レースのDNAが融合した「スペシャリッシマ」ビアンキとフェラーリのコラボバイク「スクーデリア・フェラーリ01」 国内初公開

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 イタリアの自転車ブランド「BIANCHI」(ビアンキ)が1月16日、東京都内で会見を開き、同じくイタリアの高級自動車メーカー「フェラーリ」とコラボレーションしたロードバイク「BIANCHI FOR SCUDERIA FERRARI(スクーデリア・フェラーリ)01」(以下、SF01)を発表した。ビアンキの超軽量バイクのトップレンジ「スペシャリッシマ」が、フェラーリカラーの赤を纏ったスペシャルエディション。同モデルを皮切りに、第2弾のトライアスロンバイクの開発も2019年の発表に向けて進行中だという。

フェラーリとビアンキがコラボした「BIANCHI FOR SCUDERIA FERRARI 01」(左からRosso CorseとNero Setoso) Photo: Kyoko GOTO

動き出した「スクデーリアプロジェクト」

 ビアンキとフェラーリが契約を交わしたのは2017年7月。フェラーリが創業70周年を迎える記念の年に「スクデーリアプロジェクト」としてコラボモデルの開発プロジェクトが発足した。今後数年かけて様々なモデルの開発を進めていく予定で、その第一弾として「SF 01」が発表された。

会見で発表された「SF 01」(写真はロッソコルサ)。フレームは、フェラーリのボディー塗装に実際に使用されるカラーと同じ色を使用 Photo: Kyoko GOTO

 「SF 01」はすでに昨年開催された世界最大の自転車ショー「ユーロバイク」でお目見えしているが、日本では初公開。プロジェクトの序章を告げる「セレブレーションバイク」として披露された。ベースとなった「スペシャリッシマ」は、独自のカーボン繊維構造により振動を抑制する特許素材「Countervail」(カウンターヴェイル)を搭載した超軽量カーボンフレーム。特殊な構造の炭素繊維で作られたシートを通常のカーボンに積層させることで粘弾性を持たせており、従来のカーボンフレームと比較して振動を最大80%除去する。

ヘッドチューブに施されたフェラーリの「跳ね馬」 Photo: Kyoko GOTO
ダウンチューブには「SF」のロゴが描かれた。ホイールはSF特別グラフィックが施されたフルクラム・スピード40Cカーボンホイールセット Photo: Kyoko GOTO

 フレームのカラーは赤と黒の2色展開で、赤はフェラーリのボディーカラーの名称からとった「ROSSO CORSA」、一方の黒はシルキーブラックを意味する「NERO SETOSO」と名付けた。フェラーリのボディー塗装に実際に使用されるカラーと同じ色を使用。職人の手によってイタリアのビアンキ本社でペイントが施されている。シートチューブに描かれているビアンキロゴやラインもデカールではなく、すべてペイント仕上げというこだわりようだ。

ビアンキのチェレステカラーとフェラーリのレッドが1つになったマークがトップチューブに Photo: Kyoko GOTO
シートチューブに描かれたビアンキを象徴する鷲 Photo: Kyoko GOTO

 バーテープは高級感あるベルベット仕上げで、質感とともに振動吸収性も持たせている。SFのロゴが入ったフィニッシングテープでディティールも抜かりない。サドルはアスチュートのスペシャルフルカーボンモデル。フェラーリのカーボン製シートと同じ3Kカーボンを使用しており、94gという軽さを誇る。ホイールは「SF 01」の特別グラフィックを施したフルクラム・スピード40Cカーボンホイールセットに、F1のタイヤサプライヤーでもあるピレリのカーボンクリンチャーと、イタリアンブランドを組み合わせた。コンポーネントは、シマノ・デュラエースDi2とカンパニョーロ・スーパーレコードEPSの2バージョンから選べる。

アスチュートのスペシャルフルカーボンモデルフェラーリのコックピットと同素材を使用 Photo: Kyoko GOTO
ベルベット調で高級感とフィット感を両立させたバーテープ Photo: Kyoko GOTO

 ラグジュアリーサイクリング向けのモデルではあるが、ビアンキ担当者は「フェラーリ、ビアンキがコラボする以上、レースのDNAは外せない。ジオメトリーはエンデュランス向け、レースに使っても遜色ない」と強調した。なお「SF 01」は完全受注生産で、ビアンキ丸の内、ビアンキ表参道ヒルズの2店舗のみの展示・取り扱いとなる。

 今回のプロジェクト発足について、サイクルヨーロッパジャパンの髙橋聡・代表取締役社長は、「フェラーリの記念すべき年に以前のパートナーであるコルナゴからビアンキに変わったというのは非常に大きな出来事。130年以上の歴史がある当社にとって、フェラーリと一緒になって新しい時代の自転車を作れるのは喜ばしいことであり、名誉なこと」とコメントした。

サイクルヨーロッパジャパンの髙橋聡・代表取締役社長 Photo: Kyoko GOTO
フェラーリ・ジャパンのマーケティングディレクター・遠藤克之輔氏 Photo: Kyoko GOTO

 一方、フェラーリ・ジャパンのマーケティングディレクター、遠藤克之輔氏は「長い伝統をもつビアンキとコラボできることは日本だけでなく、世界的に大きな喜び。ビアンキとはパッション、テクノロジーという点で共通の価値観をもっている。日本国内で増えている自転車のファンと情熱を分かち合いたい」とあいさつした。

第2弾のトライアスロンバイクはF1がモデル

 さらに「スクーデリアプロジェクト」では第2弾としてトライアスロンバイクを開発中。コンセプトは「F1マシンのインスパイアを受けるエアロシェイプデザイン」で、担当者によると、ヘッドチューブとフロントフォークの空力性を追求するために、フロント部分から開発がスタートしているという。

「スクーデリアプロジェクト」で現在開発中のトライアスロンバイクのイメージ。ユーロバイクで一部公開された ©BIANCHI/FERRARI

 この他にも今後はMTB、電動アシストバイク(eバイク)、シティフィットネスバイク、キッズバイクなど各ジャンルでコラボレーションモデルを展開する予定。

■BIANCHI FOR SCUDERIA FERRARI 01(完成車)
フレーム重量:780g(サイズ55)
サイズ:47、50、53、55、57、59、61
カラー:ROSSSO CORSA(レッド)、NERO SETOSO(ブラック)
税抜価格:シマノDURAACE Di2モデル2,000,000円、カンパニョーロ スーパーレコードEPSモデル 2,200,000円

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