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教えてヨーコ部長! ~女子のお悩み相談室~<11>サイクリストの友人から「荷物が多すぎる」と言われました

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旅に出られちゃいそうな荷物、もっていませんか? Photo: iStock.com/DavorLovincic

 数あるスポーツの中でもとくに男女差が大きいと言われるサイクルスポーツ。悩みや疑問が出てきても、身近に相談できる人がいなかったり、男性では聞きにくかったり…。そんな女性サイクリストのみなさんからの相談を、Facebookの大グループ『自転車女子部』を主宰している“ヨーコ部長”こと青木陽子さんがどーんと引き受けます。質問もどしどしお送りください!今回のテーマは「携行品」について。ついつい荷物が多くなりがちな女性に、ヨーコ部長が「これがあれば安心!」という必要最低限の装備を解説します。

◇         ◇

 月に1回程度、100km前後のサイクリングを楽しんでいます。嫌だった山もだんだん上れるようになり、自転車が本当に楽しくなってきたところです。

 最近、サイクリング仲間に荷物が多すぎるのではないかと言われました。たしかに荷物が多いと上りでは不利ですよね。速い人はほとんど荷物を持っていないようにも見えますが、何を持って行くのが正解なのでしょうか。

ハンドルネーム:MT(30代)

 みなさんノッてますか〜? ヨーコ部長です。

 わたしも子どもの頃から毎日遠足にでも行くのかと笑われるほど荷物の多いほうだったのでよーくわかります。ライドでも、バンドエイドから日焼け止めから何でもあれば安心だし、さらに各種スペアまで持っていきたくなるほうです。

 でもわたし自身、そんな「荷物多い子」から修行を重ねて軽装になってきて感じるのは、とくにロードバイクで獲得標高が多いライドの日は、荷物を絞り込むのが正義だということです。

 自分や自転車が軽いほど、ライドは格段にラクに、気持ちよくなります。自転車の軽量化にはすごくお金がかかるけれど、荷物の軽量化はあまりかかりません。ギリギリまで削りましょう!

基本の17アイテム

 そういうわけで、写真はわたくし部長が絞りに絞ってたどり着いた、標準的な携行品一覧です。見ればわかるものが多いと思いますがリストにしてみました。

部長のライド携行品。パンク修理周りのものは⑪のサドルバッグに収め、ドリンクボトルとサイクルコンピューターの他はすべてジャージやジャケットの後ろポケットに収納しています Photo: Yoko AOKI

ヨーコ部長の携行品リスト

①防水ポーチ(スマホ、銀行カードや現金、パンク修理キットなどをひとまとめにしてバックポケットに入れる)
②スマートフォン
③現金、銀行カード、緊急カード
④ワセリン
⑤クイックリンク
⑥パンク修理パッチ
⑦タイヤブート
⑧サイクルコンピュータ
⑨鎮痛剤
⑩ポンプ
⑪サドルバッグ
⑫スペアチューブ
⑬マルチツール
⑭タイヤレバー
⑮ボトル(夏場などは2本)
⑯ジャケット(天候に応じて)
⑰補給食(ライド内容によって増減)

 ①の防水ポーチは、Raphaの防水エッセンシャルケースを愛用しています。汗をかいてもお札がシメシメになることもなし! ②のスマホには、バックアップ用地図として、「GoogleMap」か「ViewRanger」というアプリで、走るエリアの地図をローカルにダウンロードしておきます。電波がない山の中でも安心。

 ④はクリーム容器に小分けしたワセリンです(リップクリームも一緒に入れてあるのでピンク色をしています)。リップとして、サドル痛に、擦過傷の一時カバーにと万能な一品。⑤はチェーン切れなどを起こした時にチェーンを繋ぐ部品。滅多に出番はありませんが、これまで数回これで自分や仲間が自走して帰れたことがあります。

 ⑦タイヤが破れてしまったときに裏からあてて応急処置をするための強力シール。お札を畳んで使ったり、布製のガムテームでも対応できますが、専用品もかさばらないのでいちおう。これまでに数回持っていてよかった、助かった!という経験があります。

 ⑨市販の鎮痛剤。何回か同行の仲間にあげたことがあります。⑩ポンピングに時間はかかるけれど、ポケットにおさまる小さいシンプルなものにたどり着きました。CO2はエコでないし、使い切ってしまったらお手上げなのでポンプ派です。柄の周りにガムテームを数周巻いておき、タイヤブートの代わりにしたり、パーツが壊れたときの応急手当に使います。

 ⑪サドルバッグもできればつけたくないのですが、小柄な女性はポケットも小さいので(泣)、このいちばん小さいタイプのものに、スペアチューブとツール、レバー、修理パッチなどは入れっぱなしにしています。⑬チェーンカッターが付いているマルチツールでは最も小さいタイプのもの。近場のライドなどではチェーンカッターのないもっと軽いツールにすることも多いです。

 ⑯予備の一枚はよっぽど短いライドや真夏でもない限り、自分はやっぱり削れないという結論に至っています。このRaphaのジャケットは70g程度と超軽量なのでお守り代わりに。

 あと、いま冬なのですっかり忘れていましたが、夏場の長時間ライドでは日焼け止めも持ちたいので、やはり極小クリーム容器に少し絞り出して携行しています。昔はファンデ的なものも持っていったりしていましたが、すっかりやめてしまいました。

緊急時連絡カードを忘れずに

緊急時連絡カードにはRaphaが無料で配布しているものを使用。名前、血液型、薬やシリコンアレルギーの有無、緊急連絡先、その他備考を書き込む欄があります Photo: Yoko AOKI

 緊急時連絡カードは以前は手作りしていましたが、今はRaphaが無料で配っているプラスティック製のカード(写真)に必要事項を記入して常に携帯しています。日本の場合は保険証のコピーなどもあるといいのではないでしょうか。

 これで、終日程度のライドまでならだいたい事足りるかと思います。どうでしょうか、参考になれば幸いです。ではみなさん、ハブ・ア・ナイスライド〜♪

◇         ◇

※ヨーコ部長にあなたの自転車に関する悩みを相談してみませんか? ml.sd-cyclist-info@sankei.co.jpまで、タイトルを「教えてヨーコ部長!」としてお寄せください。

青木陽子回答者 青木陽子(あおき・ようこ)

当サイトで『“自転車革命都市”ロンドン便り』も連載中のフリー編集者・ジャーナリスト。雑誌編集者を経て独立起業、日本の女性サイトの草分けである「cafeglobe.com」を創設し、編集長をつとめた。スポーツ自転車歴は18年目、12台の自転車を所有。Facebookで1200人近い女性メンバーが集う「自転車女子部」を主宰するほか、サイクルアパレル「Rapha」のアンバサダーでもある。ブログ「yokoaoki.com」を更新中

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