量すると163gだった。

カラフルでシンプルなジャージが揃うフェルマルク Photo: Kenta SAWANO
「自転車ウェア界のユニクロ」を目指すという「FUNKIER」(ファンキア) Photo: Kenta SAWANO 

 自転車用ウェアは海外の2ブランドが注目。ベルギーの「Vermarc」(フェルマルク)は、今年もUCIワールドチームのクイックステップフロアーズ、ロット・スーダルなど5つのプロチームをサポート。プロチームのレプリカは受注生産となるが、カラフルでシンプルなデザインのジャージも男女とも揃っている。イスラエル発のウェアブランド「FUNKIER」(ファンキア)は、「自転車ウェア界のユニクロを目指しています」(担当者)というだけに高品質、低価格を実現。新素材も取り込んでおり、今後が楽しみなブランドだ。

SIDIから、クリストファー・フルームモデルも発売 Photo: Kenta SAWANO
ベロトーゼのMTB用シューズカバー(右)は通常より厚い 

 シューズメーカー「SIDI」はフラッグシップモデル「SHOT」の限定カラーが2種類登場する。ほかにもパーツとして販売されている、ダイヤルや、各パーツが展示。キメの細かいケアが根強い人気の理由だと感じられた。アメリカのシューズカバーメーカーの「ベロトーゼ」からは新たにMTB用がリリース。その生地はロード用よりも2倍分厚く、MTB用シューズのソールに合わせたカットが入っているが、ロード用ソールにも対応可のため、ロードバイクのレースでも使いやすいと現場で好評のようだ。

花粉対策「ナルーマスク」に新色

ナルーマスク「F5s」の新色とアームカバー Photo: Kenta SAWANO 

 最後に、これからの花粉シーズンに悩むサイクリストにお勧めな「ナルーマスク」。顔の形にぴったり添い、マスク部分のフィルターが花粉から守ってくれる仕組みだ。もっとも高機能なフィルターを装着した「F5s」に新色が追加されたほか、春にはアームカバーもラインナップするという。

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