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「四国遍路にもつながる」、日台交流に期待四国一周サイクリング大使、一青妙さんが松山で「環島」の魅力語るトークイベント

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 「四国一周サイクリングPR大使」に就任した一青妙(ひととたえ)さん(47)が1月10日夕、愛媛県松山市で開かれたトークイベントに参加し、自転車で台湾や四国をぐるっと一周する「環島」の魅力を語った。

台湾のサイクリングブームの意味を語る一青妙さん=松山市(新山隆朝撮影)

 女優で歯科医、エッセイストとして活躍する一青さんは台湾人の父と日本人の母の間に生まれた。歌手の一青窈(ひととよう)さんの姉で、台北市で育ち、11歳から日本で暮らしている。

 2016年11月、「もう一つの祖国」台湾で、環島に初挑戦し、9日間かけて約1000kmを完走した。この体験を通して「台湾人」としての認識を深めたという。台湾では、2007年に公開された映画「練習曲」の大ヒットをきっかけに、自転車などで台湾本島を一周する「環島ブーム」が広がり、今では1日数百人が環島に挑戦しているという。ブームの背景には、台湾の戦後の歴史がある。日本統治時代の50年間、台湾の人々は「日本人」として教育を受け、戦後は国民党の一党独裁下、中国人としての教育が徹底され大陸のことを教えられた。

 一青さんは「学校で台湾という土地について勉強することはなかった」と体験を語った。1988年、李登輝政権発足後、民主化が進行。もっと台湾を知りたいという「認識台湾」への欲求が高まり、「中国人でなく、台湾人である」という郷土意識が育った。環島はそのシンボルであり、夢となった。一青さんは「環島を通して自分のアイデンティティを認識したいというの が根底にある」と話した。

 環島していると、沿道から盛んに声援が飛ぶ。「お互いが支え合って巡っている」という意識が定着したという。最近は徒歩が人気を呼んでおり、「四国遍路にもつながる」と述べ、日台交流に期待を寄せた。一青さんは昨年11月、「『環島』ぐるっと台湾一周の旅」(東洋経済新報社)を上梓。日本でもできる環島体験もつづっている。

産経新聞・愛媛版より)

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