ツアー・ダウンアンダー2018ダウンアンダー前哨戦はサガンが勝利 圧巻のスプリントで観客を魅了

by 平井久美子 / Kumiko HIRAI
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 UCIワールドツアーの初戦「サントス・ツアー・ダウンアンダー」が1月14日、真夏のオーストラリアで開幕した。この日は、ピープル・チョイス・クラシックというクリテリウムレース、16日からスタートする本戦の前哨戦という位置づけだ。優勝を飾ったのは、スプリント勝負を制したペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)。日本の新城幸也(バーレーン・メリダ)は26位、別府史之(トレック・セガフレード)は85位でゴールした。

圧巻のスプリントでレースを制したペテル・サガン Photo: Yuzuru SUNADA

 1周2.3kmを22周、合計50.6kmで争われたこのレース。スタート直後、各選手がアタックをしかける。2周目に入ったところで別府、トム・ボーリ(スイス、BMCレーシングチーム)、ザック・デンプスター(オーストラリア、UniSA・オーストラリア)がアタックで抜け出した。

逃げ集団に入った別府史之 Photo: Yuzuru SUNADA

 さらに、マヌエーレ・ボアーロ(イタリア、バーレーン・メリダ)、ヨナタン・レストレポ(コロンビア、カチューシャ・アルペシン)もその3人を追いかけ、4周目に入ったところで5人の逃げ集団が形成された。5周目完了時のスプリントポイントは、別府とボアーロの一騎打ち。最終的には、わずかな差でボアーロがスプリント賞を獲得した。一方、メイン集団はボーラ・ハンスグローエやチームサンウェブをはじめ、各チーム隊列を組んで走っていた。

 10周目に入ると、ラクラン・モートン(オーストラリア、ディメンションデータ)とティム・ロー(オーストラリア、UniSA・オーストラリア)も追いつき逃げは7人に。

伸びのあるスプリントでグライペル、ユアンを追い抜くサガン Photo: Yuzuru SUNADA

 レースは、逃げ集団とメイン集団が一定のペースを保ったまま進んでいった。20周目完了地点に設定された最後のスプリントポイント付近で、徐々に逃げとメインの差が縮まりとうとう集団は1つに。3連覇を狙うカレブ・ユアン(オーストラリア)擁するミッチェルトン・スコット、サガン擁するボーラ・ハンスグローエが集団コントロールを始める。さらに、クイックステップフロアーズやロットNL・ユンボなども隊列を組んで前をうかがう。

 残り1周、各チームゴールに向けて抜け出しを図り混戦となる中、最後のストレートでユアンとアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・スーダル)がチームメートから発射されスプリントを開始。この時点で、ユアンとグライペルがリードし、サガンはその後ろに位置。しかし、ここから伸びのある走りで両者の中央から出てきたのはサガン。ロードレースファンを魅了する力強い世界チャンピオンのスプリントは今年も健在、優勝を飾った。

世界チャンピオンに相応しい勝利 Photo: Yuzuru SUNADA

 いよいよ16日から本戦がスタート。第1ステージは、スプリンター向けのステージだ。スプリンターの仕上がりや新チームでのトレインに注目が集まる。

ピープルズ・チョイス・クラシック結果
1 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) 1時間4分25秒
2 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・スーダル) +0秒
3 カレブ・ユアン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)
4 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
5 シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチーム・エミレーツ)
6 クリストファー・ローレス(イギリス、チーム スカイ)
7 サム・ウェルスフォード(オーストラリア、UniSA・オーストラリア)
8 エンリーコ・バッタリーン(イタリア、ロットNL・ユンボ)
9 パトリック・ベヴィン(ドイツ、モビスター チーム)
10 マーク・レンショー(オーストラリア、ディメンションデータ)
26 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +3秒
85 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +39秒

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