ボランティアの協力でコース拡張砂浜を舞台に391人が快走した「シクロクロス千葉」 第2戦は3月4日に開催

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 千葉市のシンボル「千葉ポートタワー」がそびえ立つ千葉ポートパークで1月7日、シクロクロス千葉2017-2018第1戦が開催された。首都圏からほど近く、砂浜を走れるコースが人気を博し、今年は過去最多の391人がエントリー。シクロクロスのビギナーからC1カテゴリーの上級者まで、幅広い層がイベントを満喫した。

昨年に続き、千葉ポートパークを舞台に開催 Photo: Shusaku MATSUO

千葉県選手権も同時開催

 シクロクロス千葉の開催は今年で4年目。昨年から千葉ポートパークを会場に移し、海岸の砂地や芝生、雑木林などをダイナミックに組み合わせたコースが特徴だ。コースの設計、監修は女子チーム「レディー・ゴー・ジャパン」の監督であり、自らもシクロクロスレース経験が豊富な須藤大輔さんが務めている。

 最上級カテゴリーのC1は千葉県に登録する選手を対象にした千葉県選手権大会も兼ねて開催された。同クラスは重田兼吾さん(Team CUORE)が独走で優勝。千葉県登録である重田さんは同時に千葉県選手権大会にも勝利し、2年ぶりのタイトルを獲得した。重田さんは「去年、千葉県選手権で勝つことができなかったのでリベンジができました。砂浜区間が長くなったのが自分向きだった」と表彰の際に振り返った。

独走でC1を勝利した重田兼吾さん(Team CUORE) Photo: Shusaku MATSUO
千葉県に選手登録する重田兼吾さん(Team CUORE)は千葉県選手権も制した Photo: Shusaku MATSUO
砂浜区間ではバイクを担いでランニングする選手が多い Photo: Shusaku MATSUO

 前大会と比べて公園内で拡張されたコースの評判は上々で、C1カテゴリーを走った中曽佑一さんは「テクニカルなセクションでは技術も必要だし、砂浜ではパワーもランニング力も試され、全部が詰まったコース。道幅が広く、初心者でも走りやすいし、差がつきやすいので上級者も満足できる。速度が乗るのでロードレースのような駆け引きや抜き差しもあり、非常に奥が深いコースです」と評価した。同カテゴリーに参戦した小清水拓也さんも「バランスが良く、走っていて楽しいコースでした」とレース後に語った。

 また、東京都・お台場海浜公園を舞台に2月10日、11日に開催される「シクロクロス東京2018」のコースが砂浜が中心のため、トレーニングとして近場のシクロクロス千葉に参加したという声も多く聞かれた。

関東のレースで連携を

 横溝直樹大会ディレクターは「人の輪が全てです」と総括する。「昨年と同じ会場ですが、コースは広がっています。当初から構想はあったのですが、安全管理をする人員の確保などを考慮すると管理に限界がありました。ボランティアのみなさんには交通費のみの支給でお願いするしかない現状です。しかし、SNSでの募集を通じ、何人ものスタッフの方が声をかけてくれ、会場の拡大が可能となりました」と明かした。

砂浜では潮の満ち引きで乗車できる区間が出現 Photo: Shusaku MATSUO
公園のダイナミックな起伏がコースへと盛り込まれた Photo: Shusaku MATSUO
エナジードリンク「マッドクロック」のブースではカクテルが人気だった Photo: Shusaku MATSUO

 「関わるスタッフの人数も増え、また、長くお手伝いしてくれる方もいるので大会運営としての練度も上がっており、参加者の方にも還元できる体制となってきています。ボランティアの方々には楽しんでいただいていると思いますが、それだけではなく、これからどうお返しをしていくかが私の課題です」と続けた。

 今大会はAJOCC(日本シクロクロス競技主催者協会)に加盟しており、ランキングやポイントが反映される一方で、シクロクロス東京や前橋シクロクロス、湘南シクロクロスなどの関東で独立したレースを繋ぐ関東ランキングにもポイントが反映される。C1、CL1以外のポイント上位者は優先して前方からレースをスタートできる仕組みとなっている。

林を使ったテクニカルなセクション Photo: Shusaku MATSUO

 横溝ディレクターは「人が足りている大会は少なく、私も他の大会のお手伝いをしながら勉強し、意見交換を行っています。ご協力いただいている地元の方や、参加者の方々のために、より良い大会作りを行っていきたいと思います」と意気込んだ。シクロクロス千葉の第2戦は3月4日に同会場で開催される。

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