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中国経済産業局のサクラプロジェクト発進竹で自転車づくり、女性目線おもてなし 中国4県がサイクリングで活性化 

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 中国経済産業局が平成29年度から、自転車を活用して新たな観光関連産業の創出を目指す「Cycling(サイクリング)×(クロス)Life(ライフ)Project」(サクラプロジェクト)を本格的に展開し始めた。7~10月には中国4県で、地元サイクリストやプランナーらが地域資源を生かした自転車関連の新規事業について議論。提案された事業案は約20件近くに上り、来年2月には事業化を目指す5件の中身を発表、早ければ来年度中に新規事業が立ち上がる。

新規事業について議論で竹を活用した自転車・バンブーバイクも登場した (撮影 飯塚隆志)

 「サイクリストの聖地」として外国人からも脚光を浴びる瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)には27年だけで、国内外のサイクリスト約32万人が詰めかけた。急増する海外からの観光客のニーズが多様化するなか、中国経産局は、自転車によって観光需要を喚起できると判断した。

 サクラプロジェクトではITやデザイン、サービスやものづくりなど、様々な産業を掛け合わせ、付加価値の高いサイクリングビジネスやこれまでにない新たな自転車づくりなどを生み出し、地域活性化を目指す。

新規事業について発表する参加者ら=山口市(撮影 飯塚隆志)

 山口市では7月29日、「2020年、サイクリストであふれる山口・湯田温泉」をテーマに、訪日外国人向けメディアを展開する業者やレンタルバイクシステムに係わるIT事業者、地元の女性サイクリスト、サイクルショップを新たに起業する人、居酒屋の料理長など約30人が議論。地元の参加者全員が各自の事業計画を発表し、参加者同士が気に入った事業計画に投票して上位6つを選出、グループに分かれて各事業案に磨きをかけた。

 このときのイベントでは、地域資源の竹を活かした自転車づくり体験施設「バンブーハウス」、女性目線のサイクリング講習会とおもてなしサービスを提供する「ガールズビギナーズスクール」が賞に輝いた。同様のイベントは島根県飯南町、鳥取県大山町、広島県尾道市でも行われ、「里山」や「歴史」、「未来」といったキーワードで事業化できそうなアイデアを集約。新たに公募したアイデアを含め20件近くにのぼったアイデアを、中国経産局が専門家の意見を交えて議論して11月、事業化の可能性がある5件を決定した。

 これら5件については、アイデアを出した人が中心になって専門家の意見を聞きながら、事業計画を立案。来年2月には5件それぞれの事業内容や展開する場所、実現に向けたスケジュールなどを発表し、本格的に事業化に向けた取り組みを進めていくという。

  中国経産局流通・サービス産業課の稲原宏昭課長は「新規事業を行いたい人のネットワークづくりはできたし、事業化の可能性があるアイデアも5件集まり、成果はあった。今後、経産局としてどのような支援ができるかを専門家もまじえて煮詰め、事業化を支援したい。来年度中に事業化できるアイデアも出てくると期待できる」と話している。

新規事業について発表する参加者ら‖山口市(撮影 飯塚 隆志)

新規事業について議論で竹を活用した自転車・バンブーバイクも登場した (撮影 飯塚 隆志)

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