ウィメンズ・ツアー・ダウンアンダー第4(最終)ステージ與那嶺恵理は総合42位で完走 地元チームメートの勝利はならず「私も悔しい」

  • 一覧

 與那嶺恵理(ウイグル・ハイファイブ)が1月14日、オーストラリアで開催されている「サントス・ウィメンズ・ツアー・ダウンアンダー」の最終・第4ステージに出走し、区間64位・総合42位で4日間のレースを終えた。

最終ステージのクリテリウムを走る日本チャンピオンジャージを着る與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) Photo: Kei TSUJI

 最終ステージはアデレード中心街の東側の公園を周回する、46kmのクリテリウムレース。同日に行われた男子ツアー・ダウンアンダーの前哨戦レースと同じコースで、男子のレースに先行して開催された。

 與那嶺はステージ優勝を狙う地元出身のチームメート、アネット・エドモンソン(オーストラリア、ウィグル・ハイファイブ)のアシストとして走り、大集団ゴールスプリントの後方でゴールした。ステージ優勝はクロエ・ホスキング(オーストラリア、アレ・チポッリーニ)、総合優勝はアマンダ・スプラット(ミッチェルトン・スコット)と、ともに地元オーストラリアの選手が獲得した。

 下記に與那嶺のレース後のコメントを紹介する。

與那嶺恵理 第4ステージ後コメント

 一日ずつは長いかったけど、あっという間に最終日。

 そう、今日はアデレード市内のクリテリウム。そして、チームのミッションは、ステージ優勝。もうこれだけで、私は仕事ができるのか…と不安でいっぱいになる私。

 とはいえ、できるできない。ではなく、「やるしかない」のです。はい。

 レースは、2.3km を20周。コースは全て左コーナーで、ちょっと鋭角なコーナーが1カ所で、あとは特にテクニカルな場所はなく。レーススタートは、17:20からなので、午前中にチームで試走に行って、スタートまでのんびり過ごして、いよいよスタート。

 ゴール横にはVIPの観戦席まで作られていて、やっぱり男子と併催となると、すごいなあと感じます。もちろん、観客もすごい数でした!

 と、まあそこに飲まれることなく、私は苦手なクリテリウムをちゃんとできるのか、ただただ不安。いつもならそんなことしないのに、スタート5分前に待機させられている間に、(フロントギアを)インナーからアウターに入れようとして、チェーンを落とすという失態…。で、チームメートのオードレーが直してくれるという…。ほんと、すいません…。

 無事にスタート。そして、今日のレースで引退するアデレード出身の選手のために、みんなで最初の一周は、彼女の逃げを許し、引退を祝い、2周目からリアルスタート。

 基本的にステージレースのクリテリウムなので、4周おきに中間ポイントが設定されているものの、それ以外は、やはりGC(個人総合成績)をキープというレース運びに。逃げも起こることなく、中間ポイントでポイント争いで集団が伸びるのみ。チームのミッションは、中間ポイントは捨てていいから、最後のステージ優勝だけを狙いにいこうというのがミッション。

 2回目だったか、最後のスプリントのシミュレーションとして、一回みんなで隊列を組んでやっておこうとなって、私が一番前までみんなを連れて行って、UniSAの隊列の番手につけて、最終コーナーでみんなを送り込んで、ポイント獲得!

 そして、その次の中間ポイントは、チームから指示はなかったのですが、Nettie(アネット・エドモンソン)が一人で前に行って、最後に向けてイメージ作りのためかポイントを狙いに行ってたので、私も近くに行ってポジションを前に上げてあげようと思い、ついていったのですが、時すでに遅し。ホームストレートに入って、スプリントが始まってしまい、そのスピードについていくので精一杯。Nettieのちょっと後ろで、ごめん!!って思ってたら、スプリントポイント直前、Nettieの直前で大クラッシュ。

 彼女はクラッシュしなかったものの、ハスって、チェーン落ち。私は、すぐ後ろにいたので、バイクを渡す?って聞いたら、すぐ直す!ってバイクを降りて、チェーンを直すのを待って、Nettieを(集団まで)連れ戻した。

 でも、クリテリウムなので、すぐにニュートラルになって、ほっと一安心。そして、クラッシュした選手もテクニカルゾーンでバイク交換、待機して、またレースは継続。

 ふう。

 そう、ラストに向けて、位置取りと、無駄なエネルギーを使わないように。

 ああ、クリテリウムでリードアウトなんかやったっことないのに。と思いながらも、いつでもどこでも動けるように、常にチームメートの近くに。そして、Nettieの位置も確認。ラスト2周から集団が殺気立ってくるんですよね。

 リードアウトとかしたことないし、後ろまで下がって、引き連れて上がるような脚はないので、とにかく、自分より前にいるチームメートのところまで行って、そこからさらに一緒に前に行くのが間違いない。

 ラスト1周に入るところで、Nettieの前にうまく位置取りすることができたので、ついて来てって後ろを確認して、そこから一番前までラスト2コーナーの前までに隙間をぬって上がったのですが、はぐれてしまい…そのまま、ぶわーって来たスプリンタートレインに飲み込まれて、私は、見送ることしかできず…。

 それでも、Nettieは3位!!

 ああ、もっとうまくNettieだけでなく、スプリンター全員のトレインを組んで、うまく前まで連れて行ってあげれてればなあ。というのを、とても後悔しています。それは、できたのにやらなかった、ではなく、次はもっと上手くできるという感触もあったということです。

 ホームタウンの市内での、こんな大きなレースで優勝する。それはNettieにとって、とてもとても欲しい勝利だったに違いないだろうなあ。痛いほど気持ちがわかって、私も悔しかったです。しかも、これだけエーススプリンター級の選手がいるチームで、スプリントを任されるレースって年間で数レースしかないんだろうなと思って、ああ本当に全てのレースでチームメートの勝利のために取り組もう、そう思えたシーズン初戦でした。良い緊張感と高いモチベーションを常に感じさせられています。

 1週間、アデレードにステイしてから、次はメルボルンとジーロングで、レースです!

 シーズン初戦。新しいジャージと新しいチームでのレースを楽しみにしてくださっていた皆さん、いつも応援ありがとうございます!!

 今年もいろんなことが起こりそうな予感がすでにしますが、やることは変わらず、良いスタートが切れました!

 全てを力に変えて、與那嶺恵理は進みます!

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

UCI女子ワールドツアー 與那嶺恵理

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載